2月20日(土) 18:00~ 北九州芸術劇場
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藤原紀香が見たくて...
というのもあるけれど、本格的なブロードウェイの匂いがして行ってみました。
もち、満席。
で、、
ブラボー!藤原紀香、惜しむところなく
セクシーなダンス&歌を披露!!声もすごい出て素敵。
諸星くんのパフォーマンスにも驚いた。NY在住の彼。
生半可ではないエンターテイナーとしての生き様を見た。
曲も生のオーケストラだったので生々しい立体感があって、
舞台の質を上げていたと思う。
●キャバレーは、偏見、人種差別、いわゆる「普遍的なテーマ」が
いくつか描かれている作品。
―バイセクシュアルに描かれているクリフォード・ブラッドショー(阿部力)。
―ドイツのナチス時代、そしてユダヤ人迫害。
―宿の女主任フロイライン・シュナイダー(杜けあき)と果物屋を営む
老人ヘル・シュルツ(木場勝己)の、老人同士の恋。
―ベルリン女とアメリカ男の、国境を越えた恋。
皮肉というべきか、人間性の中でも最も汚くて恥ずかしくて
避けられないエロス欲を商売にしているキャバレーが唯一のサンクション。
性別も宗教も年齢も関係ない。ただ官能に溺れる。許される空間。
ベルリンのキャバレー、キット・カット・クラブで働くヒロインの
サリー・ボウルズ(藤原紀香)とクリフはここで出会い、恋をしていく。
●人生キャバレー
キャバレーのMC(諸星和己)が、ステッキを振いながら、
薄気味悪い化粧顔にアンバランスな笑顔でこう言う、
「キャバレーには悩み事なんて存在しません。キャバレーじゃ人生はただただ美しい。」
人生が、キャバレーにひっくるめられている。
サリーが言う。「人生はキャバレー。」
ナチスと今の時代とではだいぶ事情が違うし、ドイツという舞台と日本も、もちろん文化が違う。
でも、納得のいかない社会の不条理は、いつでもどこでも、必ずある。
こういう作品を世の中に出し続けていくことで、
社会の不条理に目を向けること、忘れないこと、
血を流し込んでいくこと、が、大事なのかなと。
そうすることで、石のように硬くて変わらなくて
今周りの人々を絶望や失望に落し込んでいる何かに、
光があてられ、
少しずつ柔らかくなって溶けていって、
見失っていた希望や糸口が見えてくる―
のでは、ないかなと。
そんなわけで、良かった!!
今回福岡入りは2日間だけだったので、また来て再上演してほしい!!
HP: http://2010cabaret.jp/index2.html
●キャスト
脚本:ジョー・マステロフ
作曲:ジョン・カンダー
作詞:フレッド・エブ
修辞・訳詞・演出:小池修一郎
サリー・ボウルズ:藤原紀香
Emcee:諸星和己
クリフォード・ブラッドショー:阿部 力
シュナイダー夫人:杜けあき
コスト:高嶺ふぶき
エルンスト:戸井勝海
シュルツ:木場勝己