劇団四季コーラスライン2/7千秋楽@福岡シティ劇場

 

コーラスライン福岡千秋楽へ行ってきました。




【Cast】

ザック:深水彰彦 ラリー:影山徹 ダン:朱涛
マギー:和田侑子 マイク:斉藤洋一郎 コニー:大口朋子
グレッグ:武藤寛 キャシー:坂田加奈子 シーラ:増本藍
ボビー:道口瑞之 ビビ:上條奈々 ジュディー:鳥海郁衣
リチー:西尾健治 アル:松浦勇治 クリスティン:染谷早紀
ヴァル:石倉康子 マーク:三雲肇 ポール:田邊真也
ディアナ:熊本亜記 フランク:笹岡征也 ロイ:宮本聖也
トム:林晃平 ブッチ:吉田龍之介 ビッキー:橋本藍
ロイス:岩沢英美 トリシア:勝田理沙 


***


本当は「福岡シティ劇場」での最後の公演となるはずでした。 



このエスカレーターを上るとき
いつも、ドキドキわくわくしたものです。 


会場に入るのにあふれかえる人。
涙がこぼれそうになりながら、劇場へ入りました。
1つ1つが思い出に残る場所・・・
ロビーのソファーも売店のコーヒーも
パンフレットも、ガラス越しに見下ろす景色も・・・

5分前の音楽が流れたとき
席へ向かうのをためらうぐらい
胸が締め付けられました。

本来ならば、コーラスライン(以下ACL)は
客電が消え、真っ暗になった舞台上でダンサーが
踊りだす音からはじまります。
・・・のはずが、舞台が一瞬明るくなりました。

え?

そこには浅利代表の姿がありました。
「皆様にお詫びとご報告申し上げたいことがあります」
割れんばかりの歓声が聞こえました。
すごいざわめきと拍手が巻き起こりました。

劇団として結論を急ぎすぎた。
多くの意見が寄せられた。結果延長を決定し
4月以降、クレイジーフォーユー
エビータ・春のめざめ。そして8月には
児童招待公演としてはだかの王様と人間になりたがった猫をやると。 

ひとまずこの流れを見て9月以降の予定を決定します。
それまでは白紙とさせてください。
改装はおそらく必要となるので年内は休止になる可能性はあります
そのような話でした。
あとは業績の話やCFYは特に明るく自信がある。
四季を見たことのないひとに進めて欲しい。
そのような話をされていました。

必死でメモったのは完全に職業病(^^;

そして本当は最後になるはずだったACLが始まりました・・・。


・・・・・・・・・・・・・・

代表がいらっしゃるからでしょうか?
いつも以上に緊迫感のあふれる空気。
張り詰めた空間。
最初は、まだその前の発表が嬉しかったのと
戸惑いといろんな気もちが入り混じり
正直、舞台に集中することができませんでした。

でもそれも一瞬だけ。
この仕事がどうか とれますように
トリシアのソロである役者さんのブログを思い出して
すっと涙がこぼれてきました。
【オーディション中は自分からもう1人の自分に
どんどんいろんな言葉が投げかけられるんです】
そんなことが書いてありました・・

彼らが歌う曲はそれそのもの。

そしてat the ballet
からは「最後じゃないんだよ」と言い聞かせるものの
涙があふれてくるのです。

ディアナのソロ。Nothing♪
旋律は頭から離れません。
あきサンがいつも以上に力強く唄っていて
ああ、千秋楽だとふと思いました。

そう、劇場が最後ではなくなったけれど
この作品は千秋楽なのです・・・

ダンス10ルックス3は
コンプレックスを抱えている女の子には
痛いほど痛感させられる歌です。
ヴァルほどの整形は求めてないけれど(笑)
自分にコンプレックスを抱く女の子は多いはず。
だからこそ、この歌のパワーは
なんだか元気をもらえていました。

そしてキャシーの
The music and th mirror
「お願い あの生きてる世界へ返して」
それは舞台へかけるキャシーのダンサーとしての想いであり
「踊れたらつらい過去も消えるわ」
その声は心の叫びに聞こえました。

ザックに向かって
「あなたもファンや友達と同じことを言うのね」
と言った時正直・・ドキっとしました。
でもキャシーの必死の思いは
伝わってきて涙がとまらなかったのです。


ポールの独白のこの日もとても素晴らしく
ポールのほほに一筋の涙が見えた瞬間
もう涙はとまらなくなりました。
「息子を宜しくお願いします」そう父親の言葉を
言った瞬間のポールの顔はとても穏やかでした
だけど、言葉につまったポール。。

「大丈夫か?」とザックがいうまでの間が
とても長く感じました。。

痛々しい背中でした。
傷だらけに見えました。
いろんなことを抱えていたのじゃないかなと思いました。
でも、その後、みんなと共に
踊るポールは同様を隠していながらも必死に
次に進もうとしているように見えたのです。

怪我をして鎮静剤をもらったあと
コップを返すときも「ありがとう」というポール。
きっとやさしい人なのです。
だから両親への罪悪感なんかもあったのかもしれないなって
そういう風におもった千秋楽のポールでした。


そして「愛した日々に悔いはない」
大好きな名曲です。

踊れなくなったどうする?
そういったあとの台詞はやはり延長が決定したあとでも
心に響きました。
安定を望んでこの世界に入っていくる人はいない。
ディアナの台詞は響きわたりました。

死にかけている。
そう、だけどまだ「死んでない」んです。
ロングランの大作ではないけれど
まだ大丈夫!これから守っていくべき舞台が
空間がそこにあるかと思うとまた感慨深い気持ちになりました。

そしてザックはいいます・・・
「もし、今日でこの仕事をやめなくてはいけなくなったらどうする?」

ディアナが唄いだしたとき
涙がとまらず鳥肌がたちました・・・

この日本当にこの劇場が最後だったら
私はこの歌詞に劇場での思い出を重ねていたのではないでしょうか。


好きだからこそ命燃やしたこの日々に・・・


そうです。
いろんなことがありました・・・
だけど負けずにだって好きだから通いました。
たくさんの感動をもらいましたから。
元気も一生懸命やるためのパワーも。


この愛を胸に抱き 明日を生きよう

だからこそ、この延長の嬉しさを。
そしてなくなるって思ったときのあせりを
忘れちゃいけないのだと思います。
舞台が好き。ミュージカルが好き。
この大好きだという愛情を胸に抱き
明日からも頑張れと背中を押されている気がしました。

そしてまた舞台上の役者たちは
安定のないこの世界で
必死に生きています。
そして舞台の上ではその「役」として
その時代をその人の人生を生き抜いています。

生きた日々に悔いはない。

役者としても「役」としても。
そう感じました。

フィナーレのONEでは劇場中の割れんばかりの拍手に
ボロボロと涙がこぼれました。
久しぶりでした、こんなにこんなに拍手が聞こえたのは・・・
そして光り輝くキャストが幸せそうに見えました。
全28回お疲れ様でした。ありがとう。
そしてこれからもよろしく!と心をこめておくった拍手。

ONEを見ながら
私はやっぱりミュージカルが好きだと思いました。
遠征して大好きな人のイベントや観劇やLIVEにいくには
もちろん楽しいしこれからも続けていくと思います。
だけど。地元福岡で見るミュージカルが特別!
ひとめだけで 誰もが夢中さ
そのとおりです。もう夢中になりました・・・

言葉じゃいえない不思議な魅力。
その歌詞にうなずきました。

これからも地元福岡で
ミュージカルを見たいです。
延長決定は本当に喜ばしいことです。
ただし、最後の賭けであることは
みんなひしひしと感じたのではないでしょうか?

何ができるでしょう?
口コミ。
友達を誘う。
何でもやれることはやります!

だって生の舞台は生で見て
体感してはじめてその素晴らしさに気づくのですよ。
人がそこで生きていると事実は
その力はすごいことなのですよ。
見るんじゃないんです、「体感」してください。

改めて多くの大事なことに気づきました。
ACLに福岡シティ劇場に感謝をこめて。
拍手を送り続けました。。。

色々なことを抱えながらも
みんな生きているのです。
いろんなことを心に隠しながら生きているのです。
でも役者の生きがいは舞台にたつこと。
私の生きがいは舞台を見ること

そう思ったACL千秋楽でした。
満席の客席、人でにぎわうロビー。
ずっとこんな状況が続けば幸せなのにな~

 

2010年2月 7日 18:49  カテゴリー: ミュージカル 劇団四季 | コメント(0) |

コメントの投稿

カテゴリー
月別アーカイブ
最近の記事
えったん★プロフィール
NO MUSICAL!
NO LIFE!


えったん@
生まれも育ちも博多っこ。
情熱とフットワークの軽さ
で自由に生き抜いてます★

福岡シティ劇場杮落し「オペラ座の怪人」
その世界,スケール
音楽・・すべてに衝撃をうけ
ミュージカルにハマりました。

今では、東京や大阪などなど・・
頻繁に飛んでいっています。

人との出会いも作品との出会い
全てが「一期一会」
良い役者さん、良い作品。
出会うことで自分も成長したい
そぉ日々感じています。

レポというよりは・・・
個人的感想と覚書です。
「こういう楽しみ方もある」
と思っていただければ・・・(笑)
舞台の魅力を知ってもらえたら
なんて思っていますm(u_u)m
特に同世代に!!

ミュージカル以外にも
ストレートプレイ・小劇場
興味があれば足を運んでいます。