千日回峰行達成者に
取材した
話題の新作

「落語で伝えたい想い」と銘打った新作落語も今回で6回目。
今回は最も過酷な修業といわれる千日回峰行がテーマ。千日回峰行達成者に取材した話題の新作です。千日回峰行とは比叡山で７年間にわたって行う修行。
比叡山中などを巡礼しながら地球1周分の約4万キロを踏破するという荒行。「人間が生まれながらに持つ煩悩、それが業なら、それと向き合わせてくれるのが行。聞く人には自分の人生に重ねてもらいたい。聞き終わって心の中が温まる落語です」

＜公演は延期になりました。
延期の日程、払い戻しについては「劇ナビニュース」をご確認ください。＞

複雑な現代社会と人間関係、仕事の難しさ、家庭との向き合い、将来への不安。あらゆる迷いや悩みの中で、自分はそれらとどう向き合えばよいか?人から見れば幸せかも知れないが、何かが満たされない。どことなく人生が息苦しい。生きることへの違和感が捨てきれない。昨今、そんな生きづらさを感じる方々は少なくありません。

今作は、千日回峰行を満行された大阿闍梨への取材で得た知識とともに、私が大切にしてきた言葉をふんだんにちりばめた、なかば厳しくも、結びで心温まる物語です
お聴きいただいた後、少しだけでも皆さんの心が軽くなっていることを心から願っております。

三代目・桂春蝶（かつら　しゅんちょう）