劇団スイセイミュージカル「楽園」4/30@ハウステンボス

ハウテンボスのプレオープン記念 スイセイミュージカルの楽園へいってきました!

rakuen

※画像をクリックすると拡大します

Wキャストをチェックしていた訳ではないので
見れない方や、アンサンブルで見ることになってしまった中本さん。
でも本来の目的である丹宗さんはシングルなので
もう大満足です!!

そして運よくスイセイの「サウンドオブミュージック」で
歌声に魅了された中村香織さんがレイラーニでした!!
嬉しかった♪

☆Story☆
日本の大学でハワイ史の講師をしている佐々木亜矢子は、
来春出版する本の取材のためにハワイへやってきた。
亜矢子には取材とは別に、ハワイにこなければならない理由があった。
それは子供のころから見る夢・・・
嵐の中、ハワイアン姿となってフラを踊っている自分と
そこに必ず現れる黒髪で黒い瞳の青年・・・
こちらに向かって何かを必死に叫んでいる。
運命に引き寄せられるかのごとく亜矢子はハレイワの老人施設で
日系二世の女性「治子」と出会う。
治子は亜矢子の顔をじっと見つめると重い口を開き語り始めた。
それは昔、ここハワイで起こった悲しい出来事。

1940年代、ハワイ・オワフ島。
ハレイワで生まれ育った日系二世の星司は家族と共に
平穏な日々をすごしていた。ある晩、
森に出かけた星司ハワイアンの美しい女性レイラーニと出会う。
自然を愛し自然と共存するレイラーニ、そして音楽を愛し
大きな夢を抱く星司。
二人は心を通わせ、やがてお互いに惹かれあっていく。

日米交渉へ決裂・・・
戦争の影がしのびより行先の不安を感じる中
人種の壁を乗り越え幸せな日々をすごす二人。

12月7日。真珠湾攻撃によって事態は一変。
その日を境にアメリカの日系人に対する警戒は一気に高まり
アメリカと日本の狭間で星司たちに日系二世の想いは激しく
揺さぶられる。そんな中、アメリカ人と日系アメリカ人との
溝を埋めようと多くの日系に聖たちがアメリカ軍である
第442連隊に志願していく。
太平洋戦争の中をどう生きていくのか、それぞれ決断が強いられていた
愛するものを残し、戦地へと向かう星司。そして富郎。
そこで待っていた現実は・・・
 

☆Cast☆

 

レイラーニ:中村香織 川村治子:吉村美喜子
カレア:星野真衣    高木富:渡辺亮 
ジョージ:戸田健二   川村星司:吉田要士
川村良遼:森田浩平 川村節子:山下清美

コア:田代久雄    イオラナ:福島桂子

キアヌ:丹宗立峰   高木武:辻本修作
特別出演:清水国明

 

+アンサンブル+

植月美帆・趙香順・大塚加奈子・小暮侑子・清水敬子・杉中未樹・宮林大輔

豊泉鮎子・中本吉成・藤井珠美・藤波大・・水澤奈南果・三好慎子・守屋由貴

 

+++

ちょっと難しい話ではあるのですが
すんなりと入り込めれば
理解するのに時間はかかりません。

当時のハワイには
ハワイアンといわれる原住民の民族。
そしてハワイを占拠しているアメリカ人。
そこに移り住んで労働している日系人、その二世の子供達。
つまり3人種がいるのです。


戦争が始まるまでのハワイは平和でした。
アメリカの軍人であるジョージは星司の母親が教える
日本舞踊を習っていたり、星司とその友人富郎と一緒に
音楽を愛し楽しく遊んでいたり。
日系人同士も仲良く、軍人とも仲良く。
ハワイアンの一部(丹宗さん演じるキアヌなど)からの
日系人への風あたりは強かったりもしたものの
平和な「楽園」そのものでした。

丹宗さんはキアヌという役どころ。
レイラーニの義姉カレアと結婚をする予定の男性
(子供がいるので・・・)でも彼はレイラーニがすきで。
レイラーニは特別な力があるとされていて・・・
ハワイアンの中でも別格。
中村香織さんのその澄んだ歌声は、それを納得させるそのものでした。
サウンドオブミュージック(SOM)よりも断然レベルUPしまくっている全てに
魅了されまくった私・・・心を奪われました。
たぶんキアヌや星司以上に!(笑)

レイラーニを騙して、パールハーバー(真珠湾)へ
カレアのために花を摘みにいこうといったのが
運命の日・・・。 
その日、キアヌは日本軍からの攻撃でなくなってしまうのです

カレアもレイラーニも心を痛めます。
それぞれに・・・
レイラーニはカレア家の前に捨てられていて
両親に拾われて育てられていました。
でもその魅力からみんなから愛されていたのがカレアには憎くて・・・

そこで、母はうそをつきます。
キアヌとレイラーニは別々に発見されたと。

母の優しさに涙が出ました。
そして自分を責めるレイラーニに対して
お前とであった朝はいつもより輝いていたと歌う両親。
ハワイアンの人々の前向きに明るく生きようとする姿に
涙が止まらなくなりました・・・。

同じ頃、日系人の立場は弱くなるばかり。
夜は許可書がないと出歩けないほどに。
それを知らずレイラーニと密会していた星司。
帰り道、米軍に出会い銃を向けられます。
それが仲良くしていたジョージでした。
ジョージから銃を向けられたことがショックで仕方ない星司の妹・治子
どうしてだよ?と訴える星司。
この星司を演じる、吉田要士さんがSOMのときから
思っていたのですが…すっごく味があるんです(涙)
悔しそうに「いけ」というジョージ。。

“戦争”って日本にいて学ぶことって
日本が空襲にあってとか・・・
真珠湾攻撃をして・・・とか。
そういった日本国内と対世界の動きが多くて。

習ったとしても満州とか。
諸外国ばかり。

ハワイに住んでいた日系人の話なんて
この作品に出会うまでは知ることすらなかったと思います。
これはもちろんオリジナル作品で
キアヌがパールハーバーでレイラーニを爆撃から庇い
亡くなったことは物語なのですが・・・
それでもそうやって亡くなった人はきっといるはずなのです。

「日本が酷いことをした」それは当たり前で
わかりきっていることなのですが・・・

そこに住んでいた日系人たちは
日本からも裏切られ、アメリカ人からの風当たりを受け
今のように情報網も少ない中で
行き場をなくしていったのじゃないかなって・・・

治子と星司の父は日本語学校の校長
そのためにつかまってしまいます。
そして牢獄で病に倒れます・・・
星司は軍隊に入隊したことにより
治子は戦争なんて嫌だと心を閉ざしかけます。

自宅に届いた手紙の中にレイラーニ宛の手紙があり
それを家に届けた治子。そこにはカレアがいました。
病んだカレアにその手紙を渡したものの・・・
日系人であることから日本人なんてと言われた彼女は
キアヌが亡くなった本当の理由を感情のままに吐露。

おかしくなってしまったカレア。
キアヌに何があったの?と語りかけます・・・
亡くなったキアヌがレイラーニと手を伸ばし歌う姿が
とってもとっても苦しかった。。


その後・・・兄が帰ってきます。
片腕をなくしてしまい、富郎は戦地でなくなってしまいます。
星司を気丈に送り出した母も
帰ってきた息子の腕がない事実を知りながらも
またも気丈に「ご無事で」と・・・
戦時中の母ってこうだよなーと思わせる日本らしさを感じました
でもその全ての事実に耐えられない治子。

レイラーニの元へ治子と向かった星司。
しかしカレアの嘘の手紙で星司が死んでしまったと思った
レイラーニは・・・岩場へといき祈りをささげます。
そこにたどり着いた星司は彼女と共に海へ・・・

翌朝打ち上げられた二人の遺体は幸せそうに
手をつないでいたそうです。

みんなが自分のもとからいなくなったと
治子は心を閉ざします。そして現在へとまた物語は戻ります。

++++

丹宗さんはキアヌとしてなくなったあと
アメリカ兵としても登場!
とーってもかっこいいです!

中本さんのアンサンブルでのハワイアンのダンスも素敵です!
星司たちの妄想?音楽旅行でのダンスも笑顔も素敵です!

香織さんの歌声は本当にきれいなきれいな歌声で
まっすぐなまっすぐな歌が心に染み渡りました。

カレアのおなかにはキアヌとの子供がいて
「その子は?」と現在に戻り「亜矢子」が聞いたとき
あなたの目の前に・・・と空港から案内していた丹宗さん(おじさん役)
をさします。。そのときにそれまで話をきいていた
彼が「はっ・・・」とした顔で胸に手をあてすっごく切ない顔を
したのが忘れられません。。。
とってもとっても胸が締め付けられました。
ギュっとじゃなくてキューって感じ。

最後にはまたフラダンスで楽しく終わったので
なきつかれた私も少し救われました。
明るく終われると少しだけ救われますよね・・・

このテーマ、タイトルでもある「楽園」
がとってもすばらしい歌なんです。
演出の西田さんが作られているのですが

 “君とここにいれば ただそれだけで楽園”
 って一番幸せなレイラーニと星司が歌うと
もう本当に幸せな気分になれます。
香織さんの高音が澄み渡ります・・・♪


+++


カーテンコールで要士さんが言われていました。
ハウステンボス内にある(ちょうどユトレヒトの隣)の
塔に登って大村湾側を見ると三本の鉄塔が見えると。
そこが真珠湾攻撃の指令を出した電波塔といわれている
という説もあります・・・と。


公演後、言われたとおりに見てみました。

 

46245038_183655214.jpg

※クリックで拡大されます。

 

 

この3本の鉄塔です・・・


相当、鳥肌がたちました。


戦争はいけません。
そんなこといわれなくたって分かってます。
人の心を簡単に変えてしまう戦争。
そんなことだって頭ん中では理解しています。

でもパンフにも書かれていた言葉・・・

「私たちは生きるために生まれてきた
  私たちは幸せになるために生まれてきた」

その言葉のとおりだと思います。
一部の上のおえらい人たちが仕掛けた戦争で
何万という人が亡くなりました。
長崎は原爆が落とされた場所でもあります。
その場所で、この作品を見て
その鉄塔をこの目で見て・・・

改めて日々の大切さを実感しました。
そして一人じゃなくて、ずっと続いている歴史の重みも感じたし
大切にすべきこと、小さな幸せを大切にすること。
いろんな当たり前を大切にするんだって
思えました。。
ハワイアンの人たちのレイラーニ・カレアの両親の
明るい歌声に本当に前向きにしてもらえました。

いっぱい泣いたけど、
幸せもパワーも沢山頂きました!!!!

何よりレミ以来の丹宗さんの声
(映画では聞いたけど)にもぉ超~っ!感動でしたぴかぴか(新しい)


あー、もっと見たかったなぁ~。
キアヌはとっても怖かったけど(笑)

川島なおみさんを劇場でお見かけしました♪

美しかった~heart01

2010年4月30日 21:55  カテゴリー: ミュージカル | コメント(0) |

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