劇団ショーマンシップmeetsネクストジェネレーション「アームストロング・コンプレックス」@7/26ソワレ

甘棠館設立10周年記念公演
劇団ショーマンシップ meets ネクスト ジェネレーション
「アームストロング・コンプレックス」

へ行ってきました!!

 

+Stroy+

「俺はね、兄さん。見えないけれどもそこにある、向こうっかわを見たいんです。」

座敷の真ん中、青い顔をした弟弟子が言う。

浮世絵という文化に黄昏が訪れはじめた江戸後期。すさまじい鬱に悩まされている血みどろの浮世絵師・

月岡芳年と、新聞風刺の祖。落合芳幾は、版元雨宮家の座敷に続く縁側で今日も絵を描いていた。

あまりに大きい師匠の存在に、ひりひりした圧迫感を感じている二人。

いつしか芳年は、師匠を超えるため、けしてみることのできない月の裏側を描きたいと思い始める。

 時は流れて明治末期、。同じ雨宮家の縁側で画材を広げて裸婦を描く若き画家、明星秀一郎。

あふれるイメージを形にできないもどかしさに頭を抱えていた。一方、自分の才能を見限りなかなか描こうとしない

冴木宙造。そこに、月の裏側を年社出来るという超能力者、三田光一が現れて。

江戸と眼時、移ろいゆく時代の中で翻弄する画家達。小さな一歩を踏み出せない若者達と縁側大河。

 

 * * *

+CAST+

月岡芳年:川口大樹(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)  落合芳機:鶴賀皇史朗(CAPRI)

年景:樗木慎也(非・売れ線系ビーナス)  お琴:中村公美(グレコローマンスタイル/CAPRI)

お絹:長尾知美(劇団ショーマンシップ)  

暮田:粟野直樹(劇団ショーマンシップ) 冴木宙造:椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)

かもめ:多田香織(万能グローブ ガラパゴスダイナモス) 雨宮治:中野隆(劇団ショーマンシップ)

静:ぽち(非・売れ線系ビーナス) 明星秀一郎:林雄大(アクディブハカタ/劇団無限)

三田光一:松野尾亮(万能グローブ ガラパゴスダイナモス) 老人:原岡梨絵子(劇団ショーマンシップ)★Wキャスト

 ***

Wキャストだったので仲谷一志さんが見れなかったのが、ちょっと残念でしたsweat02

 

月岡芳年は、1839~1892に生きた実在の人物だそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E5%B2%A1%E8%8A%B3%E5%B9%B4

 

実に良い脚本でした。

江戸と明治、2つの時代。

交差しつつ2つの時代がつながる瞬間。

そういった場面を描くときは、時折…残念ながらうまい演出と脚本でなければ

観客は混乱してしまいます。

それが、なかった。

欝の画家、月岡を演じる川口さん。

もっともっと演者でいてほしいと願ったのは私だけでしょうか?

作り方から見せ方までずるい!というほど自分を知っていて、月岡を知っている気がしました。

そして、その兄弟子を演じた鶴賀さん。これもまたずるい!という男前で(笑)

和服が似合うこと。月岡と対称的な位置にいる落合を静かに演じ切り時には笑いをとりと良い役者さんだなーと思いました。

 

そして、アンケにも書いたのですが

何か夢を追っている人には背中を押し

模索している人には手を貸すそんな作品。

画家、絵描き…表現という世界は「これ!」といった正解がない

その正解がない中で、いかに自分の作品に根拠と自信を持つか。

批評されたり、スランプに陥ったり。いろんなことがあるであろう中で…

それは演者や演劇界で生きていく者にとっても同じじゃないかと思いました。

そして大きな意味では人間としても。

 

時代なんか関係なくやっぱり人は同じことで悩むのです

過去にしてみれば今は未来。

だけど未来からすれば今は過去。

流れゆく時代は、誰にもとめることができないけれど…

そこに逆流しようとしたり、見えないものを見ようとしたりしたがるもので…

そこでもがくからこそ、何かが生まれる時もきっとあるのでしょうね。

 

何よりも役者陣がすっごく真っすぐで

すっごく輝いていました。

前を見据えたその目に福岡の演劇の未来を感じました!

 

100マイかけ!1枚ぐらい成功するさ!

印象に残りました。

いろんな劇団の役者が集まった作るひとつの作品。

やり方が違う人たちが集うことで生まれる

また新たな空気感。

いい芝居というのを生み出すのは

役者か本か演出か…?

それとも観客まで含めたその日の化学反応か。

だからこそ面白い!そう思いました。

 

とにかく!いい芝居に出逢った!

出逢えてよかった!!!

 

誰もが抱くコンプレックス。

それを強く強く打ち勝つために生きていく力を

与えてくれた気がします。

「今を描くなら、こいつ等だ。」

だけど過去の話…をしんみりとみているうちに

湧き出てくる力は

やっぱり普遍的な人間の想いを、力を、人というそのものを描いていた気がします。

2010年7月27日 13:45  カテゴリー: ストレートプレイ | コメント(0) |

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