大地と海がたどった数億年を旅する壮大な叙情詩

主にフランスと日本を拠点とし、その洗練された肉体と造形の美しさで世界40ヵ国以上で活躍する舞踏カンパニー・山海塾。主宰の天児牛大は一貫して舞踏を「重力との対話」と捉え、「誕生」「死」といった普遍的な人間の内的本質に迫る作品は、国内外で高い評価を受け続けています。
『海の賑わい 陸（オカ）の静寂－めぐり』は2015年に北九州芸術劇場でワールドプレミアを迎えた後、東京、フランス、シンガポール等国内外で上演されてきました。初演から9年の時を経て、リ・クリエーション作品として北九州に再登場します。
ウミユリの化石をかたどった壁がそびえ、静かに水盤が上下する。太古から現代まで、生まれては消えてゆく小さな生命、大地と海がたどった数億年を旅する壮大な叙情詩―日本のみならず世界中で揺るぎない評価を得る山海塾の世界をどうぞお楽しみください。

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