「火の鳥」公演の事前座談会が行われました。
12月8日、「火の鳥」公演の事前座談会が福岡市城南区別府会館(べ ふかいかん)で行われました。 講師は、人形劇団クラルテの劇団員、高平和子さん(出演者)で、 参加数は別府小学校のお母さん方15名でした。

高平さんによると、人形は人間の精神のバランスをとるもので、人 間の歴史とともにあるということです。人間と人間だと緊張しますが、 間にモノ(人形)が入ることで、関係が緩和されるということです。 確かに、持ってこられた「火の鳥」の主人公ナギの人形を操作される と、会場の雰囲気がぐっとなごみました。

日本の人形劇の始まりは、室町時代。飢えと病気に苦しむ民衆の中 に説教師が物語り聞かせ、民衆の心を浄化させます。やがて、それに 人形が加わり、三味線が入って文楽に発展します。現代人形劇は、近 代になりロシアの翻訳ものから始まり、子どものための人形劇は、戦 後から。クラルテも大阪で、1948年(昭和23年)に創立されました。

 人形劇は、想像する芸術だそうです。「火の鳥」も戦争の場面があり ますが、人形であるがゆえに安心できる。しかし、想像するので実際 より迫力あるものになるそうです。

 「火の鳥」は、劇団員総勢24名で演じられます。登場する人形は 百体近く。人形劇とはいっても、人形の大きさは1メートル近くあり、 演者は舞台に立って人形を操りますので、舞台劇といってもいいくら いです。百体近くの人形が、壮大な人間ドラマをくり広げます。

 さて、3月24日(木)の公演まであと三ヶ月あまり。当日が楽し みになる座談会でした。

 
2015年12月17日 17:15  カテゴリー: | コメント(0) |
「火の鳥-黎明(れいめい)編-」を開催します!!

人形劇団クラルテ創立65周年記念事業
平成27年度文化庁劇場・音楽堂活性化事業
「火の鳥-黎明(れいめい)編-」(手塚治虫 原作)人形劇団クラルテ
  福岡公演


 「火の鳥」は、人形劇団クラルテ(大阪)の創立60周年記念作品として2008年から上演されていました。手塚治虫はライフワークである「火の鳥」で、「自然からあたえられた命がどのようにつながっていくか」、「平和の大切さ」、「戦争の悲惨さ」を訴えています。そして、65周年に向けて次の作品を考えていた2011年3月11日に、あの東日本大震災が起こりました。その年の夏、別作品で仙台公演の移動中に見た被災地の光景が「火の鳥」の最後のシーンと重なりました。

主人公の少年ナギは、戦争で焦土と化した生まれ故郷に帰り絶望の淵に立ちますが、ラストシーンで「火の鳥よ、俺たちは生きる喜びを見つけたぞ!」と叫び、戦争のない平和な国づくりへと旅立ちます。



その時、東北の子どもたちに生きる希望を謳った「火の鳥」を何とか届けたいと続演を決定、65周年記念作品として2013年から全国縦断公演に踏み切ったのです。

自然災害だけでは終わらなかった東日本大震災、私たちにできることは何かを考えるきっかけにしたい、そしていつか東北の子どもたちに「火の鳥」を届けたいという想いで、劇団の自主公演(開催地の共催)という形で続けられています。
-東日本大震災後では2013年に福島県喜多方市、岩手県花巻市で上演

 また、この作品は劇団員総勢24名で構成、登場する人形は百体近くもあり、人形劇とは思えない壮大な舞台になっています。更に、子どもたちによる合唱団が上演各地で組織され、公演当日には舞台で共演します。(福岡公演はNHK児童合唱団MIRAI)  福岡県では直方市(2010年9月)での公演はありましたが、他ではされていないこともあり、福岡市での公演を企画致しました




  日程 2016年3月24日(木) 18時30分開演(上演時間2時間)
  会場 福岡市民会館
  主催 人形劇団クラルテ、「火の鳥」福岡公演実行委員会
  後援 福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会
  協力 かんげき隊「福岡青少年演劇鑑賞会」

  入場料 一般券3,500円、ペア券6,000円(1人3,000円)(前売りのみ)
     当日券500円増  *4歳以上

2015年12月 4日 20:43  カテゴリー: | コメント(0) |
狂言と落語のワークショップが行われました。

2-09942.jpg11月2日(日)福岡市中央市民センター視聴覚室で、狂言と落語のワークショップが行われました。

 午前中の狂言には、大人25名、子ども31名の56名が参加。講師は和泉流狂言師の宮永優子さんでした。
最初に室町時代に誕生した狂言の歴史が話され、次は所作(しょさ)の指導です。礼のしかた、笑い方、泣き方、怒り方、驚き方を習いました。どれも、動作は大きくゆっくりです。続いて動物の鳴きまね、面白かったのが犬。これは「ビョービョー」と鳴きます。
 室町時代は、まだ貧しく犬も今のように満足な食べ物を与えられてなかったからだとか。そのあと、面白い歌、返事のしかた、歩き方など習いました。1時間半があっという間に過ぎた感じでした。

 最後に11月22日の『笑 三昧』での出し物の紹介がされました。演目は『棒しばり』です。登場人物は、主人とけらいの太郎冠者と次郎冠者の三人。主人が出かけるので、酒好きのけらい二人は、棒でしばられたり、後ろ手にしばられたりします。主人がいない時にどうやって酒を飲むのか。当日のお楽しみです。
 宮永優子さんは、和泉流狂言師のなかでは唯一人の女性狂言師だそうです。当日は黒子(くろこ)で出演されるそうです。

 午後は落語で、何と桂春蝶さんご自身が駆けつけてくれました。参加は、大人27名、子ども24名の51名でした。最初に落語の始まりについて。落語はお寺のお坊さんの説教が元だそうです。そこから小話ができ落語になったそうです。
いろいろな小話を聞いたあと、子どもたちが二つに分かれてディベートをしました。最初に「ネコが好き」「犬が好き」、それぞれで良いところを主張します。次が「弁当」か「給食」か。このなかで「給食」チームの子どもが、「お母さんに苦労をかけないからいい」と主張。これには反論がでませんでした。

 最後に春蝶さんが、人前で話すときは「ゆっくり大きな声でしゃべるといい」と教えてくれました。
そのあと、春蝶さんが落語を一席披露してくれました。話は『母恋クラゲ』。参加した人は、目の前で聞けてしかも無料、 お得でした。

とても楽しかったワークショップ。
11月22日(土)公演当日が楽しみです!

                      代表 稲毛

2014年11月 6日 06:46  カテゴリー: | コメント(0) |
桂春蝶さんの独演会(警固神社)に行ってきました。

9/20(土)に、桂春蝶さんの独演会(警固神社)に行ってきました。

春蝶さんは、今年芸能生活20周年を迎えます。

 18歳の時に、実父である二代目桂春蝶の死をきっかけに落語家になることを決意します。翌年、三代目桂春団治に入門し、15年目(34歳)に三代目桂春蝶を襲名します。現在39歳、落語家としてはまだ若手かもしれませんが、やはりそこはDNAなのでしょうか、その話芸はかなりの域に達しています。

 20年を経て近年は、「桂春蝶の落語で伝えたい想い」 をシリーズ化し、新作落語を発表しています。その第一作目が『知覧特攻物語』、二作目が『約束の海~エルトゥールル号物語』です。その日は、その『約束の海~エルトゥールル号物語』が、九州で初めて披露されました。

 この話は実際にあった話です。明治23年(1890年)に、和歌山県沖で、トルコのエルトゥールル号が座礁・沈没し、乗客587名が亡くなりました。その時、難をのがれ海岸にたどりついた69名を大島村民(現在の串本町)が手厚く看護し、全員の命を救ったという史実です。

 それ以来、その事がトルコでは代々話継がれました。いつか恩返しをと願うトルコ国民は、100年以上の時を経て1985年のイラン・イラク戦争の時、イランの首都テヘランに在留していた215名の日本人全員を自国の国民に優先して 救出のための飛行機を用意したのでした。

 この実話を春蝶さんは、多くの人に知ってもらいたいと新作落語にしたのです。この落語を聞いて、私も含め何人かの人が涙していました。こういう話をもっと多くの人に、特に子どもたちに知って欲しいと思いました。同じ想いが、春蝶さんにもあるのではないでしょうか。

当日、春蝶さんから11月22日『笑 三昧』にむけてコメントをいただきました。こちらからムービーでご覧になれます。

                     代表 稲毛

2014年10月 3日 04:58  カテゴリー: 笑三昧 | コメント(0) |
『ワークショップのご案内』

今回は、ワークショップのご案内です。


11月22日の『笑 三昧(ざんまい)』公演の前に、少しでも古典
芸能に親しむ機会をということで企画しました。
日時は、11月2日(日)で10時と13時30分の2回。
会場は、福岡市中央市民センターの視聴覚室です。

午前の部は、「狂言」で講師は和泉流狂言師の宮永優子さんです。

宮永さんは、2002年に野村万禄さんに入門。数々の舞台出演の他、
福岡を拠点に九州各地、地元・下関で狂言の普及と発展に活躍され
ています。当日は、狂言の歴史や独特の発声・動作を教えていただ
きます。

午後の部は、何と桂春蝶さんご本人が来られます! 

前の日、北九州で公演がありますが、お手伝いできればと申し出て
くれたのです。
落語の始まりや決まりごと、また落語の楽しみ方を教えていただき
ます。そして、落語も一席披露してくれるそうです。

費用は両方とも無料。申し込み締め切りは、10月31日。
申込先や詳しい案内は、こちらからどうぞ。

☆『狂言ワークショップ』開催詳細はこちらからお願いします。


☆『落語ワークショップ』開催詳細はこちらからお願いします。


☆子どもと楽しむ古典芸能『笑三昧~わらいざんまい~』公演詳細はこちらからお願いします。

次回は、公演内容を中心に9月下旬にアップの予定です。

                        代表 稲毛

2014年9月 8日 06:32  カテゴリー: 笑三昧 | コメント(0) |

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かんげき隊プロフィール
福岡の演劇文化の振興を目指し、子ども時代から優れた舞台芸術に接することで感性を育み、演劇を愛好する人を増やしていくことを目的に活動しています。

2007年から一年に一度、福岡で演劇の公演をしようと、有志で公演に即した実行委員会を結成して実施してきました。

そして、このことを継続していくには恒常的な組織が必要だということで、2012年1月に、かんげき隊「福岡青少年演劇鑑賞会」を発足しました。

その年から福岡県民文化祭にも参加し、これまで「森は生きている」「大どろぼうホッツエンプロッツ」公演を開催しました。

今年は、「子どもと楽しむ古典芸能【笑三昧!(わらいざんまい)】」ということで、大濠公園能楽堂で狂言、落語、漫才(コント)を開催致します。