劇団サダリ 時計が止まったある日@コミセンわじろ
3月20日(土)18:30-19:30
戦争の時代に結婚をした夫婦が、離れ離れになり
それぞれの道を歩む悲しく、辛いお話。
戦争は悲しいものなんだ、繰り返しちゃいけないという
メッセージが、優しくも強く伝わってきました。
舞台のイラストや作画もよかったです。
絵心のある、
まるで粘土で固めたような凸凹感があって、一つ一つ手作りで作ったような、
丁寧さがありました。
シーンも一つ一つ、面白い。
中でも
・夫人が、満月の夜の夢のシーン、それに
・兵隊が、赤の血に染まる町を抱擁し、泣き崩れるシーン
おすすめです。まじで幻想的。まじで。
おとぎ話の中にいるようで、でも、生々しい戦争の実写真で
劇を締めくくっています。
たった4人の役者でしたが、とにかく飽きない。
一秒の無駄もない、濃い一時間でした。
劇の特徴だった、仮面も、よかった。
不思議なことに、同じ仮面なのに、役者のジェスチャーや
表現によって顔が変わっているように見えました。
ちなみに、子供のための演劇をする劇団サダリ、
そのために凝らしていた工夫が、とても参考になりました。
・内容は1時間でコンパクトにしている
・無言劇はむずかしいことばがいりません
体を分かりやすく動かして、そのしぐさもとても分かりやすい
・戦争はほどほどの生々しさに抑えている
などなど。
この原作は旧ユーゴスラビアの子どもたち自身が経験した
絵や文章を載せた本だそうです。
戦争のない、平和な世界を築こうというメッセージ、
我々も伝えていきたいですね。
大人でも、十分堪能できる、お勧めの一品です。
また日本に来てほしい!
***
作・演出:キム・ミンジョン
美術:オム・ジョンエ、キム・ミンジョン
照明:イ・ナグ
衣装:チェ・スンヒ
作画・イラスト:チョ・ギョンア
制作:劇団サダリ
協力:劇団風の子九州
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