9月13日(日) 17:30~
平成21年松竹大歌舞伎 近松座公演 @北九州芸術劇場大ホール
●プログラム
一、坂田藤十郎お目見得 御挨拶
二、恋飛脚大和往来
玩辞楼十二曲の内 封印切 新町井筒屋の場
三、河竹黙阿弥 作
連獅子
↑漢字が連なってて、ぱっとみ何かのお経か何かのようにも見える(笑)
プログラムや音声ガイド貸出もやっているので、
私のような初心者にもあらすじが分かる御蔭で、
役者が何を言ってるか聞き取れないときも、面白いです。
ちょうどシアターガイド10月号に近松門左衛門のことが
載っていて、見てみたいと思ってました。
「日本が生んだ最高の劇作家」と呼ばれている方。
★封印切、
あらすじはプログラムに懇切丁寧に書かれていますが。
藤十郎さん演じる忠兵衛と、恋仲の梅川(壱太郎)の
恋愛Tragedyといったところ。
女の身請けの話とか、
お偉いさんから公金を預かって封を切る=死活問題的タブー。
そういったことは現代にはない、江戸時代当時のもの。
それはそれとして見るのも面白いです。
ちなみに今回は坂田藤十郎さん、親子三代での公演。
で、祖父と孫が恋人役。どんな気持ちなんでしょう(笑)
★連獅子も、
親獅子が子獅子を崖から突き落として、
それでも這い上がってきた子を育てるというスパルタ!?的内容で、
舞踊なので、後ろに並んでいる長唄や太鼓に合わせて
踊り舞うんですが、それぞれ赤と白の長い髪を振り回したりして、
獅子らしく、勇ましかったです。
●歌舞伎な雰囲気
私は、歌舞伎そのものもそうですが、見に来る
お客さんを含めた、なんというか、この和の雰囲気が好きです。
たとえば隣に座った老夫婦は二人揃って着物姿だったり。
役者に向かって、待ってましたとばかりに客席があげる掛け声とか。
ちなみに席は当日券で10000円~6000円の間。
昼間のKAKUTA1500円に比べたらそりゃ値は張りますが。
蛇足ですが、博多から1時間かかっちゃうので、せっかくだし
近松門左衛門って聞いたことあるし・・・
ということで甘い丘な小ホールから近松座な大ホールへと足を運びました。
外国人の学生もいました。そう、歌舞伎は日本の文化ですよね。
圧倒的多数は年配層ですが、日本人として日本の誇る文化に
触れられる場所です。敷居が高そうで、実は誰でも堂々と入れる空間だと
ステファニーは思います。
●配役
玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)
新町井筒屋の場
亀屋忠兵衛 坂田 藤十郎
丹波屋八右衛門 片岡 愛之助
傾城梅川 中村 壱太郎
槌屋治右衛門 坂東 彦三郎
井筒屋おえん 片岡 秀太郎
連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精 中村 翫雀
狂言師左近後に仔獅子の精 片岡 愛之助
修験者 中村 亀 鶴
村娘 中村 壱太郎
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