劇ナビFUKUOKA(福岡)

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「インヘリタンス-継承-」 THE INHERITANCE
【2024年03月09日 】


オリヴィエ賞4部門、トニー賞4部門受賞!世界が感動した前後篇6時間半でつづる愛の物語、日本初演!
 
ローレンス・オリヴィエ賞4部門、トニー賞4部門を受賞し、ブロードウェイとウエストエンドを感動に包んだ話題作『インヘリタンス-継承-』が、熊林弘高演出で日本初演!本市出身でもあり、シェイクスピアやチェーホフなどの古典を斬新な現代劇に蘇らせるなど、その独創性から唯一無二の演出家として名優たちにも一目置かれる熊林。本作は、自身が納得した作品を選びぬく熊林が「これだけは」と自ら上演を切望した作品です。『インヘリタンス-継承-』は2015~18年のNYを舞台に展開するラブ・ストーリーで、1980年代のエイズ流行初期を知る60代、若い30代・20代の3世代のゲイコミュニティの人々を描きます。病気やマイノリティに対する差別や偏見を乗り越えて力強く生きる人々を描く本作に、いま語られなくてはならない物語を見出した熊林。キャスティングにこだわる熊林の指名を受けてたったのは、信頼篤き実力派の福士誠治、今後が期待される感性豊かな田中俊介、正反対の二役を演じる新原泰佑、そして柾木玲弥はじめフレッシュな若手俳優陣。また円熟味を増すベテラン勢、山路和弘、篠井英介などが顔を揃え、さらには熊林作品に欠かせない名女優・麻実れいが後篇のみ、クライマックスで登場するのも見どころです。NYのゲイコミュニティの人々が差別や偏見を乗り越えて獲得してきたものとは。自分らしく生きて愛することを未来にどう伝えるか…。世代を超えて語り継がれる、愛と自由を求める人々の物語が、コロナと戦争の時代に生きる我々の心にしみわたります。
※R-15指定作品

公式サイト

 

【あらすじ】
[前篇]
エリック(福士誠治)と劇作家のトビー(田中俊介)、初老の不動産王ヘンリー(山路和弘)とそのパートナーのウォルター (篠井英介)の2組のカップルを中心に物語は展開する。ウォルターは「田舎の家をエリックに託す」と遺言して病死する。トビーの自伝的小説がヒットしてブロードウェイで上演されることになるが、その主役に抜擢された美しい青年アダム(新原泰佑)の出現により、エリックとトビーの仲は破たんする。しかしトビーはアダムにふられ、彼にそっくりのレオ(新原泰佑 二役)を恋人にする。一方、リベラルと保守の両極のようなエリックとヘンリーが、ふとしたことから心通わせる。エリックは、ウォルターの遺言の「田舎の家」が、エイズで死期の近い男たちの看取りの家となっていることを知る。
[後篇]
エリックとヘンリーが結婚することになり、ジャスパー(柾木玲弥)ら古い友人たちとの間に溝ができる。結婚式に、トビーがレオを伴って現れる。レオを見て顔色を変えるヘンリー。トビーは式をぶち壊して失踪する。トビーに捨てられHIVに感染し行き場をなくしていたレオをアダムとエリックが救う。レオを「田舎の家」に連れて行くと、そこには男たちに寄り添い続けたマーガレット(麻実れい)がいて、この家で起ったことを語り始める…。ウォルターの遺志を継ぐ決心をするエリック。レオは彼らの物語を書き残していく。

公演日程

3月 9日(土) 13:00開演(前篇)
3月9日(土) 18:00開演(後篇)

※開場は開演の30分前

会場
J:COM北九州芸術劇場
中劇場
チケット料金
全席指定


【前後篇セットチケット】

一般
13,000円

ユース
7,000円(25歳以下、要身分証提示)

ティーンズ
2,700円(15~19歳、要身分証提示、枚数限定)


【前篇/後篇シングルチケット】

一般
8,000円

ユース
4,500円(25歳以下、要身分証提示)

ティーンズ
1,500円(15~19歳、要身分証提示、枚数限定)

※本公演はR-15指定のため、15歳未満の方の入場、チケットのご購入はご遠慮いただいております。
チケット発売

KICPACメンバーズ先行予約

2023年12月 9日(土) 10:00 〜

チケットクラブQ先行予約

2023年12月16日(土) 10:00 〜

一般発売開始

2023年12月17日(日) 10:00

チケット取扱
マシュー・ロペス E・M・フォースターの小説「ハワーズ・エンド」に着想を得る
演出
熊林弘高

1977年生まれ。北九州出身。高校卒業後TPT(シアタープロジェクト・東京)に加入、デヴィッド・ルヴォー、ロバート・アラン・アッカーマンら世界的演出家の薫陶を受け、2002年ストリンドベリ作『火あそび』で演出家デビュー。2010年、東京芸術劇場にて上演したジャン・コクトー作『おそるべき親たち』(佐藤オリエ、麻実れい、中嶋朋子、中嶋しゅう、満島真之介)の演出で圧倒的な評価を受け、毎日芸術賞千田是也賞を受賞、作品は文化庁芸術祭演劇部門大賞を、主演の麻実れいが読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した。TPT解散後フリー。
勉強会から始め、深く戯曲を読み込むスタイルで1作1作を丁寧に演出する。選び抜いた作品を年1作品のペースで演出し、寡作の演出家として知られる。名だたる名優から今後を嘱望される演出家のホープ。東京芸術劇場とは 2015年『狂人なおもて往生をとぐ』(福士誠治、緒川たまき、門脇麦ほか)、2016年チェーホフ『かもめ』(満島ひかり、坂口健太郎、中嶋朋子、田中圭、佐藤オリエほか)、2018年シェイクスピア『お気に召すまま』(満島ひかり、坂口健太郎、満島真之介、温水洋一、中村蒼、中嶋朋子ほか)、2021年『パンドラの鐘』(門脇麦 金子大地 松尾諭 柾木玲弥ほか)等。2022年1月には日生劇場『INTO THE WOODS』でミュージカル初演出。
出演
福士誠治、田中俊介、新原泰佑、柾木玲弥、百瀬 朔、野村祐希、佐藤峻輔、久具巨林、山本直寛、山森大輔、岩瀬 亮 /篠井英介 /山路和弘 /麻実れい*
*麻実れいは後篇のみ
主催
企画制作/東京芸術劇場

主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
お問い合わせ

J:COM北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655(10:00~18:00)

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