「六月博多座大歌舞伎」6/2初日@夜の部

博多座大歌舞伎初日の夜公演を観てきました。

祝・初日!!!


後日、昼の部は拝見する予定です。

夜の部の演目は3本

池波正太郎作 岡本さとる脚本

「鬼平犯科帳 大川の隠居」

平成19年に新橋演舞場で初演された作品で鬼平こと長谷川平蔵の厳しさと同時に

懐の深い人間性を描いてある作品となっています。

 

ー物語ー

市中見回りに出かけていた平蔵が思いがけず自分の銀煙管を持っている老船頭に出会い

物語は始まります。彼は元盗賊の友五郎。これが父親の形見である平蔵は

一芝居うって取り戻そうと算段をします。身分を隠したまま知り合いになった彼らが

最後にシーンで、お互いの身の上を語り合っていくなかで・・・


長谷川平蔵:中村 吉右衛門   友五郎:中村歌六

 

もちろん市川染五郎さんも第三場にご出演。

医者の井上玄庵役で登場されます。

夜の部3作とも出演されていましたが、これが一番現代らしく

染五郎さんにはあっていたかも?

ネタバレになってしまいますが

ラストシーンに平蔵と友五郎が語り合う中で

友五郎が涙を流します。そこで、彼は自分の息子が生きていれば

平蔵ぐらいの歳だったと・・・息子を想い熱い涙を流すのです。

 

今回はイヤホンガイドに頼らず

時代劇要素も強いので自分の耳と目を信じて

感じることを大切に歌舞伎を見ることに挑戦してみました。

ぐっとflair心がつかまれました・・・

途中大いに笑いあり、そしてラストにホロっとさせるお芝居。

歌舞伎と身構えなければ、初心者でも楽しめます。

そしてご当地「大川」 なじみ深いかもしれません。

 

そして・・・

近松門左衛門作 「恋湊博多(言風) 毛剃」

―物語ー

京の商人 小松宗七は九州に下る途中毛剃一味の船に乗り合わせる。

前半は長崎言葉を使いながら喧嘩模様を雄弁に語る毛剃

それに対し宗七は博多でなじんだ小女郎の話をし気分を害する。

密輸の場面を目撃した彼は手下によって海へ・・・

博多の「奥田屋」では毛剃たちが女遊びをしている。

一方、なんとか助かった宗七と小女郎が髪梳きで恋する男女の情の深さを見せる。

江戸中期の柳町の賑わいが描かれたご当地狂言でもある作品。


毛剃九右衛門:中村吉右衛門  小松屋宗七:坂田藤十郎

 

男性はいつの時代でも変わらないんだなと思わせるのと同時に

盗賊・海賊である彼らが取り調べに恐れる様子や

宗七と小女郎の愛にキュンlovelyとくる作品でした。

これもイヤホンガイドなしでも”感じる”ことができる作品だと思います。

中村福助さんの女形はどんな女性よりも女性らしい「しおらしさ」をお持ちで

見習うべき点がたくさんあるのではないかと思いました。

こちらも笑いも涙もあるのですが、近松門左衛門

歴史でならった人物の作品をこうやって見る機会はやはり少なくて・・・・

でも歌舞伎も見れば見る程、お芝居で感じることができて

深いなと・・・そして歴史に名を残す人が描いた作品はやはりよくできているなと

感じました。ん~深い!!!

 

3作目は

「勢獅子」舞踏作品です。

―物語―

将軍様も上覧する、天下祭りの日枝神社の山王祭。

鳶頭の鶴吉と亀吉は祭りを取り仕切る。

富士の巻狩で父の敵工藤祐経を討った

曾我兄弟の仇討ち物語を踊り始める。

勢いにのり、さらには「ぼうふら踊り」までも踊る

そして獅子舞と賑やかに舞い納める。

 

鳶頭鶴吉:市川染五郎  松吉:中村松江ほか

 

最後は華やかな舞踏。浄瑠璃と三味線も登場し

賑やかな歌舞伎の舞踏と言うかんじで舞い踊ります。

勢いは圧巻!その勢いに歌舞伎初心者でわからないなりに

何を表現しているか掴もうとして見入れば見入るほど

なんだか世界にグっと引き込まれてしまいました。

最初の2作が長編物語、時代劇のような話だったので

こういった舞踏で終わるのもまたありかなーと思います。

 

是非、一度この世界を味わってみてください。

歌舞伎には幕見というシステムがあり気になった演目だけ見ることもできます。

歌舞伎だからと以前は敬遠していた私ですが・・・

最近はこの奥深さにハマリかけています(笑)

2010年6月 2日 23:02  カテゴリー: 博多座 | コメント(2) |

コメント

コメント(2)

長作おつかれっっ

歴史ものって歴史が分かってると更に面白さが深まりますよね〜

私も歌舞伎見たくなっちゃった。。職場新橋だし。

また遊びきてね!


>ステファニー様
歴史ものって、気になりだすと本当に深みにハマるから
面白いですよねー!!!歌舞伎、是非!!!

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