月夜にトランクを抱えた男が語る、
悪魔に魂を売ったファウスト伝説

日本の小劇場界の草分けである自由劇場を経たのち、古典歌舞伎に現代風の新演出を加えた”コクーン歌舞伎”を生み出すなど、小劇場演劇第一世代のリーダーとして活躍を続ける串田和美が北九州に初登場！
2020年春に串田がSNSで発信した「みなさん　突然ですが、一人芝居をやってみようと思い立ちました」という言葉をきっかけに、公園の小さな四阿で上演された作品です。
距離を取らなくてはならない、大声で話してはいけない、人に触れてはいけない・・・様々な制約の中で、舞台美術、照明、音響、制作、劇場・・・すべてをそぎ落として、串田は観客と向かい合いました。配信が多くなる中、あくまでライブにこだわり、観客とともに作り上げることにこだわり、たったひとりで進めたこの企画は、非常に多くの反響を得ました。
今だから生まれた、新たな『ファウスト』の物語。究極にシンプルで根源的な作品をどうぞお楽しみください。