2010年4月
劇団スイセイミュージカル「楽園」4/30@ハウステンボス

ハウテンボスのプレオープン記念 スイセイミュージカルの楽園へいってきました!

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※画像をクリックすると拡大します

Wキャストをチェックしていた訳ではないので
見れない方や、アンサンブルで見ることになってしまった中本さん。
でも本来の目的である丹宗さんはシングルなので
もう大満足です!!

そして運よくスイセイの「サウンドオブミュージック」で
歌声に魅了された中村香織さんがレイラーニでした!!
嬉しかった♪

☆Story☆
日本の大学でハワイ史の講師をしている佐々木亜矢子は、
来春出版する本の取材のためにハワイへやってきた。
亜矢子には取材とは別に、ハワイにこなければならない理由があった。
それは子供のころから見る夢・・・
嵐の中、ハワイアン姿となってフラを踊っている自分と
そこに必ず現れる黒髪で黒い瞳の青年・・・
こちらに向かって何かを必死に叫んでいる。
運命に引き寄せられるかのごとく亜矢子はハレイワの老人施設で
日系二世の女性「治子」と出会う。
治子は亜矢子の顔をじっと見つめると重い口を開き語り始めた。
それは昔、ここハワイで起こった悲しい出来事。

1940年代、ハワイ・オワフ島。
ハレイワで生まれ育った日系二世の星司は家族と共に
平穏な日々をすごしていた。ある晩、
森に出かけた星司ハワイアンの美しい女性レイラーニと出会う。
自然を愛し自然と共存するレイラーニ、そして音楽を愛し
大きな夢を抱く星司。
二人は心を通わせ、やがてお互いに惹かれあっていく。

日米交渉へ決裂・・・
戦争の影がしのびより行先の不安を感じる中
人種の壁を乗り越え幸せな日々をすごす二人。

12月7日。真珠湾攻撃によって事態は一変。
その日を境にアメリカの日系人に対する警戒は一気に高まり
アメリカと日本の狭間で星司たちに日系二世の想いは激しく
揺さぶられる。そんな中、アメリカ人と日系アメリカ人との
溝を埋めようと多くの日系に聖たちがアメリカ軍である
第442連隊に志願していく。
太平洋戦争の中をどう生きていくのか、それぞれ決断が強いられていた
愛するものを残し、戦地へと向かう星司。そして富郎。
そこで待っていた現実は・・・
 

☆Cast☆

 

レイラーニ:中村香織 川村治子:吉村美喜子
カレア:星野真衣    高木富:渡辺亮 
ジョージ:戸田健二   川村星司:吉田要士
川村良遼:森田浩平 川村節子:山下清美

コア:田代久雄    イオラナ:福島桂子

キアヌ:丹宗立峰   高木武:辻本修作
特別出演:清水国明

 

+アンサンブル+

植月美帆・趙香順・大塚加奈子・小暮侑子・清水敬子・杉中未樹・宮林大輔

豊泉鮎子・中本吉成・藤井珠美・藤波大・・水澤奈南果・三好慎子・守屋由貴

 

+++

ちょっと難しい話ではあるのですが
すんなりと入り込めれば
理解するのに時間はかかりません。

当時のハワイには
ハワイアンといわれる原住民の民族。
そしてハワイを占拠しているアメリカ人。
そこに移り住んで労働している日系人、その二世の子供達。
つまり3人種がいるのです。


戦争が始まるまでのハワイは平和でした。
アメリカの軍人であるジョージは星司の母親が教える
日本舞踊を習っていたり、星司とその友人富郎と一緒に
音楽を愛し楽しく遊んでいたり。
日系人同士も仲良く、軍人とも仲良く。
ハワイアンの一部(丹宗さん演じるキアヌなど)からの
日系人への風あたりは強かったりもしたものの
平和な「楽園」そのものでした。

丹宗さんはキアヌという役どころ。
レイラーニの義姉カレアと結婚をする予定の男性
(子供がいるので・・・)でも彼はレイラーニがすきで。
レイラーニは特別な力があるとされていて・・・
ハワイアンの中でも別格。
中村香織さんのその澄んだ歌声は、それを納得させるそのものでした。
サウンドオブミュージック(SOM)よりも断然レベルUPしまくっている全てに
魅了されまくった私・・・心を奪われました。
たぶんキアヌや星司以上に!(笑)

レイラーニを騙して、パールハーバー(真珠湾)へ
カレアのために花を摘みにいこうといったのが
運命の日・・・。 
その日、キアヌは日本軍からの攻撃でなくなってしまうのです

カレアもレイラーニも心を痛めます。
それぞれに・・・
レイラーニはカレア家の前に捨てられていて
両親に拾われて育てられていました。
でもその魅力からみんなから愛されていたのがカレアには憎くて・・・

そこで、母はうそをつきます。
キアヌとレイラーニは別々に発見されたと。

母の優しさに涙が出ました。
そして自分を責めるレイラーニに対して
お前とであった朝はいつもより輝いていたと歌う両親。
ハワイアンの人々の前向きに明るく生きようとする姿に
涙が止まらなくなりました・・・。

同じ頃、日系人の立場は弱くなるばかり。
夜は許可書がないと出歩けないほどに。
それを知らずレイラーニと密会していた星司。
帰り道、米軍に出会い銃を向けられます。
それが仲良くしていたジョージでした。
ジョージから銃を向けられたことがショックで仕方ない星司の妹・治子
どうしてだよ?と訴える星司。
この星司を演じる、吉田要士さんがSOMのときから
思っていたのですが…すっごく味があるんです(涙)
悔しそうに「いけ」というジョージ。。

“戦争”って日本にいて学ぶことって
日本が空襲にあってとか・・・
真珠湾攻撃をして・・・とか。
そういった日本国内と対世界の動きが多くて。

習ったとしても満州とか。
諸外国ばかり。

ハワイに住んでいた日系人の話なんて
この作品に出会うまでは知ることすらなかったと思います。
これはもちろんオリジナル作品で
キアヌがパールハーバーでレイラーニを爆撃から庇い
亡くなったことは物語なのですが・・・
それでもそうやって亡くなった人はきっといるはずなのです。

「日本が酷いことをした」それは当たり前で
わかりきっていることなのですが・・・

そこに住んでいた日系人たちは
日本からも裏切られ、アメリカ人からの風当たりを受け
今のように情報網も少ない中で
行き場をなくしていったのじゃないかなって・・・

治子と星司の父は日本語学校の校長
そのためにつかまってしまいます。
そして牢獄で病に倒れます・・・
星司は軍隊に入隊したことにより
治子は戦争なんて嫌だと心を閉ざしかけます。

自宅に届いた手紙の中にレイラーニ宛の手紙があり
それを家に届けた治子。そこにはカレアがいました。
病んだカレアにその手紙を渡したものの・・・
日系人であることから日本人なんてと言われた彼女は
キアヌが亡くなった本当の理由を感情のままに吐露。

おかしくなってしまったカレア。
キアヌに何があったの?と語りかけます・・・
亡くなったキアヌがレイラーニと手を伸ばし歌う姿が
とってもとっても苦しかった。。


その後・・・兄が帰ってきます。
片腕をなくしてしまい、富郎は戦地でなくなってしまいます。
星司を気丈に送り出した母も
帰ってきた息子の腕がない事実を知りながらも
またも気丈に「ご無事で」と・・・
戦時中の母ってこうだよなーと思わせる日本らしさを感じました
でもその全ての事実に耐えられない治子。

レイラーニの元へ治子と向かった星司。
しかしカレアの嘘の手紙で星司が死んでしまったと思った
レイラーニは・・・岩場へといき祈りをささげます。
そこにたどり着いた星司は彼女と共に海へ・・・

翌朝打ち上げられた二人の遺体は幸せそうに
手をつないでいたそうです。

みんなが自分のもとからいなくなったと
治子は心を閉ざします。そして現在へとまた物語は戻ります。

++++

丹宗さんはキアヌとしてなくなったあと
アメリカ兵としても登場!
とーってもかっこいいです!

中本さんのアンサンブルでのハワイアンのダンスも素敵です!
星司たちの妄想?音楽旅行でのダンスも笑顔も素敵です!

香織さんの歌声は本当にきれいなきれいな歌声で
まっすぐなまっすぐな歌が心に染み渡りました。

カレアのおなかにはキアヌとの子供がいて
「その子は?」と現在に戻り「亜矢子」が聞いたとき
あなたの目の前に・・・と空港から案内していた丹宗さん(おじさん役)
をさします。。そのときにそれまで話をきいていた
彼が「はっ・・・」とした顔で胸に手をあてすっごく切ない顔を
したのが忘れられません。。。
とってもとっても胸が締め付けられました。
ギュっとじゃなくてキューって感じ。

最後にはまたフラダンスで楽しく終わったので
なきつかれた私も少し救われました。
明るく終われると少しだけ救われますよね・・・

このテーマ、タイトルでもある「楽園」
がとってもすばらしい歌なんです。
演出の西田さんが作られているのですが

 “君とここにいれば ただそれだけで楽園”
 って一番幸せなレイラーニと星司が歌うと
もう本当に幸せな気分になれます。
香織さんの高音が澄み渡ります・・・♪


+++


カーテンコールで要士さんが言われていました。
ハウステンボス内にある(ちょうどユトレヒトの隣)の
塔に登って大村湾側を見ると三本の鉄塔が見えると。
そこが真珠湾攻撃の指令を出した電波塔といわれている
という説もあります・・・と。


公演後、言われたとおりに見てみました。

 

46245038_183655214.jpg

※クリックで拡大されます。

 

 

この3本の鉄塔です・・・


相当、鳥肌がたちました。


戦争はいけません。
そんなこといわれなくたって分かってます。
人の心を簡単に変えてしまう戦争。
そんなことだって頭ん中では理解しています。

でもパンフにも書かれていた言葉・・・

「私たちは生きるために生まれてきた
  私たちは幸せになるために生まれてきた」

その言葉のとおりだと思います。
一部の上のおえらい人たちが仕掛けた戦争で
何万という人が亡くなりました。
長崎は原爆が落とされた場所でもあります。
その場所で、この作品を見て
その鉄塔をこの目で見て・・・

改めて日々の大切さを実感しました。
そして一人じゃなくて、ずっと続いている歴史の重みも感じたし
大切にすべきこと、小さな幸せを大切にすること。
いろんな当たり前を大切にするんだって
思えました。。
ハワイアンの人たちのレイラーニ・カレアの両親の
明るい歌声に本当に前向きにしてもらえました。

いっぱい泣いたけど、
幸せもパワーも沢山頂きました!!!!

何よりレミ以来の丹宗さんの声
(映画では聞いたけど)にもぉ超~っ!感動でしたぴかぴか(新しい)


あー、もっと見たかったなぁ~。
キアヌはとっても怖かったけど(笑)

川島なおみさんを劇場でお見かけしました♪

美しかった~heart01

2010年4月30日 21:55  カテゴリー: ミュージカル | コメント(0) |
劇団スカラベ旗揚げ公演「私のこの目で」@新宿シアターBRATS


いまさらですが・・・4/9~11におこなわれた

See What I Wanna See
私のこの目で

を・・・(笑)全6公演全て拝見させて頂きました(痛) coldsweats01


+++


演出:黒澤世莉(時間堂)
脚本・作詞・作曲:Micheael John LaChiusa
原作:芥川龍之介「藪の中」「袈裟と盛遠」「竜」
翻訳:山田宗一郎(劇団スカラベ)



***作品はオムニバス形式でありながらもどこかに
 つながりがある複雑なニュアンスをもっていました***


+一幕+

「袈裟と盛遠 袈裟」

袈裟は夫がいるのにもかかわらず別の男(盛遠)を待っている。
盛遠が到着し、二人は愛し合う。
しかし袈裟は観客だけに“盛遠を殺す”と打ちあけ
担当を取り出し盛遠に振り上げる。
盛遠の腕が袈裟の首へ伸びる・・・。

袈裟:武井翔子 盛遠:梶雅人

・・・・・・・・・

暗くなった空間に武井さんの袈裟が現れ
突然歌いだします。
初日はまず「何をいっているのだろう?」から始まりました。
フライヤーと一緒に座席においてある
パンフをよめば話はわかるのですが
それを目で見て理解するには私の脳は堅かったようで・・・ sad

これが二幕の冒頭につながっているのですが・・・
ただこの音楽がどことなく不思議で
とってもオフBWっぽくて。
引き込まれやすいのです。すーっと物語に・・・
そしてその短刀を振り上げ、手が首へと伸びたとき暗転し
舞台は次へと移ります。。。


何ともいえない空間。
不思議なモヤっとした感じ。
徐々に言葉が聞き取れるようになり
6回目でした・・・ 「ぞくっ」っとしたのです。
息を呑むぐらいにゾクっと。。


“真実を知っているのは 観客だけ
 真実を見なさい・・・ 見てください・・・ 知ってください・・・”

そういわれてる気すらしました・・・。




「R SHOMON」
1951年のNY。映画館の用務員がセントラルパークで起きた
殺人事件の取調べを受けている。用務員は仕事帰りに死体を目にしたが
事件にはかかわっていないと供述する。

泥棒は殺人事件の犯人は自分だと供述する。
泥棒は、赤いドレスの人妻が自分をいたずらに誘惑してきたため
その仕返しにその女と夫を夜のセントラルパークに連れ出し
妻を手篭めにしたと語る。そして妻が泥棒に
「夫と決闘しろ」とけしかけたため、妻の持っていた短刀で
泥棒は夫を殺したと話す。

妻の取調べ。妻は、夫を刺したのは自分だと主張する。
姦通を夫に責められ、それでも夫婦の契りを果たすため
ともに死ぬつもりで夫を刺し殺したと訴える。

続いて霊媒師が現れ、夫の魂も供述を始める。
情事を経て、泥棒に心を傾けた妻は、泥棒に「夫を殺して」と
けしかけた。泥棒の変心で夫は殺されずに済むが、妻にも逃げられる。
一人の押された夫は自殺を決め、自分に短刀を刺す。
腹に刺さった短刀が誰かに抜かれ、そこからの出血で夫は絶命した。

再び用務員。彼は、続行される取調べに憔悴しながら
果たして誰が夫を殺したのか、事件の真相はどうだったのか
考えをめぐらせる・・・。




用務員:上野聖太 夫:梶雅人 泥棒:山田宗一郎
妻:千行 星  霊媒師:武井翔子


・・・・・・・・・

これが1番難しく頭を悩ませました。
まず1度目・・・ なぜ梶さん演じる夫は何度も殺されているのか。
それが2度目には回想シーンだと理解しました。
3度目・・・ みんな自分が犯人だと思い込んでいて
結局誰が犯人なのかわからない。。。 ということまで理解できました
4回目、事件の真相を握るのはほかでもない用務員?と・・・
5回目、違う。これは犯人がわからないままでいいのだと気づきました。

泥棒を演じた山田さんはそのチャラいかんじ。
セクシャルな面が出ていて、狂気に満ちた感じが素晴らしかった。
2日目から、夫と妻を追ってクラブで夫にけしかけるときの
お酒の注文の仕方が俄然よくなっていて驚きました。

妻の千行さん。美しいドレスがお似合いで
パワフルな歌声に魅了・・・。
自分側の回想と、人の回想での自分の「妻」の
ポジションがしっかりと明確で
わかりやすいなーと感じた方です。

用務員の聖太さん。
私はやっぱり彼の演技が好きです。贔屓目なのかもしれないけれど

何かを伝えようとするその“伝える”ことも本当に素晴らしいし

この作品で彼が“普通の人間”・・・所謂、働いて残業して上司に怒られて

ふらふらになりながら帰って・・・

偶然にそこで殺人に巻き込まれて。取調べの中で
気力をなくしてしまった・・・。

そして自分が殺したのではないかとすら
思ってしまうという・・・。

結果全員が全員、自分が「夫:梶さん」を殺したと思っている

彼は彼でまた自分でナイフを刺し、誰かに抜かれたと。

そのモヤっとした感じ、じゃぁ犯人は誰?

何が本当なの? そう思って渦を巻きながら一幕は幕を閉じます。

 

そのもやもや感がいいのだ!と気づけたのは

3日目・・・5回目マチネの後でした。難しいなりに色々と思うところのある作品でした。


+二幕+

「袈裟と盛遠 盛遠」

盛遠が 袈裟の屋敷へ向かっている。到着した盛遠は、
袈裟を絞め殺そうとする。そのとき袈裟は短剣を振り上げ、結末は・・・

袈裟:武井翔子 盛遠:梶雅人

・・・・・・・・・

一幕からの続きなので、また不思議な世界感です。

これがリンクしていると気づいたときには

お互いがお互いを殺そうとしている事実・・・

何を思っているのか、何を物語っているのか。

真実は彼らにしかわからないのです。

だけれども、彼らが見せたその姿は観客だけの目に焼きつき

離れない・・・不思議なものではないでしょうか。

 


「救いの日」
場面は現代のNY。牧師は「あの悲劇」以来、信仰への自信を失ってしまっている。

無神論者だった叔母を思い出し、神は虚構に過ぎなかったと怒りにかられた牧師は

「三週間後、セントラルパークの泉の横で奇跡が起こる」というデマを流してやろうと思いつき

公園中に言いふらす。

群集は牧師の予想をはるかに上回るスピードで膨らんでゆく。

ホームレスに元会計士や失職中の元女優

テレビのレポーターら様々な人たちが騙され、公園に集まり、

群集はだんだんと危険なほどの熱を帯びてゆく。

それを尻目に、牧師の心は冷たく凍り付いてゆく。

宣伝した奇跡の時間が目前に迫ったそのとき・・・・

 


牧師:上野聖太 元会計士:梶雅人 レポーター:山田宗一郎
叔母:千行 星  元女優:武井翔子


・・・・・・・・・

この作品は牧師さんが完全メインのほぼ主人公。

最初、救いを求める人々に「やめてくれー」とパニックの彼がなったとき

鳥肌がたちました。

なんとなーく、1幕と通じる部分があり

“セントラルパーク!”のメロディとか♪

彼がついた嘘はやがて、人々の手によって本当となり

そして広がっていく・・・これはよくある出来事。

セントラルパークで彼が出会う人々。

元会計士、かれは見るからにヒドイ格好、今は自由を謳歌中。

元女優。であってしまって、彼は「男」になりました。

彼女が網手袋をしているのですが、それが牧師のロザリオにひっかかる。

そこでの「からまっちゃったね」というアドリブや

ムシが牧師さんの周囲を飛んでいるとき

「セントラルパークはムシがおおいですね」なんてサラっと流して

虫を払ったり。。。そこに生きているのは「上野聖太さん」ではなくて

「牧師 マイケル」でした。

だから私は彼の演技に魅了され続けているのでしょう。。

レポーターの山田さん。1幕とは変わってマジメな役。

夢を抱いていた、だけどあの「悲劇」で彼はどうしようもなかった・・・

あの日「僕はあなたを見ました」と彼は牧師にいいます。

現場担当だった僕は逃げ出したけどあなたは人々のためにそこへ向かってたと・・・。

この「悲劇」って、あくまで「何」かは断定されていないので

想像の範疇でしかありませんが、きっときっと・・・あの悲劇なのだろうと。

NY中がパニックになった、あの事件。

その光景が二人の会話から手に取るように見えるのも不思議でした。

私もニュースで見ただけ。彼らだってそこにいたわけじゃないのに

そこにいるレポーターと牧師はソレを体験しているわけだから

そういう風になぜか思えてくるんです。不思議と・・・

それが役者。 演じるのではなく 生きている ということなのだろうなと・・・

 

おばさんの千行さんは1幕の美人っぷりからかけはなれているのに

やっぱり素晴らしくて。1つ1つの台詞にこもった暖かさは

じわーっと心に広がります。 おまえがそういうならそうなんだろうね。

そう牧師にかけた言葉に「私のこの目で」の意味があるような気がしました。

 

1番の盛り上がり「全部終わりだ」というキセキが起きるとされる直前に

歌う歌・・・。1番ミュージカルらしくて、さらにみんなが信じているから?

キラキラしていて涙がウルウル。。

 

そして、やはりキセキはおこらないのです。

でも牧師の目にだけは見えたんです。キセキが・・・

みんなやめてくれ。全部嘘なんだ」そう叫ぶ彼の声もむなしく

みんなは噴水に集います。

そしてキセキはおきなかったと落胆し、怒りをあらわにしその場を去ります。

でも牧師にだけは「キセキ」がみえたんです。

初日から彼が演じるとその彼が見つめる客席の1番奥に

本当にセントラルパークの噴水があって

そこで何かキセキがおきているように感じます。

そこに噴水が見えている気がするんです。

彼の瞳の中にはしっかり噴水がうつっているような・・・

5回目だったでしょうか・・・

私はキセキを体験しました。不思議な感覚・・・

嵐になった(雨がふった)=みんなずぶ濡れしかも何もおこらない

というのは一般的な形です。

でも、でも・・・

その日。その公演。キセキが起きたんです。

自分も雨に打たれた気がして、自分もキセキを感じた気がして。

彼がそこに生きていて。その劇場はまるでセントラルパークで。

彼の目にうつるものが全て伝わってきて真実が力強く力強く・・・

 

生きてる」牧師は生きている。

そうかんじました

そして キセキは起きた・・・

そう思いました・・・

 

彼もまたその後人生に悩み続けます

でも信じることができて

目にすることができたかれはきっと強いはずです。

そしてこの役は暖かい人柄の聖太さんだから出来るのだろうなと・・・

全てに感動しました。

 

千秋楽はWカテコ!

最後に「全部終わりだ」と歌ってくださいました♪大好きな歌・・・

嬉しかったー。。

そして劇団スカラベ様。

制作さんはじめスタッフさんがとても親切でした。

マチソワの千秋楽日。ホテルから荷物をかかえていった私・・・

劇場は階段でおりる地下。

キャリーをマチネからそのままずっとソワレ終わりまで預ってくださったり

本当にありがとうございましたと主宰の山田さんもおっしゃってくださり

小劇場だからこそのオフBWもの

福岡の小劇場はまだまだストプレ、オリジナルが頑張っていますよね。

でも小さい箱で出来るオフBWものって

なんだか福岡でも頑張れば見れないかなとすら思いました。

芥川原作。

どうだろう?と臨んだ舞台。。。

モヤモヤが晴れた最後の最後。

幸せになれました。

素敵な舞台をありがとう!心から叫びたくなりました。

2010年4月11日 23:48  カテゴリー: ミュージカル 東京 | コメント(2) |
劇団四季クレイジーフォーユー4/3ソワレat福岡シティ劇場

今期、二度目のCrazy For You(以下CFY)

 


1階に下りました(笑)初日C席だったので。
わりと下手寄りから見たため、
また違った角度からのCFY。
とっても楽しく楽しむことができました。

*Story*1回目に書いてありますので省略。
初日の日記はコチラ
 

*Cast*(変更なし)
ボビー・チャイルド 加藤敬二 ポリー・ベーカー 木村花代
ランク・ホーキンス 川原洋一郎 アイリーン・ロス 増本藍
ベラ・ザングラー 志村要 エベレッド・ベーカー 石波義人
ボビーの母 斉藤昭子 テス 高倉恵美 
ユージーン・フォーダー 村澤智弘
パトリシア・フォーダー 西田有希(劇団俳優座)
ムース 荒木勝 サム 古賀陶馬ワイス ミンゴ 畠山典之
ビリー 厂原時也 カスタス 坂本剛 ジュニア 大空卓鵬
ピート 大塚道人 ジミー 田中宜宗 ワイアット 澤村明仁
ハリー 西門宇翔 パッツィー 柏円 シーラ 高橋佳織
ミッツィー 大石眞由 スージー 徳江みさほ ルイーズ 恒川愛
ベッツィー 村上智 マギー 山崎菜摘 
べラ 村上絵里子 エレイン 鈴木真理子


+++


敬二さんボビー
堅さが抜けていい意味で自然さが増しました。
またCFY自体を楽しんでいる感も伝わってきました。
やはり何度演じられていても初日は
確認しつつではないですが、1つ1つがコメディなのに
計算されているコメディであり、
それが前面に出ていた気がしたのですが
ボビー・チャイルドとしての遊び部分がしっかり見えてきて
何というか、楽しんでる。そこで楽しさが増す・・・
そういう良い客席との相乗効果になった気がします。


花代さんポリー
初日はかなり声を作ってきているなーっと
思ったんですが、今回は自然なとことポリーの
男勝りな部分との使い分けがナチュラルで。
花代さんのかわいさも押し出されていた気がします。
最後の白いドレスはやっぱ1番似合いますね。
さすがです!!
初日、安定感がなかったアイガットリズム♪での
「あぁ~」の部分。アンサンブルの身長差の問題もあってか
ちょっとフラつく部分も見られたのですが
今回はわりと安定して声が出ていました。
楽しそうにここも歌っていて大好きなシーンです。


**
ボビー母 斉藤さん。 最初、冒頭の台詞に力がなく
舌足らずというか噛んではないけどうまくいえない感じで。
大丈夫かな?と思ったのですが後半復活!
ポリー父と出会うシーンではじわじわと会場の笑いがw
あのシーン大好きです♪

デッドロックにてポリー登場シーン。
「ゆうびん~」ときたポリーから請求書って渡された
厂原さん(ビリー) 「ありがとう」っていいながら
請求書を一生懸命みて怪訝そうな顔。
何をそんなに頼んだんだ?と思いつつ・・ (笑)
屋根を一生懸命直したり、ポリーはこんだり
とにかくアクロバットにおいては本当に凄いですね。
さすが厂原san!です♪
ホテル2階からの飛び降りと、屋根の上でタップから下へおりるとこ
結構好きです♪
でも屋根タップ組がこの日はちょっと音が不調でした... ?

ザングラー扮したボビーが劇場でお稽古している時に
ウッドベースの弦に見せるためのロープを切るシーン。
高倉テスがちょこっとタイミングが早くて、ボビー(ザングラー)が
切る前に切れていました。
でもあれって上手から見てたら、敬二さんの背中で見えなかったのかも
やっぱり見る角度で見えてくるものが違いますね。

椅子バリケードはやっぱり凄いです。
本物のond day moreとは違い
1階からでもムース荒木さんの赤旗は表情も見えますよ(笑)

HAPPYな作品です。

みんなが幸せになれるんですよ!
そして劇場再生物語なんですよ。
劇場を生き返らせるんだ」そういったボビーは
偽ザングラーとして、懸命に努力し
結局1度は失敗しますが・・・
本物ザングラーによって、再び劇場は息を吹き返します。
こんなに素晴らしい劇場なのに
だから、福岡シティ劇場を生き返らせましょうよ!

客電ついても鳴り止まない拍手に追い出しの
アイガットリズムでみんな登場。
終わってもカテコが続き、最後は敬二さんが花代さんを
お姫様だっこで花代さん投げチュー♪
かわいすぎるっ!!!

次回は6日ソワレ観劇です♪
今度は上手なのでまた違った目線で見れそうです!

今の私は福岡シティ劇場を守るために

何かをしたいのです。

だからこそボビーにも共感します。

 

大切な人がいます

この日も隣で一緒に見てくれた大切な人

皆さんにもいますよね?大切な人。

 

だからこそポリーに共感します。

 

そうやって楽しんで見て

純粋に笑って、感動したら泣いて。

楽しめばいいんですよ!王道のミュージカルなんですもん!

 

 

いろんなことに共感して

いろんな笑いを共に楽しんで

千秋楽まで盛り上がりたいじゃないですか!!

 

幸せになりにいきませんか?

本当に心から楽しめますよ!

2010年4月 3日 23:07  カテゴリー: ミュージカル 劇団四季 | コメント(0) |
クレイジー・フォー・ユー(劇団四季)4/1ソワレ初日at福岡シティ劇場

劇団四季 福岡シティ劇場復帰作

「クレイジーフォーユー(Crazy for you)」へ行ってきました。

(以下CFYと表記させて頂きます。)

 

ネタバレとなる表記があります!ご注意ください !

 

 

 

*Cast*

ボビー・チャイルド 加藤敬二 ポリー・ベーカー 木村花代

ランク・ホーキンス 川原洋一郎 アイリーン・ロス 増本藍

ベラ・ザングラー 志村要 エベレッド・ベーカー 石波義人

ボビーの母 斉藤昭子 テス 高倉恵美 ユージーン・フォーダー 村澤智弘

パトリシア・フォーダー 西田有希(劇団俳優座)

ムース 荒木勝 サム 古賀陶馬ワイス ミンゴ 畠山典之

ビリー 厂原時也 カスタス 坂本剛 ジュニア 大空卓鵬

ピート 大塚道人 ジミー 田中宜宗 ワイアット 澤村明仁

ハリー 西門宇翔 パッツィー 柏円 シーラ 高橋佳織

ミッツィー 大石眞由 スージー 徳江みさほ ルイーズ 恒川愛

ベッツィー 村上智 マギー 山崎菜摘 べラ 村上絵里子 エレイン 鈴木真理子

 

*Story*

1930年代、ニューヨーク。銀行の跡取り息子ボビーは仕事よりダンスに夢中。

ある日銀行の命令を受けて、劇場を差し押さえにいやいや砂漠の町デッドロックへ。

かつて金鉱の町として賑わっていたデッドロックは、いまはすっかり寂れていました・・・

そこで、ボビーが出会ったのは町でただ1人の女性ポリー。

男勝りで威勢がいいけど・・・ボビーはポリーに一目惚れ!得意のダンスで彼女を心を

つかもうと必死になります。しかし彼女は、ボビーが差し押さえにきた「劇場」の娘だった!

ボビーはショーを上演し、劇場を救おうと提案します。しかし彼の正体を知りポリー拒絶。

けれど、あきらめないボビー。数日後、ニューヨークで名をはせるプロデユーサー

ザングラーがやってきます。踊り子の女性たちを連れて・・・。しかしそのザングラーは

変装したボビーだったのです!!でもそれを本当だと信じた町の人々は必死にダンスを覚え

ショーの準備をすすめていきます・・・でも皮肉なことにポリーはボビーの変装したザングラー

に恋をしてしまうのです!おかげで恋は大混乱!!そしてショーは・・・

 

+++

4月1日 待ちに待ったCFYが開幕しました。

衝撃の閉鎖発表、延長決定から約2ヶ月ぶりの劇場。

2/7、あの日・・・何とも言えぬ気持ちで向かった劇場は

何も変わらずにそこにありました。

「ラブ・コメ」推しの作品ですが・・・

劇場を再生するためにボビー扮するザングラーと本物のザングラーが奮闘し

町の人たちとショーを作り上げていく中での恋愛模様。

劇場再生・・・ 考えすぎなのかな?

私にはとってもタイムリーに感じたんです。。。

今のこの福岡シティ劇場だからこそ・・

 

こんな素敵な劇場があるのに。

劇場をよみがえらせるんだ!

 

このボビーの台詞は

ショーを作り上げたのに、観客が入らなかった

もうショーなんかやめないかという町の人たちの前でボビーが言うものです。

ずっしりと心に響きました・・・

 

♪Stiff Upper Lip では劇場での会議から椅子を使ってダンス。

台詞にもありますが「どこかのフランス革命ミュージカル」のようなバリケード(簡易版)

まるで・・・「レ・ミゼラブル」の1シーンを思い出させるかのように

後方でゆれる、レッドフラッグ。 

バリケードの頂上でボビーが高らかに突き上げたレッドフラッグ・・・

そしてあきらめた住人たちが去ったあとバリケードに悲しく残ったレッドフラッグ・・・

CFYなのにぃ(><)と思いながらもレミゼ狂の私には心が揺さぶられました。

 

それ以外にもポリー父とボビー母の出会いの瞬間

スポットライトが互いに浴びる演出は最近見た作品だと

アメリカ発のラブコメ ALL SHOOK UPのようだし

ニューヨークのシーンでのバックに光るネオンの劇場の作品名は

プロデューサーズのようだし・・・。と

10年前に見たときから私も多くの作品を目にしたせいか

いろんな物と重なることがあり、とってもとっても感慨深くもなりました。

 

*ボビー(加藤さん)

さすがのダンスです。タップダンスなどが多い演目ですが

まるで歩くかのように踊る。それはもぉフレッド・アステアを彷彿とさせます。

見ているだけで幸せになれるダンス。

アステア作品を多く見ているわけではないのですが、本当にアステア作品で

見たい!と思わせていただきました。むしろアステアを目指して欲しいです♪

初日ということもあってか、冒頭ちょっと力が入っているな~と

感じたりもしたのですが・・・ 最後の最後にはボビーの自由さひたむきさ。

そこに共感し、必死に彼の恋を応援していました。

 

*ポリー(木村さん)

いつもかわいらしい役を演じられているイメージが私についていたのか

声色を変えての威勢いい男勝りな姿が、はじめ想像がつかなかったのですが・・

ポリーになっていらっしゃいましたね・・

これが日を重ねるごとに、素晴らしいものに進化していくのかと思うと

楽しみで仕方ありません。最後に白いドレスで出てきたときには

もう美しさに感服しました。

 

Lastシーン2人が踊るとき

2階から1度見てください。円状の高い場所で踊る二人は

まるでオルゴールの人形のようです。

とてもいい意味で美しい。。

これは以前に別の作品でも思ったのですが

2階席から見るとまったく違う目線で見えてくるので面白いです。

 

そしてカンパニーも東京での公演を積み重ねていただけあって

♪I got Rhytmのダンス、小道具を用いて、一瞬でもタイミングがずれると

おかしくなってしまう流れも楽しそうな笑顔で歌い踊る姿にとても

良いカンパニーだなと思いました。

 

古きよきアメリカの田舎町。

そこで繰り広げられるいろんなドタバタ劇。

1幕に比べ、2幕は展開がはやーい!と思うこともありますが

何も考えずに・・そこにある空間と音楽に身を委ね

楽しさを体感しに劇場へ行く、そして面白いと思ったら

くだらないことでも笑う!それができるのがこの作品、CFYです。

 

肩に力なんか入れずに、見れちゃうかんじの

よくある典型的ミュージカルのドタバタコメディで

うまくいってしまうという素晴らしい展開の。

だから見終わっても幸せな気分になれちゃうんです。

思わず歌いだしたくなるような・・・♪

 

ダンスが多いので

見ごたえもあるし、2階席や1階席といろんな角度から見てみたい作品です。

 

劇中、ポリーが

おとぎ話のようにうまくはいかないと嘆く歌があります。

1幕は楽しいのに 2幕は悲しい別れがある・・・と。

でもこの作品はポリーがそしてボビーが自分たちの力と

人を想う気持ちでHappy Endへと導いていきます。

 

CFYのようにうまく劇場再生・・・とはいかないかもしれません。

Finalの追い出しといわれる最後の曲が終わっても

鳴り止まない拍手に再び登場したキャストの皆さんの表情は

とっても素晴らしくて。

最後は加藤さんが木村さんをお姫様だっこ☆

もぉ思わず、幸せな笑みがこぼれてしまう素敵な瞬間に立ち会えました。

 

福岡シティ劇場が再スタートを切りました。

こんなに素敵な劇場があるんですよ、生き返らせましょう!

なんとか!福岡でもっとミュージカルが見れるように!

何とかできないものかな・・・と思った、そんな初日でした。

2010年4月 1日 23:09  カテゴリー: ミュージカル 劇団四季 | コメント(0) |

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