北九州劇場 小ホール 甘い丘 9月13日(日)14:00~
当日券を買おうとしたら、キャンセル待ち状態。
なんとか入れました。
●リーディングセッション
初めてリーディングセッションというものを見てきました。
ただ手に台本を持ってしゃべる、いわゆる朗読会の
ようなものを勝手に想像していましたが...
全然違った...。普通に舞台でした。
4段階のステージになっていました。
一階から三階はサンダル工場の中を再現。
一階には椅子のある空間、
二階はテレビのある居間、
三階は工場長の事務室。
最上階は不思議な霊が現れる丘。
丘と事務室の間に、音楽家の花のんさんが生で
演奏するスペースがありました。
役者はみんな、台本を手にしながら演技をしてました。
うまかったです。みなさん。
稽古時間はわずか5日だったそうで、何ともお疲れ様です。
そういうバックグラウンドを予めチラシで
読んでいただけに、何とも言えぬ緊張感がありました。
●ストーリー
ストーリーはさすが、俳優・演出家・脚本家の桑原裕子さん作、
岸田國士戯曲賞最終候補作品として注目されただけあって、
飽きない、面白い。
主婦だった品のある女性が夫に逃げられて、汚くてゴム臭い
サンダル工場に飛び込み、生活費を稼ぐために寮母として働き始める。
そこでの出会いに少しずつ心を開いていく女性、そして
同僚たちの様々な人間くさいドラマが、2時間の間にぎゅっと詰まってました。
中でも喧嘩のシーンが迫力あって、印象的でした。
― 恋人、姉妹、同僚、夫婦。
今で言うDVと捉えられなくもないシーンが
(実際は打たず、台詞とジェスチャーだけ)満載でした。
でもそれが花れんさんの甘い、ぽわんとした、生演奏・歌に包まれました。
優しさと激しさが絶妙に織り交ぜられた舞台、そんな印象が残りました。
●初・KAKUTA体験
今回、初めてKAKUTAの皆さんを見にいきましたが、
お客さんは驚くほど色々なタイプでした。待ち時間中に
行きつけのイタ飯話しをしている若い女性もいたし、
スーツ姿の男性(日曜なのに)、それに40―50代くらいの
おばさん、おじさんも! 行きやすくて敷居低めかな。
●ステファニーの所感
経済的格差や、前科有などの経歴による、差別意識。
見下すな、軽蔑するな。
そんな感じの叫びが、聞こえました。
それは時代や年齢を越えて、普遍的なテーマだと思いました。
真っ向から向き合っているこの作品に、なんかうるっときました。
本、出る見たいですね、甘い丘。出たらもう一度じっくり読みたい一品です↓
http://www.kakuta.tv/fumikura/gikyoku_publishing/
●キャスト
(北九州劇場公演情報より)
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/event/2009/0912read.html
<出演>
穴迫信一(九州産業大学演劇研究部)、
岩本将治、沖田みやこ(のこされ劇場≡)、
小合静世
佐藤友美(劇団C4)、上瀧征宏、白石萌(下関市立大学演劇部)、
田中克美、鶴田弥生(のこされ劇場≡)
寺田剛史(飛ぶ劇場)、宮地悦子(演劇集団フリーダム)、
宮脇にじ、山本真由美
成清正紀(KAKUTA)、原扶貴子(KAKUTA)