北九州市民で結成した期間限定劇団、演劇に挑戦！
北九州劇場では開館当初より、地域の表現者や市民との作品創作を継続して実施しています。次世代の表現者の発掘や育成に取り組む「シアターラボ」では、市民と期間限定の劇団を結成し、公演までの創作過程を実践的に学ぶ講座を実施してきました。
劇場が20周年を迎える今年度は、劇場のローカルディレクターでもあり、それぞれの劇団活動をはじめ全国で様々な活動を行う泊篤志・守田慎之介の2名が市民との期間限定劇団を結成し演劇作品を創作します！
公募で集まったメンバーとともに、出演者のエピソードも交えた新バージョンとして創作。2本立てで連続上演します。

【「もやもや 2 週間」 作・演出:泊篤志】

教育実習の先生がやって来た２週間に巻き起こる淡い恋模様。
結婚とは？人生とは？高校生たちを中心に、その親、先生、先生の家族、教育実習の先生、その友達、友達の勤め先など様々な「もやもや」した２週間を、爆発した工場の煙と共に描きます。
出演者のエピソードも交えながら老若男女の面々が甘酸っぱい作品をお届けします！

【「やじろべえ。」作・演出:守田慎之介】

穏やかな春。桜色の風。
憂鬱な日曜の昼下がり、恭平は赤い自転車に乗って旅に出る。いつもの通学路を踏み外すだけの旅。
自転車を漕ぎながら、小学校3年生の夏休み前の終業式のこと、初めて家出した日のことなど、子どものころの思い出が次々に蘇ってくる。
あてどない自転車の旅は、いったいどこにたどり着くのだろうか。