「組織は腐敗する。革命は堕落する。いかなる組織も、いかなる革命も。」 ~平田 オリザ~

平田 オリザさん作、青年団 『革命日記』を見てきました。

 

~とあるテロ集団が 上からの命令で「空港の突入」と「大使館襲撃」を企てます。

 

計画したのはいいですが、その過程の中で 様々な問題に直面します。

集団の理念の問題、人員不足、集団内の人間関係、夫婦問題やご近所問題まで。

 

テロ集団の構成員それぞれが 個としてどうあるべきか、集団の一員としてどうあるべきか 向き合います。そして 集団としての臨界点へ向かいます・・・。~

 

「個」と「集団」がテーマなのです。

 

よくありますよね。

 

「仕事」VS「家族愛」、「会社」VS「自分」、「バンドの方向性」VS「自分の音楽性」etc....

 

例えば、「桜の園」のトロフィーモフは 社会や理念を語る一方で 劇の終盤「僕のブーツがない!!」と叫びますし、井上 陽水さんは 「傘がない」と歌っていました。

 

先日、勤務先で 退職が出ました。

事の顛末は、色々あるでしょうから 簡単には言えませんが、やはり「個」と「集団」、「合う、合わない。」という話しだろうと思うのです。

 

僕は、「ブーツがない」「傘がない」という訴えを知らず知らずに聞いていて、日々のなか聞き流してたりしてたのではないだろうか?

 

う~ん、しなやかに 賢くなりたい。

2011年6月23日 20:00  カテゴリー: | コメント(0) |
「自惚れはいい加減にして、ただ働くことですよ。」 ~地点『桜の園』~

放射能の影響でしょうか、魚の値段がすごく落ちているような気がします。

 

昔、狂牛病が世間を騒がせた頃、元嫁と二人で「VIVA!! 狂牛病!!」とか言いながら(不謹慎ですね、すみません。)、二人でよく牛肉を食べていた事を思い出します。

 

お魚をよく見てみると 長崎県産だったりするので、おおよそ風評だと思うのですよ。そういうよく解からないものとは微力ながら 闘いたくなるのです。

 

そんなこんなでやたら最近食べている刺身の味はおいしいですが、なんだか ほろ苦いです。

 

先日、地点さんの『桜の園』を見てきました。

 

ロシアの劇作家、チェーホフ作。三浦 基さん演出。聞くと三浦さんは、作家さんではなく 生粋の演出家とのこと。実際の演出を見ると 削ぎ落として、核だけ残したような感じだったので納得です。

 

物語は いたって簡単で、ロシア帝政時代末期、没落貴族(母 ラネーフスカヤ、その兄 ガーネフ、娘 アーニャとその養女 ワーリャ)が、借金のカタに、自慢の「桜の園」と邸宅を競売にかけられてしまい、「桜の園」から出ていくことに・・・。買うのは農奴あがりの商人 ロパーヒン。貴族に雇われていた農奴でした。そこにラネーフスカヤの亡き息子の家庭教師だった大学生トロフィーモフが加わって、そこでの人間模様がテーマのようです。

 

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舞台には 硬貨、四方には 柵。中央には 腰かける 家族とおぼしき4人。右手には 身なりのいい男1人。左手奥にみすぼらしい男。皆、見つめるは虚空。

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ラネースフスカヤは、家計が厳しいにかかわらず 散財癖がなおらず、兄 ガーネフは 表層的な理屈や希望的観測ばかり語っていきます。

 

帝政時代の終わりで 変わっていく価値についていけないその姿は過去の栄光にしがみついているようにも見えます。

 

そんな二人に トロフィーモフが語るのです。

 

『(前略)自惚れは いい加減にして、ただ働くことですよ。』

 

真実や現実を直視できない没落貴族の姿の向こうに、なんだか今の自分や日本の状況なんかを垣間見たような気がしたのです。

 

なにもこんな時期に 総辞職やら 解散やら言わないで、それぞれやれる事をやりましょうよ。

僕も反省しますから・・・。

 

でも きっと本当のところは わかってないんだろうな、僕。

2011年5月30日 20:54  カテゴリー: | コメント(0) |
『Do for Japan』 ~ zeal  ~ in 博多どんたく

_MG_51071.jpg連休 3日 4日 とdanceを見ていました。

 

というのも とあるきっかけで zeal という dance team の方々と知り合いになって、博多どんたくに参加するというので 御誘い頂いた訳です。

 

最近 福岡のお芝居好きやクラシック好きの方々と 話をしたりすると『福岡は 文化度が低い』という事を耳にします。

東京なんかに比べると 圧倒的に 芝居小屋やホールが少ないそうです。動員も当然少なく、演目も広島までは来るけれども、福岡には 来ないというケースも ままあるそうです。

 

_MG_50951.jpg

 

博多どんたくに行って感じたのは、『結局 博多の人間って見るより、出たいのかもね。』って事でした。

まあ、自分の住んでる街なので、少しほっとしました。すみません。余談ですね。

 

んで dance です。

 

まあ、今まで テレビなんかでダンス見て 格好いいなあ 程度だった訳です。

今回 何が驚きだったかというと 「ちゃんと演出がある」。

 

 

_MG_50701.jpgのサムネール画像のサムネール画像ダンスの技術だけでは、なさそうです。見かけの格好よさだけでは なさそうです。

 

まあ、『白鳥の湖』という ちゃんとした演目もあるし、ミュージカルではアンサンブルの方々が踊るので、当たり前といえば、当たり前なんですけどね。

 

今まで 程遠かったエンターテイメントなので、少し見てみよう思います。

 

余談ですが、昨年 散々zealの方々に『一緒にどんたく出ようよ!!』と誘われたのですが、僕は カラオケすら 恥ずかしくて人前で歌えないのでした。・・・。

 

 

それは そうと 福岡に 熊川 哲也さんが 『ロミオとジュリエット』で来られます。

 

『K-BALLET COMPANY』オフィシャルサイトはこちら

 

踊りたくなった方は、

 

『ジールダンスセンター』オフィシャルサイトはこちら  

2011年5月 8日 12:56  カテゴリー: | コメント(0) |
舞台版『千年女優』。

舞台版『千年女優』を見てきました。

 

 presented by TAKE IT EAZY!さん 女性ばかりの演劇ユニットで、んで、せまい劇場で 観客も女性の比率が高かったので お尻が落ち着かなくて、そして、なんだか 恥ずかしくなってしまいました。

 

僕も 結構な歳なのです。

  

すいません、中身 書きます。

 

原作 今 敏監督のアニメ『千年女優』が あまりにも有名なので ブログを書くのにも非常に緊張もんです。

 

突然引退した老女優 千代子 が マスコミの単独取材に対し若い頃の恋を語り始めます。

ある日 とある男性とぶつかります。そして 『いちばん大切なものをあける鍵』をあずかります。

 

その一瞬だけで男性に恋をします。

 

『あの人の目にとまるかもしれない』その思いのみで女優になった彼女。

彼女の男性への『思い』、それは彼女が過ごした現実と出演した作品の間をオーバーラップしながら描かれていきます。

 

『どこまでも逢いに行きます。』

 

そして・・・。

 

こういうあらすじだったのですが、 まあ 熱さ と せつなさ にあふれたお芝居でした。

 

しかも 良く走る、また 体が キレている。画的に 格好よくも美しい。

 

それだけでも 感動したのでした。

 

~ ~ ~

 

昨年 大好きで 憧れていた 写真の先生が 病で 亡くなりました。

 

格好も ライフスタイルも 筋金入りの御洒落で 厳しくも優しい方でした。憧れだったのです。

 

彼の語った言葉は いつも僕の心の中にあります。

 

今でも街で 似ている背中を見つける事があります。そして 思わず声をかけそうになります。

 

先生だけでは ないのです。 昔 大切だった 今は いない あの人だってそうです。

 

幻想だと頭では 解かっているのです。が、 どうしようもないのです。

 

~ ~ ~

よく わからないですね。すみません

 

ええと、熱さと せつなさ あります。(それだけじゃないですけどね。)

 

舞台版『千年女優』オフィシャルサイトはこちら

 

動画もあります。 是非 どうぞ。

2011年4月23日 20:08  カテゴリー: | コメント(0) |
『桜壽博多座大歌舞伎』を見てきました。

~地震でお亡くなりになった方、心よりお悔やみ申し上げます。また、地震で被災された方、心よりお見舞い申し上げます。被災地及び原発の最前線で頑張っている方、敬意と感謝でいっぱいです。頑張ってください。~

 

歌舞伎を見てきました。

 

地震でこんな時ですから、なかなか 見る方も 興行を行う方も大変なものがありますね。

 

書いてる今も『う~ん』と思っていますが、エンターテイメントで食べている人もいるわけですから、なかなか神経質になりすぎるのもどうかという感じもします。

 

『歌舞伎』

 

なかなか敷居が高いものがあります。

 

が、実際に観てみると ずいぶんイメージの違うもんです。

 

博多座の入り口から入り (さすがに、博多座には 何回か来たもんで 余裕がでてきました。最初は緊張したもんです。)階段をあがり、売店で飴(博多座に来た時には 必ず買います。春らしく 桜色の飴でした。)を買い、座席につきました。

 

桜色の飴は、桜の匂いと中にあんこが入っていて すごくおいしかったです。

 

そうこうしている内に 中村 勘太郎さんのご挨拶があるのですが、まあ 格好のいい事。きちんとしたご挨拶は ほれぼれします。

 

 

『夏祭浪花鑑』

 

これが 僕の観た演目ですが、漢字ばかりで読みづらい。そもそも『鑑』って歴史の教科書で見たぐらいです。

 

始まる前にお囃子が流れます。

 

これがいい!!

 

桜の匂い(休憩中に 4~5個ほおばって芝居をみていた訳ですが…)の中、お囃子が遠くでなっていて それが段々近づいて来て 幕が開く。

なんか頭の中に江戸の風景が浮かんできました。この瞬間だけでも来て良かったと思いましたから。

 

ところで、博多座では 歌舞伎のためのガイド(ポケットラジオ見たいなの)を貸してくれます。

多分、お約束ごとが沢山あるのです。 

 

でも 借りなくても全然大丈夫です。楽しめます。立ち方、走り方、その他いろいろありそうですが、きちんと伝わりますし、当然それそのものが『様式美』を持っているので 見ていて格好いいです。

 

それで 内容は・・・『見てみましょう。』 お話の筋そのものは 簡単です。でも だからこそ いろんな所がすごいのです。

 

歌舞伎役者さんが もてる訳です。

 

季節ごとの飴を食べつつ、歌舞伎みたいなあ…。

2011年3月19日 16:50  カテゴリー: | コメント(0) |

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①きわめて 演劇ビギナー。

②きわめて 遅筆。

③きわめて ネクラ。

④きわめて 無口。

⑤きわめて 高所恐怖症。

ひょんなことから観劇日記を書くことになって、はなはだ狼狽しています。

演劇?うーん、むずかしそう。多分、たくさん脱線します。

どうぞよろしく。

興味があれば足を運んでいます。