お待たせしました!ついに3年ぶり、福岡アジア映画祭が復活します!
珠玉のアジア映画を取り揃えました!他では観る事の出来ないアジア映画をぜひ、観に来てください。
日時:2022年9月3日(土)~4日(日)
会場:アンスティチュ・フランセ九州・3Fホール(地下鉄・赤坂駅3番出口そば)
◎「あの庭の扉をあけたとき」日本/2022年/95分/監督:蜂須賀健太郎 ★ゲスト:蜂須賀健太郎監督
絵本「100万回生きたねこ」の佐野洋子による同名のファンタジー小説の実写化。主人公の少女・洋子と近所に引っ越してきたおばあさんの交流を紡ぐ作品。ドラマ「監察医 朝顔」で知られる加藤柚凪が主役の洋子を、松坂慶子がおばあさんを演じる。また、坂川陽香(AKB48)が中学生になった洋子、佐藤隆太が洋子の父親、酒井若菜が母親を演じている。
◎「合間にて…」 日本/2019年/68分/監督:中田圭 ★ゲスト:中田圭監督
ふと、故郷へ帰る事になった一人の女性。列車の時刻までの時間つぶしにさまよい始め…。つかの間の時に身を委ねながら、心の安らぎを取り戻していく女性の心象風景を、リアルにそして優しく静かな目線で描くフリースタイルなセッション・ムービー。主演は人気アイドルグループ・アイドリング!!!の元メンバーの女優・森田涼花。共演は「男水!」、「Please Please Please」など映画や2.5次元舞台で活躍の佐藤永典。監督は「非金属の夜」や「トリカゴ」、「中野JK 退屈な休日」で注目の中田圭。
◎「我が心の香港 映画監督アン・ホイ」好好拍電影 Keep Rolling
香港/2020年/119分/監督:マン・リムチョン(文念中)
香港映画の巨匠アン・ホイの驚くべきキャリアを探る、貴重なドキュメンタリー。人生は映画とともにー。香港の現在とこれまで、そして、これからも、香港のためにエネルギッシュに映画を撮り続ける。アン監督の作品と人柄について、ツイ・ハーク、ホウ・シャオシエン、シルビア・チャン、アンディ・ラウ、ジャ・ジャンクーなどそうそうたる中国圏の映画監督や俳優が語っていきます。
◎「モンマルトルパパ」 韓国/2019年/83分/監督:ミン・ビョンウ
★ミン・ビョンウ監督とのオンライン・ティーチ・イン予定。
高校の美術教師を定年退職した主人公は、長年の夢であったプロの絵描きになるために、フランスのモンマルトルに行く。いやいやながらも同行する妻と息子。描いた絵はいっこうに売れないが、それでも、毎日、路上で絵を書く。ちょっと変わった家族のユニークなロード・ムーヴィー。
◎「森の守り人 ~ イサムの場合 ~」インドネシア/2019年/ 53分/監督:中井信介 ★ゲスト:中井信介監督
インドネシアで、過去に違法伐採の仕事をしていたイサムは、環境NGO「FNPF」で働き、かつて自分が破壊していた森の再生に取り組んでいる。しかし、森での暮らしが息子に孤独を強いていることを気に病むイサムは再婚に向けて動き出す。
◎「インド日記 ~ガジュマルの木の女たち~」
インド・日本 / 2016年 / 上映版100分/監督:早川由美子
インドで出会った女性たちを記録した、映像旅日記。社会の最底辺で働く女性たちの団体・SEWAを取材し、彼女たちがビデオカメラを武器に、生活を向上させていく様子を紹介する。デリーのアジア女性映画祭では、イラン、インドの女性映画監督たちの素顔にも迫る。インドで出会った、パワフルすぎる女性たちに圧倒されよ!
【タイムテーブル】
9月3日(土)
10:30〜 「森の守り人 ~ イサムの場合 ~」※監督トークイベント
12:30〜 「インド日記 ~ガジュマルの木の女たち~」
※監督オンライントークイベント(予定)
15:00〜 「合間にて…」※監督トークイベント
17:30〜 「あの庭の扉をあけたとき」※監督トークイベント
9月4日(日)
10:00〜 「モンマルトルパパ」※監督オンライントークイベント(予定)
14:35〜 「我が心の香港 映画監督アン・ホイ」
16:50〜 「森の守り人 ~ イサムの場合 ~」※監督トークイベント
18:30〜 「合間にて…」※監督トークイベント
【前売券】コロナ感染予防対策のため、席数に限りがあります。まずメールにてのご予約をお願いいたします。
e-mail:faff@gol.com まで。
【予約申し込み必要事項】
①お名前(ふりがな)、②お電話番号、③券種(一般またはシニア)、④座席の枚数(席は指定席ではありません。)
【ご予約料金】
一般1400円、シニア1100円(年齢確認できる物を受付にてご提示ください)。
【お支払い方法】
当日、受付にてお支払い下さい。
当日料金は、当日1800円。(席に余裕のある場合のみの販売。なおご予約にて満席の場合は当日券はありません。)
【お問合せ】
福岡アジア映画祭事務局 電話090-9579-8051
博多活弁パラダイス番外編「片岡一郎、夢声を読む 」〜徳川夢声の短編小説「連鎖反応 ヒロシマ・ユモレスク」を片岡弁士が朗読〜
撮影:安達英利
8月12日(金)19時開演
会場 ブックスキューブリック箱崎店
木戸銭 予約2500円(当日3000円)※ワンドリンク付き
活動写真弁士・片岡一郎さん(44)による徳川夢声の短編小説の朗読会「片岡一郎、夢声を読む」を開催いたします。今回は朗読がメインの会です。「話芸の神様」と呼ばれた夢声ですが、文筆活動もしており、今回はその中でも異色の原爆小説「連鎖反応」を朗読いただきます。77年前の広島に思いを寄せる夜です。
※朗読の前には、ご挨拶代わりに短い活弁の実演(伊丹万作監督、片岡千恵蔵主演の「国士無双」)もやっていただきます。
原爆に遭った主人公が様々な幻惑を覚えながら広島を歩く、ただそれだけの話ではある。
物語に大きな起伏は無い。一瞬で目の前の景色も知人も失ってしまった現状が上手く理解できない人間がそこにあるばかりだ。
ユーモアを尊んだ無声は声高に原爆を非難するのではなく、原爆投下直後の広島をまるで紀行文の如く描いてゆく。何事も無いような文章がむしろ虚無の色合いを強める。夢声は原爆投下直後の広島を見ていない。入念な調査と長年培ってきた語りの技術で執念の様にしてヒロシマを幻視する。
今回、朗読いただく徳川夢声の短編小説「連鎖反応 ヒロシマ・ユモレスク」について、活動写真弁士の片岡一郎さんが書いた文章の一節です。夢声は、年下の親友を原爆で喪い、この小説を書いたと言われます。声高に反戦や反核を叫ぶわけではなく、非常にアイロニカルな作品ですが、それだけに、そこから何を感じ取るかは、読み手に委ねられています。片岡さんの声を通して私たちに届く夢声が描き出した広島はどんな姿をしているのでしょうか。
片岡さんはこの「連鎖反応」を<結果として夢声文学におけるある種の到達点を示す作品となった>と評しています(ちなみに夢声も元活動写真弁士です)。
※片岡さんの文章の全文はこちらのリンクからお読みいただけます→https://shimirubon.jp/columns/1684520
会の概要は、ブックスキューブリックさんのHPをご参照ください
http://bookskubrick.jp/event/8-12
活弁時代の徳川夢声
19時開演で、最初に片岡さんのご挨拶、そして、映画「国士無双」(1932年)を片岡さんの活弁付きで上映(「国士無双」は何度かリメイクされていますが、これは片岡知恵蔵主演の1932年版)。
本来は1時間超ある作品ですが、長らくフィルムが散逸しており、現存する中では最長となる24分版を上映。途中、フィルムが抜けている場面こそは、弁士の腕の見せどころ。往年の名作をお楽しみください。
活弁の後、短い休憩の後、この日のメインの朗読。朗読は約1時間、全体で約1時間強の予定です。
2022.08.12
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