2009年9月
ミュージカル ダンス・オブ・ヴァンパイア
9月7日(月) ダンス・オブ・ヴァンパイア @博多座


私的には

ダンス・オブ・ヴァンパイア = 
     幻想 x エロス x ヴァンパイアダンス。


●ヴァンパイア
 生きた人間の生血を吸って殺してしまう。
   殺された人間は吸血鬼として蘇る...

 コメディ調にも関わらず、ひや~っとします。

 このミュージカルの原作は「ロマン・ポランスキーの吸血鬼」(1967年)
 だそうです。

 吸血鬼って、一昔前に映画やドラマなんかで、流行ってたみたいですね。
 懐かしく感じる人もいるようで。



●ステファニー的見どころ
 
 赤いドレスで踊り狂う、サラ役の知念里奈ちゃんは官能的で釘づけでした。
 ダブルキャストの大塚ちひろも見てみたいな。

 クロロック伯爵の化身役のヴァンパイア・ダンサー、新上裕也さんも
 月の影で、すんごい幻想的なステップを踏んでて素敵。
 東京では森山海次さんが出演だそうで、それも見たかったなあ。

 ミュージカルながらにして、ダンスがほんとに良かった。
 一種の芸術性を感じました。
 ただ演劇全体でダンスが良かったというよりは、私的には上の二人でした。

 見どころの続き、last but not least, 人気俳優の山口祐一郎、
 クロロック伯爵役。声量が大きくて響きますね。女性のファンも多いです。

●ストーリー
 ある若い女、サラが吸血鬼に恋をして、お城まで行ってしまう。
 彼女に恋する若者、悪者から彼女を救い出そうと、追いかける。

 そして最悪な結末が待っている。。

   しかし私的には予想できすぎる結末。。


●一筋縄にはいきません?

 吸血鬼っていうと、EVILなイメージ。でもヴァンパイア・ダンサー
 の踊る月夜のシーンで、クロロック伯爵が歌う歌を聞いてしまうと
 そう単純に片付けられなくなります。

  自由にもなれず 燃え尽きることもできず
  天使でも悪魔でもない
  なのに ひたすら 愛する者たち引き裂く
  虚しい存在...


 何かが心につっかかってしまう。

 世の中何がよくて、何が悪いんでしょう。

 
 そう考えだすとハマってしまう・・・ああ、私もついに噛まれたか~


 博多座公演は9月27日までやってます。

 http://gekinavi.jp/hakataza/item_854.html 

●演出、キャスト


演出: 山田 和也

クロロック伯爵: 山口祐一郎
アプロンシウス教授: 石川禅
サラ: 知念里奈
助手・アルフレート: 泉見洋平
宿屋の亭主・シャガール: 安崎求
シャガールの女房・レベッカ: 阿知波悟美
女中・マグダ: シルビア・グラブ
ヘルベルト: 吉野圭吾
せむし男・クコール: 駒田一
ヴァンパイア・ダンサー: 新上裕也
2009年9月16日 13:41  カテゴリー: | コメント(0) |
松竹大歌舞伎 近松座公演
9月13日(日) 17:30~
平成21年松竹大歌舞伎 近松座公演 @北九州芸術劇場大ホール

●プログラム

一、坂田藤十郎お目見得 御挨拶
二、恋飛脚大和往来
  玩辞楼十二曲の内 封印切 新町井筒屋の場
三、河竹黙阿弥 作
  連獅子

↑漢字が連なってて、ぱっとみ何かのお経か何かのようにも見える(笑)

プログラムや音声ガイド貸出もやっているので、
私のような初心者にもあらすじが分かる御蔭で、
役者が何を言ってるか聞き取れないときも、面白いです。

ちょうどシアターガイド10月号に近松門左衛門のことが
載っていて、見てみたいと思ってました。
「日本が生んだ最高の劇作家」と呼ばれている方。

★封印切、
 あらすじはプログラムに懇切丁寧に書かれていますが。

 藤十郎さん演じる忠兵衛と、恋仲の梅川(壱太郎)の
 恋愛Tragedyといったところ。
 女の身請けの話とか、
 お偉いさんから公金を預かって封を切る=死活問題的タブー。
 そういったことは現代にはない、江戸時代当時のもの。
 それはそれとして見るのも面白いです。

 ちなみに今回は坂田藤十郎さん、親子三代での公演。
 で、祖父と孫が恋人役。どんな気持ちなんでしょう(笑)

★連獅子も、
 親獅子が子獅子を崖から突き落として、
 それでも這い上がってきた子を育てるというスパルタ!?的内容で、
 舞踊なので、後ろに並んでいる長唄や太鼓に合わせて
 踊り舞うんですが、それぞれ赤と白の長い髪を振り回したりして、
 獅子らしく、勇ましかったです。


●歌舞伎な雰囲気

 私は、歌舞伎そのものもそうですが、見に来る
 お客さんを含めた、なんというか、この和の雰囲気が好きです。

 たとえば隣に座った老夫婦は二人揃って着物姿だったり。
 役者に向かって、待ってましたとばかりに客席があげる掛け声とか。

 ちなみに席は当日券で10000円~6000円の間。
 昼間のKAKUTA1500円に比べたらそりゃ値は張りますが。

 蛇足ですが、博多から1時間かかっちゃうので、せっかくだし
 近松門左衛門って聞いたことあるし・・・
 ということで甘い丘な小ホールから近松座な大ホールへと足を運びました。

 外国人の学生もいました。そう、歌舞伎は日本の文化ですよね。

 圧倒的多数は年配層ですが、日本人として日本の誇る文化に
 触れられる場所です。敷居が高そうで、実は誰でも堂々と入れる空間だと
 ステファニーは思います。
 
●配役

玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)
新町井筒屋の場

 亀屋忠兵衛     坂田 藤十郎
 丹波屋八右衛門  片岡 愛之助
 傾城梅川       中村 壱太郎
 槌屋治右衛門   坂東 彦三郎
 井筒屋おえん   片岡 秀太郎


連獅子(れんじし)
 狂言師右近後に親獅子の精  中村 翫雀
 狂言師左近後に仔獅子の精  片岡 愛之助
              修験者  中村 亀 鶴
               村娘   中村 壱太郎
2009年9月14日 13:40  カテゴリー: | コメント(0) |
甘い丘@北九州劇場
北九州劇場 小ホール 甘い丘 9月13日(日)14:00~


当日券を買おうとしたら、キャンセル待ち状態。
なんとか入れました。

●リーディングセッション

 初めてリーディングセッションというものを見てきました。

 ただ手に台本を持ってしゃべる、いわゆる朗読会の
 ようなものを勝手に想像していましたが...

 全然違った...。普通に舞台でした。

 4段階のステージになっていました。
 一階から三階はサンダル工場の中を再現。

 一階には椅子のある空間、
  二階はテレビのある居間、
   三階は工場長の事務室。

 最上階は不思議な霊が現れる丘。

 丘と事務室の間に、音楽家の花のんさんが生で
 演奏するスペースがありました。

 役者はみんな、台本を手にしながら演技をしてました。
 うまかったです。みなさん。
 稽古時間はわずか5日だったそうで、何ともお疲れ様です。

 そういうバックグラウンドを予めチラシで
 読んでいただけに、何とも言えぬ緊張感がありました。


●ストーリー
 ストーリーはさすが、俳優・演出家・脚本家の桑原裕子さん作、
 岸田國士戯曲賞最終候補作品として注目されただけあって、
 飽きない、面白い。

 主婦だった品のある女性が夫に逃げられて、汚くてゴム臭い
 サンダル工場に飛び込み、生活費を稼ぐために寮母として働き始める。
 そこでの出会いに少しずつ心を開いていく女性、そして
 同僚たちの様々な人間くさいドラマが、2時間の間にぎゅっと詰まってました。

 中でも喧嘩のシーンが迫力あって、印象的でした。
  ― 恋人、姉妹、同僚、夫婦。
 今で言うDVと捉えられなくもないシーンが
 (実際は打たず、台詞とジェスチャーだけ)満載でした。

 でもそれが花れんさんの甘い、ぽわんとした、生演奏・歌に包まれました。

 優しさと激しさが絶妙に織り交ぜられた舞台、そんな印象が残りました。


●初・KAKUTA体験

 今回、初めてKAKUTAの皆さんを見にいきましたが、

 お客さんは驚くほど色々なタイプでした。待ち時間中に
 行きつけのイタ飯話しをしている若い女性もいたし、
 スーツ姿の男性(日曜なのに)、それに40―50代くらいの
 おばさん、おじさんも! 行きやすくて敷居低めかな。

●ステファニーの所感

 経済的格差や、前科有などの経歴による、差別意識。
 見下すな、軽蔑するな。

 そんな感じの叫びが、聞こえました。

 それは時代や年齢を越えて、普遍的なテーマだと思いました。
 真っ向から向き合っているこの作品に、なんかうるっときました。

 本、出る見たいですね、甘い丘。出たらもう一度じっくり読みたい一品です↓ 
 
 http://www.kakuta.tv/fumikura/gikyoku_publishing/

●キャスト
(北九州劇場公演情報より)
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2009/0912read.html

<出演>

穴迫信一(九州産業大学演劇研究部)、
岩本将治、沖田みやこ(のこされ劇場≡)、
小合静世

佐藤友美(劇団C4)、上瀧征宏、白石萌(下関市立大学演劇部)、
田中克美、鶴田弥生(のこされ劇場≡)

寺田剛史(飛ぶ劇場)、宮地悦子(演劇集団フリーダム)、
宮脇にじ、山本真由美

成清正紀(KAKUTA)、原扶貴子(KAKUTA)
2009年9月14日 13:40  カテゴリー: | コメント(0) |

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ステファニー★プロフィール
☆・。.ステファニーについて.。・。☆

プロフィール:
蟹座♀・A型・出身千葉県

漂流歴: 
ルーマニア(洞窟が好きで)
ケニア(マサイ族に会うため)
インド(マザーテレサ憧れ)

職業: 
メーカーP社勤務、普通なOL。

裏業: 
劇ナビスタッフ、執筆家。

言葉: 
辛くて悲しい別れを
美しい思い出に変えてくれる
力が歌という芸術にはあるのです。
↑↑美輪明宏さんの
  「愛と美の法則」より♪♪

※「毛皮のマリー」を見て
  舞台にハマりました。

ジャンル:
演劇/芝居、
ミュージカル、
能、
歌舞伎、
クラシック鑑賞など
幅広いジャンルが好きです。

最近はオペラに興味ありです。
ビデオですがヴェルディの
アイーダを見てぐっときました。

目的:

  『宝塚なんか見たことない…
 いや俺、そういうタイプじゃないから…
 舞台?何それ、いくらするの?…』

そういう人たちを
何人見てきたことでしょう。
そして何度その壁を
ぶち破ってきたことでしょう。
 
舞台は皆に開かれた扉、

何もオタクじゃなくたって、

その道ウン十年・ツー的な
批評家じゃなくたって。

思ってる以上に
身近なところに
あるものなんじゃないかなって、

少なくとも

私はそう思ってます。

このブログを通じて
巡り合った方々に、
こちらの世界へご招待
できたらいいなと。

どうぞよろしくお願いします。

興味があれば足を運んでいます。