映画・インタビュー
映画「心が叫びたがっているんだ」福岡・大ヒット御礼舞台挨拶

2013年、アニメファンの枠を超え、心揺さぶる感動作として興行収入10億円を突破する大ヒットを記録した『劇場 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。テレビアニメオリジナル作品としては歴代位の記録を打ち立て、 今でも日本中に“あの花現象”を巻き起こしています。そして今秋、再び秩父を舞台にした完全オリジナルストーリーの 青春群像劇が誕生

main1.png ©KOKOSAKE PROJECT

 

この『心が叫びたがってるんだ。』の大ヒットを受け、 福岡での大ヒット御礼舞台挨拶の開催が決定主役の成瀬順役を演じる声優、水瀬いのりさんと企画・ブロデュースを手がけた清水博之さんをお迎えし、映画の見どころや裏話を語っていただきました。※MCはアニプレックスの村山さん。

(舞台挨拶撮影:大工 昭)

 

ーー水瀬さん、福岡には来られたことはあるんですか?

 

水瀬 はい。小倉(福岡県北九州市)には行ったことがあるんですが、福岡・博多は初めてです。

 

ーー福岡・博多でこれだけはしておきたい、ということは?

 

水瀬 うーん、博多ラーメンが食べに行きたいです!(笑)だいぶお腹が空いてきました。

 

水瀬1.jpg

水瀬さん

ーーこれからご覧になる方が多いので、ネタバレにならないように気をつけます。と言いつつ…本編についてですが。水瀬さんが演じられた役のキャラクターについてお話ください。

 

水瀬 私が演じた成瀬順という女の子は、子供の頃にあることがきっかけで言葉を封印されてしまった女の子です。言葉が封印された理由は、物語のキーポイントになっているので、これからご覧になるみなさんには、どんなことがきっかけになったのか、楽しみにしていてほしいですね。

 

清水 そうですね。前半の演技が、後半のミュージカルに結びついていきます。感情の高ぶりとか、みなさんの演技が素晴しいので、僕も何度もみているんですが、声優のみなさんの演技に圧倒されてしまいます。

 

清水さん.jpg

清水さん

 

ーー共演者について教えてください

水瀬 まず坂上拓実くんは、内山(昴輝)さんが演じてあるんですが、今どきの高校生というか、本音を言わない、自分のことをあまり主張しないタイプの男の子です。エアーな少年と、書いてある通り、ちょっと不思議なキャラクターです。

 

ーー順にとっては大切な人なんですよね?

 

水瀬 そうですね。ここにいる3人は順にとって、物語の中できっかけをくれる人たちなので、注目してほしいです。

 

ーーつづいて田崎大樹くんについて

 

水瀬 大樹くんは、細谷佳正さんが演じているのですが、ご覧の通り坊主頭で、活発な野球少年です。ビジュアルから見てもおわかりと思いますが、ちょっとケガをしていて、これから未来に向かって活躍していきたいという気持ちとは裏腹に、部活ができない葛藤というか、前に進みたいのにそれができないもどかしさがある。そこから来るいら立ちだとか周りに強く当たってしまうところが現実の高校生のみなさんにも共感したり、高校の時に野球部員だった方とかには痛いほどわかっていただけるのではと思います。

 

ーー一番共感できるのは大樹かもしれないですね。最後に仁藤菜月ちゃんはいかがですか?

 

水樹 菜月ちゃんは雨宮天さんが演じているのですが、ビジュアルから見ても順とは対照的で、髪も長いし、どこか女性らしさがあったり、わりと優等生で、チア部で活躍していたりします。本当に太陽のような人で、対照的に描かれているので、順とどうやって会話するのか、あるいはしないのか楽しみにしていてほしいですね。あ、前髪のあるなしも違いますね。順とは真逆です。

 

ーー清水さんにお聞きしたいのですが、「あの花」に続いて、埼玉県秩父市が舞台になっていますが、この中に秩父にいったことがあるよ、という方…あぁすごい!(結構、手が挙がっていました)

 

水瀬 あーすごい!!

 

ーーよくご存知ないかと思っていたのですが…。秩父について、「あの花」との関連も含めて、清水さんにお話いただきたいと思います。

 

清水 秩父は福岡の方からすれば「どこ?」という感じとは思いますが、埼玉県にありまして、歴史・文化が発達した街です。夜祭りや巡礼なども盛んで、近くにはキャンプ場もあり、風光明媚なところです。「あの花」の時には、秩父が舞台というよりは東京から少し距離があるところで、閉塞感というと語弊があるのですが、“東京へはすぐに出られるんだけど、何かしら距離感があるまち”ということで選びました。今回同じスタッフで青春ものをやるにあたって、いろんな候補地も探していたんですが、最終的には土地カンもあり、監督以下すごく思い出もある秩父を選ばさせていただきました。

 

ーー水瀬さんも、秩父に行かれたんですよね?

 

水瀬 この前、初めて行きました。初めてでしたが、「あの花」のファンだったので、その舞台になった場所に立てたのが嬉しかったし、そこで「ここさけ」の話をしたというのも感慨深いものがありました。

 

ーー「あの花」の話になりましたが、本編中にちらほらと…。

 

清水 はい。「あの花」のオマージュというか、いくつかそういうシーンがありますのでそういうところも楽しんでいただけたらと思います。

 

ーーさて本編に戻りますが、水瀬さんはどのシーンが一番大変でしたか?

 

水瀬 全部です(笑)、アフレコの時はまだ線画のような状態ですので、ミュージカルシーンとかどうなるのか私も楽しみにしていたのですが、実際見たらすごかった。ひとりひとりのがんばりがちゃんと画面に活きています。スタッフさんみんなのがんばりが、このシーンを支えてくれていると思うので、ぜひ注目して見ていただきたいと思います。アフレコは音楽テストに呼ばれるような感じでひとりずつや数人ずつ呼ばれて。歌は本編撮り終わってからの収録だったので最後のは(深夜)12時近くになっていたと思います。緊張しましたが、一生懸命歌いました。

 

清水 今回アフレコにも気を遣いました。大勢の場面では、生徒役の際の立ち位置と同じ位置にたって、音の聴こえ方も劇中(映像)と同じようにしています。丁寧に音を収録しています。

 

水瀬 ぜひその辺りも聴いてください。


ーーアフレコのエピソードってありますか?
 

水瀬 メインの4人はいつも真摯に台本読んだり、まとめたりして和やかな感じだったんですが…お腹空いてくると、普通にクラスメイトみたいに話してました(笑)。自然とほかのキャストの人たちとも、クラスのような囲気でした。楽しかったですね。

 

ーーお気に入りのシーンとかありましたら伺いたいのですが

 

水瀬 4人の1人1人がそれぞれ悩みや乗り越えないといけないものを抱えているので、それができるのか、できないのか…。達成できるかあきらめるのか。達成の方法もいろいろなのでポイントがわかると思います。あとはミュージカルのシーンですね!気合い入れてます!(笑)

 

清水 青春群像劇や日常芝居はアニメでは難しいのですが、そこをあえてやってます。1カット1カット丁寧に、アニメでしかできない表現で作っていますので注目してほしいです。

 

ーーこれからご覧になるみなさんに、ひと言お願いします。

 

清水 オリジナル作品を一生懸命作ってます。4年くらいこの作品に関わって来ました。心に何か残ってくれたら嬉しいですね。

 

水瀬 誰かにものを伝えるということをこの作品から学びました。これからも自分が言いたいことがちゃんと言えるようになりたいと。そういうカラを破っていきたいと思います。

 

ーーありがとうございました。

 

水瀬2.jpg

 

水瀬いのり・プロフィール

現在19歳ながら声優歴は5年。

2013年にはNHK『あまちゃん』にも成田りな役で出演。

今年の122日の20歳の誕生日にキングレコードからソロ歌手デビューが決定。


水瀬3.jpg

 

 

ここさけ2.jpg

   ©KOKOSAKE PROJECT

映画「心が叫びたがっているんだ」

【ストーリー】

主人公は、幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。 高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた..  

2015年10月 7日 18:57  カテゴリー: 映画・インタビュー | コメント(0) |
ももいろクローバーZ主演映画「幕が上がる」 博多にやって来た〜Z!

 

2 月 28 日(土)より公開中の、ももいろクローバーZ 主演の映画『幕が上がる』 。

現在、本映画の公開を記念して、「行くぞ、全国!待ってろ、全館!ももクロ全国舞台挨拶行脚」と称し、全国の上映映画館を行脚するキャンペーンを絶賛展開中です。

福岡、博多駅では、JR 博 多シティの開業 4 周年、「5 年目の幕開け」ということで、本キャンペーンに全面協力。なんと、全国で唯一、オー プンスペースにて、ももクロメンバーが登場することが実現!!

JR博多シティ内のT・ジョイ博多で舞台挨拶も実施!JR博多シティ・T・ジョイ博多は、この日ももクロ 一色に包まれた!!

 

(撮影:大工 昭 /オープンスペース・舞台挨拶フォトセッションのみ公式撮影)

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

 

映画『幕が上がる』博多駅 駅前広場登壇イベント


 

■日 時:3 月 1 日(日)17:30~17:50 /

■場 所:博多駅 駅前広場 ■登壇者:ももいろクローバーZ

午後 13 時過ぎにシークレット情報を解禁。いよいよ博多の街で幕が上がる。

公式サイトの SNS を使って一気に拡散。博多シティの巨大ビジョンに映し出されたももクロからの イベントメッセージに、足をとめる人々。徐々にどよめきや驚きが起こりはじめ、間もなく始まるイベントへの期待感が膨らんでいく。開始1時間前にはすでに数えきれないほどのファンが会場を埋め尽くし、7000人もの数に膨れ上がった。ファンが響かせる「ももいろクローバーZ」のかけ声とともに、いよいよももクロの登場!

 

3階ステージ.jpg

会場は歓声と熱気に包 まれ、興奮の坩堝に。そんな声援に応えるように

「こんなにたくさんの人が集まってくれ て最高です。素敵な映画に仕上がったのでぜひ見てください」と百田さんの熱いメッセー ジ。メンバーそれぞれが映画への思いを伝え、終盤は 7000 人のファンとフォトセッション。「ももいろクローバーZ!」のコールで会場が一体に。

 

3階から.jpg

最後は主題歌の「青春賦」と挿入歌の「走れ!」をメンバーがアカペラで熱唱。興奮冷めやらぬ中、イベントは終了した。

 

映画『幕が上がる』T・ジョイ博多 舞台挨拶

■日 時:3 月 1 日(日)18:15~18:45 /

■場 所:T・ジョイ博多 ■登壇者:ももいろクローバーZ

映画を見終ったファンの前にももクロメンバーが登場。

会場全体で「ももいろクローバー Z」を行い、舞台挨拶がスタート。福岡の印象や「幕が上がる」への思いを語ってくれた。

 

ももクロ舞台挨拶.jpg

 

MC:いよいよ初日を迎えました。メンバーの皆さんの思いを聞かせてください。

 

百田さん1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百田さん:全国行脚をやる中で、こういう風に至近距離でお客さんの反応を感じることができて、嬉しい旅が続いて幸せです。さっきのイベントでもギリギリまでシークレットだったのにあんなに人が集まるなんて博多はすごい。さすが大都会!

 

玉井さん1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玉井さん:朝から、福津、直方、北九州と福岡県内を回っていたんですが、福岡の人に温かく迎えてもらって感謝の気持ちでいっぱいです。

 

高城さん2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高城さん:イベントと舞台挨拶にこんなにたくさんの人が集まってくれて感動しました。 私たちは「皆さんに感動した」っていってもらえるような、そんな願いを込めた映画を作りたいと思っていたので、全国各地で「感動した」の声がもっともっと広がっていったら最高です。

 

佐々木さん1.jpg

 

佐々木さん:こんばんわ、あ、こんにちは?(笑)皆さんの声が直接聞ける舞台挨拶の場があって本当に嬉しいです。この映画を見て、自分の青春と照らし合わせてもらったり、これから高校生を迎える皆が早く高校生になりたい、高校演劇って楽しいな、部活に入りたいって思ってもらえたら嬉しいです。

 

有安さん1.jpg

 

有安さん:大分で2回舞台挨拶してきました。九州の皆さんのパワーは本当にすごいですね。この映画の幕がもっともっと上 がるように、皆さんの力をかしてください。よろしくお願い致します。

 

MC:福岡の印象はどうですか?

高城さん:もつ鍋がおいしい。

玉井さん:マネージャーが福岡大好きなのもあって、福岡グルメを堪能できました(笑)。

百田さん:「すいとーよ」とか方言がカワイイですね。福岡の方言が全国で一番好きかもしれません。キュンとしますね。

 

トークセッション終盤には、監督の本広克行さんと原作の平田オリザさんが登壇し、映画化への流れや、メンバーとの裏話を披露。

 

MC:初日を迎えての感想を教えてください。

 

本広監督と平田オリザさん.jpg

 

本広監督:全国どこに行っても会場の熱がすごいですね。ありがたいですね。

平田さん:監督と二人で小さい居酒屋で飲んでた時に、小説のゲラを渡して「これを映画にしてよ」って言ったのが3〜4年前。結果的にこんな素晴らしい映画になって夢のようです。

 

MC:山田洋次監督や大林宣彦監督といった巨匠からも褒められたそうですね。

本広監督:ものすごく評判がいいですよね。ある意味怖い(笑)。頑張らないといけないですね。

 

MC:メンバーに対面してのエピソードがあれば教えてください。

平田さん:佐々木さんは...(笑)。「さて」と「では」のセリフが最初はひどかった。監督からはもっときつくやってくださいと言われていたので、厳しめにいきました。 成長しましたね。

本広監督:その模様がドキュメンタリー映画となって 3 月 11 日に公開されるので、映画と併せて楽しんでください。

メンバー:あーりんVS平田オリザの対決が見どころですよ(笑)。

 

フォトセッションでは、観客とメンバーが「博多にやって来た〜Z」と決めポーズ。

 

舞台挨拶・最後.jpg

 

最後は高城さんが挨拶し、「皆のアカデミー賞を私にくれますか?」の問いかけに会場全員で「あげる〜」の声援が返され、舞台挨拶が終了した。

 

あげる〜.jpg

 

★全国の127館の映画館を行脚する舞台挨拶も、T・ジョイ博多で56館目

 

<作品概要> …は続き、映画「幕が上がる」で詳しく! 

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

少女たちの演劇にかけるひたむきさが、すべての世代の胸を打つ、最高の青春群像物語。

富士山の見える静岡県の高校に通うさおり(百田夏菜子)は、演劇部最後の一年を迎えようとしていた。“看板女優”で姫キャラのユッコ(玉井詩織)、 黙っていれば可愛いガルル(高城れに)、一年後輩でしっかり者の明美(佐々木彩夏)らと共に、年にたった一度の大会に挑む。目指すは地区予選 突破。そんな時、学校に新しい先生がやって来た。東京の大学で演劇をやっていたというスッゴイ美人。 「何だ、小っちゃいな、目標。行こうよ、全国」。

え? すべてはその一言から始まった。高校演劇は負けたら終わり。男子よりも、勉強よりも大切な日々が幕を開ける。地方の高校演劇部を舞台 に、一途な思いがぶつかり、交差し、きらめく。劇作家・平田オリザが満を持して放つ初めての小説。誰もが待っていた文化系青春小説の金字塔、 映画化!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

原作:平田オリザ著『幕が上がる』(講談社刊) 監督:本広克行(『踊る大捜査線』シリーズ)脚本:喜安浩平(『桐島、部活やめるってよ』)

出演:百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏/ムロツヨシ、清水ミチコ、志賀廣太郎、黒木華

製作:フジテレビジョン 東映 ROBOT 電通 講談社 パルコ ・ 配給:ティ・ジョイ/配給協力:東映 ・上映時間:119 分

2015年3月 6日 20:16  カテゴリー: 映画・インタビュー | コメント(0) |
映画「蜩ノ記(ひぐらしのき)」舞台挨拶&トーク、プレゼントも!

10月4日から絶賛公開中の「蜩ノ記(ひぐらしのき)」

小泉崇史監督と、戸田秋谷役の役所広司さんが来福し、舞台挨拶を行ないました。

役所・小泉監督.jpg

小泉監督は「(原作者である)葉室さんの地元で観てもらうのは、ドキドキします」とご挨拶。

役所広司さんは「美しい原田(美枝子)さんも堀北(真希)さんも、黒田官兵衛もいるんですけど(笑)、今日は私ですみません」と挨拶すると、観客もどっと笑いが起きて和やかな雰囲気に。

葉室作品が好きで何作も読んでいたという監督は、葉室さんが直木賞を受賞された後、いち早く久留米まで会いに来て、映画化の承諾を得たという。

「原作という大事なものを預かって、どう映像でみせるか、心配と楽しみの両方があります。長編なので、全部ではなく、秋谷像をどう描くか、どこを生かすか。映像でないと活かせない方法をみつけるというのは、楽しいですね」

役所さんは小泉監督とは初めて。「以前からお仕事したかった監督。今回しっかり準備の時間をとることの大切さが良い作品になるとよくわかりました。準備がしっかりしていたので、良い体調で、良いテンポで撮影に臨むことができました」

「CGの時代ですが、太陽や雲や風を狙って、そこで演じるのは緊張感もありますが、快感でした」と語り、

小泉監督も「江戸時代のお話ですが、時間がゆっくりと流れています。音楽を聞くように楽しんでいただけると嬉しい」と

締めくくりました。

 

また9月22日には、原作者の葉室麟さんが、母校・西南学院大学でトークイベントも開催されました。

葉室.jpg

西南在学中は自主映画の上映なども手掛けてこられたという葉室さんは大の映画好き。小泉監督が黒澤明監督の愛弟子だったということもよくご存知。

「私達の世代にとって黒澤監督というのは神様のような存在。そのスタッフだった方々に撮ってもらえるというのは感激でした。」と語り、映画は別作品と思ってお任せした、原作に小泉監督の思いを重ねてくれた、という感じがするそうです。

その例として映画に出て来る「柚子は九年で花が咲く」というのは、別の話(「柚子の花咲く」という別の作品)で原作にはないのだが、小泉監督が私の思いを汲み取って入れてくれた、とぐっと来たそう。葉室さんは2005年デビューで、今年は奇しくも9年目。

「咲いた柚子の花に、泣いてしまいました」。

また映画の撮影現場を見学して、黒澤映画でスクリプターを務めた野上照代さんがいらしてて、役所さんや原田さんとお話されているのを見て「映画の歴史はこうやって受け継がれていくんだな」と感じたそうです。「蜩ノ記」の中には「きちんとした歴史を残すこと」という言葉が出てきますが、小泉監督の現場は「きちんと(黒澤)映画の現場、歴史を伝え、受け継いで行く」ということを感じたとのこと。

「小説はひとりで書く作業ですが、映画はみんなが協力して、思いを重ねてできる。ちょっとうらやましい、と思いました。それからこれは原作がそう、ということではなく、この映画には“人には大切にするものがある。それをいかに大事にしていけるか”という思いがきちんと伝わる作品になっていると思います」とこれから見る人々へ、メッセージをくださいました。

 

映画「蜩ノ記」公開を記念して、「蜩ノ記」付箋を5名様にプレゼントいたします!

蜩・付箋・ウェブ.jpg

 

プレゼントフォームはこちらから↓

http://gekinavi.jp/present.html

 

プレゼントタイトル  「蜩ノ記」付箋プレゼント希望 をお忘れなく!

応募締め切りは、10月20日月曜日、23時59分。

応募多数の場合は抽選になります。当選者の発表は発送をもって替えさせていただきます。

 

「蜩ノ記(ひぐらしのき)

 原作は、時代小説として破格の累計60万部を超える葉室麟著「蜩ノ記」(2012年第146回直木賞受賞)。 物語の主人公は、無実の罪で10年後の夏に切腹が命じられ、不条理な運命にある戸田秋谷。彼は、いよいよ3年後に迫った切腹までに藩史の編纂を仕上げるよう命じられ、その作業の過程で、藩の重大な秘密を握っていた。そして、彼の監視役として派遣される檀野庄三郎。秋谷に不信を抱いていた庄三郎だが、彼の人としての気高さ、秋谷を支える妻・織江と娘・薫の温かな夫婦愛や家族愛に感銘を受け、やがて、切腹に追い込まれた事件の真実を暴く、重大な文書を入手することにー。果たして、蜩に秘められた真実とは、そして、秋谷と庄三郎、織江と薫に待ち受ける運命は…。

 監督:小泉堯史 「雨あがる」「阿弥陀堂だより」「博士の愛した数式」「明日への遺言」

出演:役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、青木崇高、寺島しのぶ、三船史郎、井川比佐志、串田和美ほか

 

蜩メイン・ウェブ.jpg

(c)2014「蜩ノ記」製作委員会

第3弾 シネマ★インパクト 〜中洲deシネマ

中洲deシネマとして、第1弾、2弾、と好評を博し、

いよいよ最後の第3弾が7月26日から29日まで大洋メディアホール(福岡市博多区中洲)で公開される「シネマ★インパクト」

元々は、映画関係者育成のための

ワークショップ・プログラム事業の一環だったとか。

その辺りのお話を仕掛人である、山本政志監督に伺った。

 

山本監督2.jpg

 

元々は、知り合いのカメラマンが「明日はワークショップをやるんです」という話を聞いて、あ、面白そう、俺も映画のワークショップやってみようかな、と思って(笑)。いろいろ調べてみたんだけど、あんまり面白いことをやっているところがなくて。それなら知っている監督たちに声掛けて、楽しいものを作りたい、と思った。メインテーマ決めて、監督主導型で年間3プロックに分けて。

 

第1弾には、大森立嗣、瀬々敬久、深作健太監督ら、第2弾には、橋口亮輔、山下敦弘監督ら、そして最後の第3弾にも、熊切和嘉、廣木隆一、大根仁監督ら、錚々たる顔ぶれが集結。ちなみにどの回にも山本政志監督作品は含まれている。

 

プロデュースもやり始めたら、まじめに取り組みましたよ(苦笑)。仲が良い人だけでなく、監督として素晴しい人たちに声掛けて。やる以上は作品をちゃんとやろうと思った。

すごい人たちが集まってくれました。監督なんて、子どもっぽいから(注・ご本人のことらしいです)初日に挨拶したくらいで口出しとかはしないけど、人の作品は気になるよね(笑)。今回のワークショップの目的は、次世代のスタッフを育てる事。特に教えるということはしなかったけど、カメラマンと美術監督はプロを連れて来て、プロのいつもの仕事現場をふつうに見せる。時間制限はなし。でも予算は少ないよ(笑)。第1弾は「坂道と路地」、第2弾は「密室と新宿」、第3弾は何でもあり、にしました。僕の作品は、今度撮る長編のプロローグを撮ってます。助監督、スタッフ、出演者も受講生たちや、ふつうの人たちです。

 

8月以降は3本長編が控えている山本監督。「シネマ★インパクト」第4弾はないのですか?


ありません。「してやったり感」はありますけど(笑)。ほかの企画でいろんなところに展開していってほしい。これだって今までと同じではなく、新たなことをやろうという意志を監督たちが面白がってくれたんだと思う。こんな手作り感のある映画作りも面白いって、僕自身も思えた。意外と監督自身のスピリットが試される。充実した日々の緊張感、テンションの高さが伝わって来る。ひとつひとつが置き換えの利かない、それぞれの監督個人の作品に仕上がっていると思います。

 

シネマ・インパクト3.jpg

 

シネマ・インパクト3・裏.jpg

 

 

なかでも興味深いのが、大根仁監督作品「恋の渦」。異例の大ヒットとなり、東京では上映映画館を拡大して、ただいま上映中。

福岡では今後いつ見れるかわからないので、見るなら絶対この機会!そう、“今でしょ!”。お見逃しなく!

恋の渦-1.jpg

 

超絶劇団ボツドールの三浦大輔が原作・脚本。大根監督が「モテキ」の後、撮った長編作品が本作。

恋の渦-2.jpg

2013年7月26日 14:20  カテゴリー: 映画・インタビュー 映画・最新情報 | コメント(0) |
映画「ラーメン侍」記者会見&舞台挨拶


映画「ラーメン侍」(10月22日公開)の記者会見とT・ジョイ博多での舞台挨拶がそれぞれ行なわれ、瀬木直貴監督、主演の渡辺大さん、山口紗弥加さんが出席されました。(1部質疑応答の重複している部分は割愛しています)

 

ラーメン侍記者会見.jpg


瀬木直貴監督(以下、監督):今まで監督した11作品中6本(『Watch with Me~卒業写真~』『千年火』など)が福岡が舞台。出身は三重県なんですが、自他ともに認める第2の故郷といっていいと思います。また福岡に帰ってきた、という感じです。

渡辺大(以下、渡辺):久留米は初めてでしたが楽しかった。九州の元気をもらって、またそれを映画の作品でお返しできたらと思います。

山口紗弥加(以下、山口): 出身地である福岡の名物であるラーメンにゆかりの作品に出演できて本当に嬉しいです。


 

 

渡辺大.jpg

 

大変だった久留米弁とラーメン


渡辺:本作の原作者「大砲ラーメン」の香月均さんに久留米弁もラーメンも指導してもらったんですが、どちらもなかなか難しくて。北九州弁は少しやっていたのですが全然違ってパニックでした(苦笑)。今でも「ほんなこつね」と、嘉子役の山口さんが使っていて可愛いと思った「すんましぇん」この二つは、気に入って良く使います。なんか、許してもらえる感じがするんです(笑)。

 ラーメンは撮影前に新横浜ラーメン博物館の「大砲ラーメン」で一ヶ月間いち従業員として修行させてもらいました。
映画に出てくる作業は全部手伝いました。手の甲のやけどはリアルに雰囲気が出るので、撮影中に消えないか心配だったほど(笑)。
もともと家族みんな麺類好きなんですが、ここまでラーメンについて考えた事はなかった。真剣に向き合い、人生の中で大きなものになりました。
さらに愛着が湧きました。エキストラのみなさんが実際に食べているラーメンも、スタッフと連携をとりながら僕が作った分もあります。

山口:福岡出身なので方言には自信あったのですが、久留米弁は博多弁と微妙にイントネーションが違い、現場で直されたりもしました(苦笑)ちょっと悔しいかったですね。


過去と現在、ふたつの役柄


――渡辺さんは現代の光(息子)と過去の昇(父親)の2役。山口さんは同じ人物だが、18歳から53歳という年配の役に挑戦。互いに母と息子、夫婦の関係性も演じ分けが必要な難しい設定だ。


監督:本作の原作者「大砲ラーメン」の香月均氏が地元タウン誌に連載していたコラム『ラーメン今昔物語・初代熱風録』を読んで、昭和40年頃、久留米の屋台での人情話が映画になると思いました。
コラムでは香月氏のお父さんにあたる先代の事が書かれていますが、私は先代のことは直接知りませんので、自分の中でイメージを膨らまして人物像を作りました。

 

監督.jpg

 

 

渡辺:光(息子)と昇(父親)のシーンが交互に出てくる2部構成のような作品なので、役の切り替えを明確にすることが大事と思いました。幸い息子のシーン、父親のシーンと日を分けて固めて撮ってもらえたので演じやすかった。父と息子は男にとって永遠のテーマ。オリジナルとは何ぞやというような、常日頃から自分の考えていることが出せたと思います。

 昇のイメージは知人の九州のお父さんを参考にしました。会ったばかりなのに距離感をいっさい感じさせない方で、九州人の独特なところですね。破天荒でわやくちゃな久留米の男を具現化できて楽しかった。

山口:母親としては思い悩む、ちょっと頼りない息子・光を見守る感じで演じました。
53歳の嘉子を演じる時は歩き方や話のスピードを緩めたりちょっと腰をかがめるなどして若い嘉子との年齢差を出すようにしました。若い時の撮影時はもう思い切り演じました(笑)。


――山口さんはしっかり者の嘉子を好演。名場面はいくつもあるが、なかでも津川さん相手にタンカを切る場面は見どころだ。


山口紗弥加.jpg

 

 

山口:実はそのシーン、アドリブなんです(苦笑)。細かい台詞は台本にはなく、毎回微妙に違いました。監督は津川さんに「気持ちが動くまでは次の台詞に行かないで」とお願いされていたらしく、いつまでも津川さんが動いてくれない(苦笑)。悔しいから力いっぱいやったら、次の日は声が枯れてしまいました。



監督:カットがかかった時、津川さんが「素晴らしい!」と拍手を送られていました。本当に名演技でした。


観光地ではない久留米の魅力


監督:地域映画とかご当地映画という言い方がありますが、全国の人に広く観てもらいたい。それは
観光としての土地というよりは住んでいる人々のメンタリティの部分。「久留米」の人間のスピリッツはどこにあるか、ということです。一番の魅力は荒々しい中にもにじみ出て来る人情、人間味です。そういう久留米、福岡、九州の人間の魅力と元気を観ている人に与える作品だと思います。


舞台挨拶1.jpg

「映画はその国の文化の象徴」と黒澤明監督が言われています。日本を代表する国民食ラーメンで日本を元気にしたい。

監督・渡辺・山口:この映画を観たら「ラーメン」が絶対食べたくなります!(笑)

 

舞台挨拶2.png

 

監督は背中に「ラーメン侍」を背負って登場。いいなぁこのTシャツ。

 


映画「ラーメン侍」は10月22日からT・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ13、T・ジョイ久留米ほかで九州一斉公開!

公式HPhttp://ramen-samurai.jp/

 

 

メイン2ネット用.jpg

©ラーメン侍製作委員会

 


2011年10月20日 20:07  カテゴリー: 映画・インタビュー | コメント(0) |

1  2

カテゴリー
月別アーカイブ
最近の記事
熊くま!!プロフィール
熊くまです。

福岡在住の主に映画・演劇・音楽・美術関係のフリーライター。
旅や食、イベント関係もしばしば。
個人的に「博多」関係を応援しているので、その辺りのことなども書けたらと思っています。