混沌とした、ある一夜のパーティーの物語

結成12年目を迎え、2年ごとの本公演のほか、リーディング公演など毎年何らかの活動を行うことを目標に、自分たちのペースで北九州で着実に演劇活動を続ける大体2mm。新作公演は、メンバーである飯野智子の演劇生活30周年を記念して主宰であり夫の藤原達郎が書き下ろした、ある女の引っ越し祝いパーティーの物語。
大体2mmでは、生活環境の変化で演劇活動・作品づくりに関わりづらくなってしまった方々にも、なんらかの形で関わっていただきたい、生活の一部に演劇を取り入れることで豊かさを感じてほしいとの思いから、稽古に参加できる時間や距離などの制約を逆手に取った独自の手法を見出し作品を創作。今回は飯野のお祝いに、これまで北九州演劇界を賑わせた人々も登場！？
多彩な顔ぶれも交えた奇妙なパーティーの一夜を、どうぞお楽しみください！

あらすじ

高層マンションの一室。女たちがカードで遊んでいる。今日は引っ越しのお祝い。
はしゃいでいると、近隣の住人からクレームをつけられる。
奇妙な空気になった部屋に、状況を一変させるニュースが飛び込んでくる。

「私が主役なの。私のためにみんな集まったんじゃない。聞きなさいよ、私の言うこと」

ある一夜の奇妙なパーティーの物語。