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壁ノ花団 第六回公演「ヤングフォーエバー」
【2011年9月 8日】

 

劇団MONOの役者としても活躍する一方、演出家として、「壁ノ花団」も主宰する水沼健さん。「壁ノ花団」としては初めての福岡公演『ヤングフォーエバー』を9月に控え、抱負を語ってくれた。

 

「劇団というよりは、ユニットですね。時空劇場が解散した時に、金替(康博)さんと内田淳子さんに声をかけられて演出を手がけたのが始まり」という。それが1998年頃のこと。2004年からは個人のユニットとして本格的に立ち上げ、2004年の第一回公演『壁ノ花団』が第12回OMS戯曲賞大賞を受賞。以来、コンスタントに活動を進め約2年おきに作品を発表している。2008年第四回公演『アルカリ』が十三夜会奨励賞受賞。これまでに発表したのが5作品ということを考えると、評価の高さがわかるというもの。

 

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『ヤングフォーエバー』の物語は…

あるとき王冠を頭に載せた男が女を連れてやってきた。王様だと言っている。そしてこの女は妻だと言っている。

王様は言葉を教えてくれ、王国のすばらしい暮らしぶりを教えてくれたので、そのおかえしに仕事を教えてやった。人の数を減らすというのが私の仕事だが、あまりに減らしすぎたのでちょうどやることがなくなっていたのだ。王様はなかなか覚えない。かわりに覚えた女が間違って王様を減らしてしまう。王冠が残る。ちょっと頭に載せてみる。

——今回は前作『フォーエバーヤング』のテキストをそのままに、男性5名で再上演。配役がくるくる替わる不思議な舞台だ。

 

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一見、難しそうな芝居かな、と思う。

「観客に負荷をかけるつもりはないけど…」と苦笑する。

「自分自身が芝居を観ていて、ストーリーを追うのが苦手なんです。オートマチックに観て行くというより、考えながら観るのが楽しいので、そういう芝居を創ろうと。(考える)要素が増え過ぎると大変なんだけどそれはバランスを見ながら実時間の範囲内で(笑)」とゆっくり言葉を選びながら語る。

 

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今回の作品は3月に大阪で公演したもの。だが、設定など大幅に変っている部分もある。「ほとんど作り直しですね。(演者が)男2女2だったのが、男5人になった。役は3つなのでセリフの分担も違う。2人余っている(笑)のをどう扱おうかと、いま考えてます」

レンガを並べて敷いただけのシンプルな舞台。装置も余り多くはない。

「以前は女性がした役も今回はすべて男性で、違いを見つけていく楽しみがあります。稽古中に見つけていくやり方なので何が出てくるか、4ヵ月前に一度完成したものがどう変化するのか、感覚を更新できるのか、挑戦だと思っています」

 

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震災の影響はやはりある、という。実際、川崎市で予定されていた舞台は、計画停電で帰りの電車が動かない、という状態が想定され、延期となった。

「一度作品として形になったものを震災後に創り直す。(震災を)自分の中でどう受け留め、作品に反映されるのか、自分でも興味があります。明確な形をとるとは思ってないが、やはり(震災前と)同じ態度では創れない」

 

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「前衛性と娯楽の両立した作品。楽しめるし、考えることもできる作品になっていると思います。ぜひご覧ください」

 

壁ノ花団 第六回公演 ヤングフォーエバー 福岡公演

 

作・演出 水沼健

出演 金替康博、岡嶋秀昭、高阪勝之、青山哲也、福谷圭祐

 

日時 9月10日(土)19:00 (川口大樹 万能グローブガラパゴスダイナモス)

     11日(日)15:00 (山田恵理香 空間再生事業 劇団GIGA)

※各回終演後、水沼健がゲストを迎えてトークを行ないます。(ゲスト)

会場 ぽんプラザホール

料金 一般 前売2,500円 /当日3,000円

   学生 前売2,000円 /当日2,500円

   高校生以下1,200円(要予約・壁ノ花団のみ取扱い)

※日時指定・入場整理番号付・自由席


取扱 壁ノ花団ウェブサイト http://kabenohanadan.com

   キューカンバー 0755252195

   イープラス http://eplus.jp

 

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                         前回の「フォーエバーヤング」より

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