映画「心が叫びたがっているんだ」福岡・大ヒット御礼舞台挨拶

2013年、アニメファンの枠を超え、心揺さぶる感動作として興行収入10億円を突破する大ヒットを記録した『劇場 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。テレビアニメオリジナル作品としては歴代位の記録を打ち立て、 今でも日本中に“あの花現象”を巻き起こしています。そして今秋、再び秩父を舞台にした完全オリジナルストーリーの 青春群像劇が誕生

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この『心が叫びたがってるんだ。』の大ヒットを受け、 福岡での大ヒット御礼舞台挨拶の開催が決定主役の成瀬順役を演じる声優、水瀬いのりさんと企画・ブロデュースを手がけた清水博之さんをお迎えし、映画の見どころや裏話を語っていただきました。※MCはアニプレックスの村山さん。

(舞台挨拶撮影:大工 昭)

 

ーー水瀬さん、福岡には来られたことはあるんですか?

 

水瀬 はい。小倉(福岡県北九州市)には行ったことがあるんですが、福岡・博多は初めてです。

 

ーー福岡・博多でこれだけはしておきたい、ということは?

 

水瀬 うーん、博多ラーメンが食べに行きたいです!(笑)だいぶお腹が空いてきました。

 

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水瀬さん

ーーこれからご覧になる方が多いので、ネタバレにならないように気をつけます。と言いつつ…本編についてですが。水瀬さんが演じられた役のキャラクターについてお話ください。

 

水瀬 私が演じた成瀬順という女の子は、子供の頃にあることがきっかけで言葉を封印されてしまった女の子です。言葉が封印された理由は、物語のキーポイントになっているので、これからご覧になるみなさんには、どんなことがきっかけになったのか、楽しみにしていてほしいですね。

 

清水 そうですね。前半の演技が、後半のミュージカルに結びついていきます。感情の高ぶりとか、みなさんの演技が素晴しいので、僕も何度もみているんですが、声優のみなさんの演技に圧倒されてしまいます。

 

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清水さん

 

ーー共演者について教えてください

水瀬 まず坂上拓実くんは、内山(昴輝)さんが演じてあるんですが、今どきの高校生というか、本音を言わない、自分のことをあまり主張しないタイプの男の子です。エアーな少年と、書いてある通り、ちょっと不思議なキャラクターです。

 

ーー順にとっては大切な人なんですよね?

 

水瀬 そうですね。ここにいる3人は順にとって、物語の中できっかけをくれる人たちなので、注目してほしいです。

 

ーーつづいて田崎大樹くんについて

 

水瀬 大樹くんは、細谷佳正さんが演じているのですが、ご覧の通り坊主頭で、活発な野球少年です。ビジュアルから見てもおわかりと思いますが、ちょっとケガをしていて、これから未来に向かって活躍していきたいという気持ちとは裏腹に、部活ができない葛藤というか、前に進みたいのにそれができないもどかしさがある。そこから来るいら立ちだとか周りに強く当たってしまうところが現実の高校生のみなさんにも共感したり、高校の時に野球部員だった方とかには痛いほどわかっていただけるのではと思います。

 

ーー一番共感できるのは大樹かもしれないですね。最後に仁藤菜月ちゃんはいかがですか?

 

水樹 菜月ちゃんは雨宮天さんが演じているのですが、ビジュアルから見ても順とは対照的で、髪も長いし、どこか女性らしさがあったり、わりと優等生で、チア部で活躍していたりします。本当に太陽のような人で、対照的に描かれているので、順とどうやって会話するのか、あるいはしないのか楽しみにしていてほしいですね。あ、前髪のあるなしも違いますね。順とは真逆です。

 

ーー清水さんにお聞きしたいのですが、「あの花」に続いて、埼玉県秩父市が舞台になっていますが、この中に秩父にいったことがあるよ、という方…あぁすごい!(結構、手が挙がっていました)

 

水瀬 あーすごい!!

 

ーーよくご存知ないかと思っていたのですが…。秩父について、「あの花」との関連も含めて、清水さんにお話いただきたいと思います。

 

清水 秩父は福岡の方からすれば「どこ?」という感じとは思いますが、埼玉県にありまして、歴史・文化が発達した街です。夜祭りや巡礼なども盛んで、近くにはキャンプ場もあり、風光明媚なところです。「あの花」の時には、秩父が舞台というよりは東京から少し距離があるところで、閉塞感というと語弊があるのですが、“東京へはすぐに出られるんだけど、何かしら距離感があるまち”ということで選びました。今回同じスタッフで青春ものをやるにあたって、いろんな候補地も探していたんですが、最終的には土地カンもあり、監督以下すごく思い出もある秩父を選ばさせていただきました。

 

ーー水瀬さんも、秩父に行かれたんですよね?

 

水瀬 この前、初めて行きました。初めてでしたが、「あの花」のファンだったので、その舞台になった場所に立てたのが嬉しかったし、そこで「ここさけ」の話をしたというのも感慨深いものがありました。

 

ーー「あの花」の話になりましたが、本編中にちらほらと…。

 

清水 はい。「あの花」のオマージュというか、いくつかそういうシーンがありますのでそういうところも楽しんでいただけたらと思います。

 

ーーさて本編に戻りますが、水瀬さんはどのシーンが一番大変でしたか?

 

水瀬 全部です(笑)、アフレコの時はまだ線画のような状態ですので、ミュージカルシーンとかどうなるのか私も楽しみにしていたのですが、実際見たらすごかった。ひとりひとりのがんばりがちゃんと画面に活きています。スタッフさんみんなのがんばりが、このシーンを支えてくれていると思うので、ぜひ注目して見ていただきたいと思います。アフレコは音楽テストに呼ばれるような感じでひとりずつや数人ずつ呼ばれて。歌は本編撮り終わってからの収録だったので最後のは(深夜)12時近くになっていたと思います。緊張しましたが、一生懸命歌いました。

 

清水 今回アフレコにも気を遣いました。大勢の場面では、生徒役の際の立ち位置と同じ位置にたって、音の聴こえ方も劇中(映像)と同じようにしています。丁寧に音を収録しています。

 

水瀬 ぜひその辺りも聴いてください。


ーーアフレコのエピソードってありますか?
 

水瀬 メインの4人はいつも真摯に台本読んだり、まとめたりして和やかな感じだったんですが…お腹空いてくると、普通にクラスメイトみたいに話してました(笑)。自然とほかのキャストの人たちとも、クラスのような囲気でした。楽しかったですね。

 

ーーお気に入りのシーンとかありましたら伺いたいのですが

 

水瀬 4人の1人1人がそれぞれ悩みや乗り越えないといけないものを抱えているので、それができるのか、できないのか…。達成できるかあきらめるのか。達成の方法もいろいろなのでポイントがわかると思います。あとはミュージカルのシーンですね!気合い入れてます!(笑)

 

清水 青春群像劇や日常芝居はアニメでは難しいのですが、そこをあえてやってます。1カット1カット丁寧に、アニメでしかできない表現で作っていますので注目してほしいです。

 

ーーこれからご覧になるみなさんに、ひと言お願いします。

 

清水 オリジナル作品を一生懸命作ってます。4年くらいこの作品に関わって来ました。心に何か残ってくれたら嬉しいですね。

 

水瀬 誰かにものを伝えるということをこの作品から学びました。これからも自分が言いたいことがちゃんと言えるようになりたいと。そういうカラを破っていきたいと思います。

 

ーーありがとうございました。

 

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水瀬いのり・プロフィール

現在19歳ながら声優歴は5年。

2013年にはNHK『あまちゃん』にも成田りな役で出演。

今年の122日の20歳の誕生日にキングレコードからソロ歌手デビューが決定。


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   ©KOKOSAKE PROJECT

映画「心が叫びたがっているんだ」

【ストーリー】

主人公は、幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。 高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた..  

2015年10月 7日 18:57  カテゴリー: 映画・インタビュー | コメント(0) |

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熊くま!!プロフィール
熊くまです。

福岡在住の主に映画・演劇・音楽・美術関係のフリーライター。
旅や食、イベント関係もしばしば。
個人的に「博多」関係を応援しているので、その辺りのことなども書けたらと思っています。