~二人しかいない大衆劇団、そこに一人の主婦が入団することで始まる物語~
①主婦:プロゴルファーの嫁。旦那、若い女性?と浮気中。30歳になる息子、自立できてない。
②座長:酒癖わるし。団員(座長の嫁含む)を酒に酔って追い出してしまう。腰を痛め、殺陣も以前のような切れなし。
③団員(女性):本当は いいとこの娘。不幸な身の上(真っ赤な嘘)を語る。バレエを武器にハリウッドのオーディションを受けた経歴あり。→失敗。
-------「Are you in pain? Thats all matters.The rest is fantasy.」(Limelight)-----------
最近、人の挫折話なんかを聞く事が多くなりました。
僕も もうそれなりの歳になってしまいましたから、人それぞれ普通に生きてても なんやかんやあるのだなとやっと分るようになってきました。
過ぎてしまったからこそ話せる話もありますし、痛みの中に強さを感じる事もあれば、強すぎる痛みを感じる事もあれば、隠しているからこそ感じる痛みなんてのもあります。
僕なんかは 挫折ばかりの人生なので、人に挫折話を聞かせようと思ったら、「なにからお持ち致しましょう?軽めの奴から用意致しましょうか?あ、軽めの奴しか置いてないんだった~。」てな感じで 板前よろしくエプロンで手を拭いてしまいそうです。
よく行く飲み屋のお姉さんは かわいい娘を見ると、「挫折は早めに知っといた方がいいよ~。」がほぼ口癖です。
余りの口癖っぷりに理由を聞くと「友達で人生で振られた事がない程可愛い子がいて、人生最初の失恋ですんごく落ち込んだ。」との事。ただ小学生相手に 心配してたりするので、「余程何かあったんだな・・・。」というのと、御本人も素敵な方なので「ひょっとして・・・」って感じです。
イケメンもイケ女もそれはそれで さごかし大変なんでしょうね。
・・・・その大変さ 所詮僕には わかりませんけど、何か?・・・。
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~ライムライト~では、不況下での挫折感を 愛し、支えあう事で克服していきます。
~あとは野となれ山となれ~の主婦は 家庭での挫折感、逼塞感を家庭を離れ好きな事をすることで克服していきます。実際の演技もスポットライトを浴びる度に若く生き生きとしていきます。
座長は 主婦の熱意に動かされ、新しい戯曲の執筆にとりかかります。そして 舞台上でスポットライトを浴びて見事な殺陣を披露します。
団員は やはり未練があるのか、スポットライトを浴びて見事なクラシックバレエを披露します。それでも 前向きに大衆演劇に取り組みます。
三人はそして・・・。
挫折や苦しい時に なにを一灯として歩きますか?愛ですか、夢ですか?あとは野となれ山となれですか?
スポットライト浴びてますか?
・・・「もちろん僕は浴びてませんけど、何か?」
『人生を恐れてはいけない。人生に必要なのは、勇気と想像力と・・・・ほんのちょっぴりの金だ。』(Limelight)
JFK(かの有名な大統領、もしくは阪神黄金期の勝ちパターンでの投手リレーの略)とか、FSH(卵胞刺激ホルモン、もしくは福岡ソフトバンクホークスの略)、SBM(ソーシャルブックマーク、もしくは福岡ソフトバンクホークスの昨年までの勝ちパターンでの投手リレーの略)とかならわかるんですけどね。
SDNというグループに至っては、一度も拝見することなく「全員卒業」だそうです。
高校の時、入学以来一度も登校した事がないクラスメートがいましたが、突然、彼の退学を担任の教師から聞かされた事を思い出しました。
・・・人生色々ですよね・・・。
さて、ここのところ能ブームです。
能楽師というと俗に「中年以上の方。」というイメージがありますが、ちゃんと?若手がいます。
もちろん芸事でしょうから、人生の円熟味が増せば増すほど、演技の円熟味も増すというものなんでしょう。
けど、今回は ビジュアル&フレッシュさ重視です。
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一時期 福岡ソフトバンクホークスの2軍戦の試合をよく見に行っていました。
ホークスの2軍戦は、雁ノ巣球場という所でやっていて 海も近く、なにより野外球場なので昔ながらの野球観戦ができるのです。
当時 川崎宗則選手が ルーキーで坊主頭で高校球児よろしく駆け足でショートのポジションにつき、溌剌とプレーする姿に、将来のホークスを任せるのは、彼しかいないと感じたもんですが、はたして実際そうなったもんですから嬉しいものです。
1軍スタートは、今のような1番スタメン・ショートではなくサードの守備固めだったのですが、ドームで初めて、彼の姿を見たときはあたかも自分が育てたような気持ちと応援する気持ちと1軍入りを喜ぶ気持ちでなんとなく胸が熱くなったもんです。
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果てしなく前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介したいのは、能楽師 多久島 法子さん。お父さんも能楽師でいらっしゃいます。動画を見ればわかってもらえますが、非常に可愛らしい方です。
演技は、仕舞(能の一部を素で舞う事)を一度見たことがあります。小柄な方ですが、舞台では、大きく見えます。凛とした表情で機敏に若々しく舞う様は、とても清々しく見えます。
11月26日(土)に、大濠能楽堂で独立披露能がありますが、楽しみにしています。
演目は、石橋(しゃっきょう)。ちらしを見てもらえばわかりますが、衣装が ド派手です。
そもそも、能は 地味だと思われていますが、衣装等は、結構派手です。
能楽堂のはりつめた空気の中、衣装、謡、お囃子の調子、舞、総べてにコントラスト?を感じます。もっぱら、そのコントラスト?に惹かれています。能の奥深さ、まだまだ さっぱりわかりませんが、楽しんできたいと思っています。
よろしければどうぞ。
多久島法子さん メッセージ |
ずいぶん、久しぶりになってしまいました。すみません。
「芸術の秋」。
例年であれば、この言葉ほど、自分から遠く感じる言葉はないと思ってますが、今年は「頑張って見て、頑張って書きたい。そして なんだかアーティスティックに見られたい。」と 今のところ思っています。もう 秋も後半なんですけどね・・・。
先日の日曜日、岡垣サンリーアイで狂言を見てきました。
福岡県民文化祭の一環で 野村 万禄さんの特別公演があったのです。
数日前 事務所で、劇団「14+」(fourteen plus)の主催で、演出家、女優である中嶋さと さんとご挨拶したのですが、この日は司会でいらっしゃていて格好がフォーマルであったので てっきり別人だと思ってしまい なんとなく気まずい思いをする場面がありました。
それにしても 美人さんは どんな格好をしても美人さんですね。それで劇団「14+」(fouteen plus) 12月 公演だそうです。楽しみですね。
・・・すいません・・・狂言でしたね・・・。
ええと 演目は 「盆山」、「垂水峠の河童」、「棒縛」の三つでした。中でも「垂水峠の河童」は 新作能との事で楽しみにしていたのです。
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「お笑いブーム」の頃、僕も「お笑いバトル」・「M-1」なんかをずっと見ていました。なかでも「コント」が大好きで 台本の出来・不出来、盛り上げ方、芸人さんの演技力にやられていた訳です。
なかでも 東京03さんのコントが大好きで、「常識的な人」・「その反対側にいる人」・「その中間?にいる ずれた人」みたいな構成で織り成す人間模様みたいなコントが大好きだったのです。
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さて「狂言」ですが、僕は なんとなく 「コント」から そう遠くないところにあるんじゃないかと思っています。
ただ 僕が普段見ているコントよりは 「芸術?芸能?」の度合いが高いと感じます。
狂言は 「間が長く」・「オチが弱そう」・「お約束があって わかりづらい」・「言葉がわかりづらい」と感じて つまらなそうと思っていました。
でも実際見てみると 「間が長い」のも 掛け合い漫才みたいなものとは、しっかり別モノと自覚すれば気になりません。まあ、そもそも別モノですし、舞台全体を絵的に見れば なんとなく美しく感じてしまいます。
「オチが弱そう」なのも笑うだけではない 何か意味みたいなものが含まれていたりするそうです。
例えば「盆山」では 盗人が色々な動物のまねをする所がありますが、最後 鯛の物まねがオチですが、「目出度くてで 演技のいいもの」→「鯛」でオチということだそうです。
「お約束・言葉のわからなさ」もそれを補う技術?の美しさみたいなのがあります。
僕は 狂言をたくさん見た訳では ありませんが、「棒 縛」の謡(うたい)(歌ね。)や舞がとても好きなのです。素敵です。
それもそのはず 僕は狂言師というものがあるものだ思っていて 能楽師とはべつモノだと思っていましたが、正しくは 能楽師 狂言方だそうです。
知ったかぶりして 人に言わなくて良かった。
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