オリヴィエ賞4部門、トニー賞4部門受賞!世界が感動した前後篇6時間半でつづる愛の物語、日本初演!
ローレンス・オリヴィエ賞4部門、トニー賞4部門を受賞し、ブロードウェイとウエストエンドを感動に包んだ話題作『インヘリタンス-継承-』が、熊林弘高演出で日本初演!本市出身でもあり、シェイクスピアやチェーホフなどの古典を斬新な現代劇に蘇らせるなど、その独創性から唯一無二の演出家として名優たちにも一目置かれる熊林。本作は、自身が納得した作品を選びぬく熊林が「これだけは」と自ら上演を切望した作品です。『インヘリタンス-継承-』は2015~18年のNYを舞台に展開するラブ・ストーリーで、1980年代のエイズ流行初期を知る60代、若い30代・20代の3世代のゲイコミュニティの人々を描きます。病気やマイノリティに対する差別や偏見を乗り越えて力強く生きる人々を描く本作に、いま語られなくてはならない物語を見出した熊林。キャスティングにこだわる熊林の指名を受けてたったのは、信頼篤き実力派の福士誠治、今後が期待される感性豊かな田中俊介、正反対の二役を演じる新原泰佑、そして柾木玲弥はじめフレッシュな若手俳優陣。また円熟味を増すベテラン勢、山路和弘、篠井英介などが顔を揃え、さらには熊林作品に欠かせない名女優・麻実れいが後篇のみ、クライマックスで登場するのも見どころです。NYのゲイコミュニティの人々が差別や偏見を乗り越えて獲得してきたものとは。自分らしく生きて愛することを未来にどう伝えるか…。世代を超えて語り継がれる、愛と自由を求める人々の物語が、コロナと戦争の時代に生きる我々の心にしみわたります。
※R-15指定作品
【あらすじ】
[前篇]
エリック(福士誠治)と劇作家のトビー(田中俊介)、初老の不動産王ヘンリー(山路和弘)とそのパートナーのウォルター (篠井英介)の2組のカップルを中心に物語は展開する。ウォルターは「田舎の家をエリックに託す」と遺言して病死する。トビーの自伝的小説がヒットしてブロードウェイで上演されることになるが、その主役に抜擢された美しい青年アダム(新原泰佑)の出現により、エリックとトビーの仲は破たんする。しかしトビーはアダムにふられ、彼にそっくりのレオ(新原泰佑 二役)を恋人にする。一方、リベラルと保守の両極のようなエリックとヘンリーが、ふとしたことから心通わせる。エリックは、ウォルターの遺言の「田舎の家」が、エイズで死期の近い男たちの看取りの家となっていることを知る。
[後篇]
エリックとヘンリーが結婚することになり、ジャスパー(柾木玲弥)ら古い友人たちとの間に溝ができる。結婚式に、トビーがレオを伴って現れる。レオを見て顔色を変えるヘンリー。トビーは式をぶち壊して失踪する。トビーに捨てられHIVに感染し行き場をなくしていたレオをアダムとエリックが救う。レオを「田舎の家」に連れて行くと、そこには男たちに寄り添い続けたマーガレット(麻実れい)がいて、この家で起ったことを語り始める…。ウォルターの遺志を継ぐ決心をするエリック。レオは彼らの物語を書き残していく。
3月 9日(土) 13:00開演(前篇)
3月9日(土) 18:00開演(後篇)
2023年12月 9日(土) 10:00 〜
2023年12月16日(土) 10:00 〜
2023年12月17日(日) 10:00
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