エリザベート博多座千秋楽

 

全17回ぐらいみてしまいましたorz


 

張り詰めた空気がこんなにも心地よく感じるだろうか―。

 


博多座エリザベート千秋楽 


このカンパニーにとっては、これから先、中日・梅田へと続く長い道の通過点にすぎないのかもしれない。 
それでも大きな意味をもつ博多座千秋楽。 
前日から続く千秋楽公演は、客席のベクトルがエリザベートという作品や楽日キャストにむかっていた。 


この日は本当に最後。一体感のある空気・・・ 
作品を創り出し、人が人を演じその時代を生きるのは容易ではない 
その中で作品は日々進化し毎日違ったドラマがうまれ 
私たちは何かを受け取り、汲み取り、考える。 


幕が下りる寂しさもあるが、この心かき乱される喜びがあるからこそ、そこに人は集う。 


「エリザベート」として生きた彼女。 
彼女はトートになにを望んだのだろうか? 


シシィとよばれ、自由を愛しながらも皇后として生きなければならなかった彼女と 
その彼女の周囲の人々・・・。一人ひとりに生き様が見えた日だった 
劇中の多くの人が彼女に心奪われた 


トートも同じく彼女に心奪われた 
「おまえの命うばうかわりに生きたお前に愛されたいんだ」 
そのトートの戸惑い、嬉しさ、悲しさを表現したのがトートダンサーだ。 
いつもより丁寧にそしてダイナミックにこの日は舞っていた 
心から美しいと思った 


死へいざなうトートの死の影「トートダンサー」 
空を切る。静かな中に彼らの動く音が聞こえる、鳥肌が立つ・・・ 
「私が踊るとき」の曲中、彼らが空を仰ぎ静止する。 
シシィは歌う。シシィには見えない、そして存在していない影を意味しているような気がしたシーン。 
その静止の瞬間はいつも息をのむ。ぞくっとする。。。 
明暗のはっきりとしたステージの人物に夢中になる。 


千秋楽、なぜか涙がこぼれた。「画」として美しくて美しくてたまらなかった・・・ 
最後まで目が離せなかった 


気がつけば「悪夢」だった 
狂ったフランツや人々・・おそろしいまでの迫力のトートとトートダンサー 
そして・・・穏やかにトートの元へといくシシィ 
トートに抱きつくそのときに彼女はエリザベートから「シシィ」に戻ったように感じた 


カーテンコール、こんなにも幸せな気持ちで迎えられることはない。 
拍手と笑顔につつまれて幸せな夢の時間は幕を下ろす 

シシィからみたこの世界とトートからみた世界 
フランツやルドルフ 
それぞれに見え方は違うだろう。

そして 
色んな様々な見え方があり、様々な形で背中を押してもらえるだろう。。。 


そんな作品の中で 
中立とまではいえないが 
すべてを一歩ひいて見ているのが影で感情をもたない 
トートダンサーなのだろうとこの日実感した 
そう思っていたことがそうなのだろうなと気付いた 



次回、私は他の劇場でこの作品を見る 
梅田か中日かはわからないが・・・ 
また違った角度で何が見えてくるか 
そしてどう進化したか心から楽しみである

2012年7月26日 21:44  カテゴリー: ミュージカル 博多座 | コメント(0) |

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