劇ナビニュース
トップ > 劇ナビニュース > 映画『凪待ち』香取慎吾さんと白石和彌監督にインタビュー
映画『凪待ち』香取慎吾さんと白石和彌監督にインタビュー
【2019年6月22日】

 

香取慎吾主演の新作『凪待ち』が628日から全国上映されます。

福岡での完成披露上映に伴い、香取慎吾さんと白石和彌監督の記者取材会が行われました。

 

IMG_2823.jpg

 

Q白石監督とは初めてのお仕事でしたが、いかがでしたか?

香取)映画愛にあふれる現場でした。各スタッフの皆さんが監督の指示のもと、ぶつかり合いながら、映画愛がスパークしていた。白石組に入れた僕も皆さんに熱くさせてもらえました。

 

Q白石監督の印象は?

香取)オファーを受けるまで白石監督を存じ上げていませんでした。お話が合って、「凶悪」を観て、「あれっ、とんでもない!」と(笑)。でも撮影が終わって、今この時代に白石監督を知らなかった自分がもったいなかったと思いました。

僕は、現場ではカメラや照明なども気になる方なんです。そこをすべて監督が手直ししている。なんで僕が気になっているところが分かるんだろう。心が通じ合ってる。

白石)香取さんが常にアンテナを張ってる感じはすぐにわかります。

 

IMG_2822.jpg

  

Q今までにない香取さんの一面が見える作品ですが、この映画で挑戦したことは?

香取)ゾクゾクわくわくしながらこの役を楽しんだ感じです。挑戦といえば、サル(孫悟空)を演じたり、忍者ハットリ君を演じているので(笑)。その挑戦に比べたら、人間なんで(笑)。挑戦というより、今までやったことのない役がらとして、自分の年齢に近い男ですし、日々、撮影を楽しめました。

白石)トップアイドルとしても、エンターティナーとしても素晴らしいですが、それと同じくらい、トップ俳優なんだと、撮影を通して感じました。香取さんの役は「堕ちていく男」であるけど、色っぽい。存在感が大きいです。スタッフも共演者も香取さんのお芝居の作り方の素晴らしさを感じたと思います。僕の方が勉強することばっかりで、一緒に仕事できたことが幸せでした。

  

 

 

 

Qどうやって役に向かっていきましたか?

香取)いつの現場もそうですけど、自分の中からというより、監督の指示どおりにやっています。「今までに見たことのない香取慎吾だ」って皆さんが言ってくれるのは、白石監督が、「見たことのない香取慎吾」を僕の中から出してくれたんだと思います。

 

Q撮影でのエピソードは?

香取)映画全体を通して、「このシーンが重要」、と思うところがあって、そこが急遽の撮影になってしまったことですね。スケジュールの関係もありながら、みんなで、「どうするどうする」って言ってたんですが、「今ここで撮ろう!」「えっ、今?」(笑)

白石)申し訳ありませんでした。(笑)そういうタイミングでしか撮れない瞬間もあります。用意周到にいかないところも映画です。そういいながらも、「わかりました」って言ってくれる香取さんに僕も気持ちよくなってきちゃって、台本にないけど、こんなことやってもらおう。僕にそんなことをさせてくれる香取さんって、ホントに楽しいやりとりでした。

 

IMG_2826.jpg

 

Q配役が個性派ぞろいです。

白石)いつもキャスティングの時に意識しているのは、芝居がうまい人を配役することでした。人としての厚み、人間力を役に投影する俳優さんたちです。映画に深みを与えてくれました。

香取)皆さんに引っ張ってもらいました。自分の感情が皆さんから引っ張られて動き出す。みんなの力で完成したと思います。

白石)恒松祐里ちゃんは胆力が凄い。香取さんとのからみでも臆せずに芝居していて、どういう女優になるのか楽しみです。

香取)「カット!」の声が入った後「緊張した~」って、僕にしかわからない声でこっそり言うんです。「えっ?」って思っちゃいました。全然そんな風に見えないんです。

 

 

Qこの作品を今の時代に撮影した思いは?

白石)僕の映画は、加害者が転がり落ちる作品が多かったです。「もう一回やり直せるんだ」という作品も撮りたかった。東日本大震災の後、東北をどこかで取り上げたいという思いはありました。香取さんと出会ってこの題材にたどり着いた。

 

Qお客様に向けてひとこと。

香取)人間を描いたヒューマンドラマです。人間たちの心の絆、優しさや苦悩に溢れている作品です。観終わった後、自分の人生と重ねて感想を語り合ってほしい。

白石)人間って何だろう。僕はいつも登場人物に愛を注いで創っています。みんなが波立っている感じの今、凪が訪れてほしい、と思って創りました。観終わった後、優しい気持ちになれると思います。

 

IMG_2800.jpg

 

映画『凪待ち』は、「中洲大洋映画劇場」「ユナイテッドシネマ福岡ももち」等で628日(金)公開。

オフィシャルHP http://nagimachi.com/

劇ナビ運営について
「劇ナビFUKUOKA」は、株式会社シアターネットプロジェクトが運用管理しています。
株式会社シアターネットプロジェクト
https://theaternet.co.jp
〒810-0021福岡市中央区今泉2-4-58-204
お問い合せはこちら