劇ナビニュース
トップ > 劇ナビニュース > 博多座9月公演「三銃士」記者会見
博多座9月公演「三銃士」記者会見
【2011年8月 7日】

 

博多座9月公演 ミュージカル「三銃士」の記者会見が行なわれました

 

 会見の前には、東京で行なわれた、製作発表の際の録画も披露。ダルタニャンのソロ「今日がその日」、今回のテーマともいえる、ダルタニャンと三銃士が歌うミュージカルナンバー「ひとりはみんなのために」を歌うシーンなどが流されました。

会見2.jpg

こんな感じです。

 

福岡の会見出席者は、ダルタニャン役の井上芳雄さん。ミレディ役の瀬奈じゅんさん。リシュリュー枢機卿役の山口祐一郎さんの3人です。

 

会見3.jpg

 一人はみんなのために、みんなは一人のために

 主役ダルタニャンは福岡出身の井上芳雄さん。謎の女ミレディに宝塚月組のトップスターを経て、退団後は女優として活躍中の瀬奈じゅんさん。三銃士、ダルタニャンにとって最大の敵であるリシュリュー枢機卿には、博多座出演は10回目となる、山口祐一郎さん。1ヶ月公演は2年前の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」以来となる。

 今まで「エリザベート」「モーツァルト!」とウィーン・ミュージカルを送り出してきた東宝が、今回手掛けるのはオランダで生まれたミュージカル。

「帝国劇場100周年記念作品に選ばれた大作だが、博多座公演は帝国劇場からすぐの引き続きの公演となる。恋と友情と冒険の物語で、派手なアクションやコメディの要素もある。すてきな楽曲が多く、ドラマチックにも、しっとりとも歌い上げるが、難しい曲なので、高い歌唱力の人を集めた」と東宝(株)演劇部の岡本義次プロデューサーが語る通り、日本のミュージカル・スターが総結集しています。

「エリザベート」等と同様、基となる舞台はあるものの、あくまで日本のオリジナルの舞台。銀橋(オーケストラピットの前方に作られる、花道のようなもの。宝塚歌劇などで使われる)を使い、臨場感を盛り上げる。

以下、3人のインタビュー。

 

井上1.jpg

井上・大変よくできた作品で、こんなに「楽しい」と言える作品はなかなかない。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」を合言葉に、この夏、燃え尽きたい。

 

 

 

 

 

 

瀬奈1.jpg

 

瀬奈・熱い博多に負けないような熱い舞台をお見せしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

山口1.jpg

山口・私の役には恋も友情もなく…(笑)。チャーミングな瀬奈さんを追い込んでいく、「最低な男」(リシュリュー枢機卿)その通りです(笑)。井上くんのピュアで一途なダルタニャン。コンスタンスとの恋もいいです。「いいなぁ、お父さんも昔は…」と思いながら見ています。

 

 

  

 

 

御自分の役の人間像はーーー

 

 

井上座り1.jpg

 

井上・ダルタニャンがいろんなことを通して少年から青年へと成長していく、一種の成長物語ともとれる。誰もが通る普遍的なところを見てもらえれば。

 

 

 

 

 

 

 

 

瀬奈座り.jpg

 

 

瀬奈・男性陣が対決や権力争いとしたら、(私は)女性としての一途な想いを表現したい。恋、担当です(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

山口座り.jpg

 

 

 

山口・敵役を楽しくやらせてもらっている。ダルタニャンとは対照的な嫌なやつをブラックホールのように演じます。

 

 

 

 

 

 

 

役作りで苦労されたところはーーー

 

 

 

井上座り2.jpg

 

井上・他のキャストの方もそうだと思いますがヨーロッパ版は映像でしか見てません。でも、歌、本読みと進むにつれて、「これ面白い!」と実感してます。アクションが多かったりと苦労も多いけど(「ぼく、ミュージカルって歌とダンスと思ってて。まさかこんなにアクションやるとは思ってませんでした」と)泣き言を言いつつも(苦笑)、充実しています。いい苦労だと思います。

 

 

瀬奈座り2.jpg

 

瀬奈・役作りの苦労は…、共演者の明るさ、まじめさに助けられてますね。私も女性なのに、殺陣やアクションが多くて、こんなはずじゃ…と(笑)。いえ、トレーニングもあったんですけどね。でも、苦労と思わずにやってます!

 

 

 

 

 

 

山口3.jpg

 

 

山口・殺陣とアクション…特に首飾りを捕り合う場面などはすごいですね。この場面、冷たい水飲んでいても、汗かく場面です。役作りの苦労というか、出演者がみんなチャーミングで、みんなのことをよく知っているので、見ているだけで活性化するような、そんな感じ。どんどんその気になってくる。中高年もがんばりましょう(笑)と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

震災について…

 

井上・ちょうど東京で公演中でした。その公演は中止になり、僕たちの仕事って何なんだろうと、あれ以来考え続けてますね。やはりいろいろと変わったと思います。でも、やらせていただけることがこんなにも幸せということにも気づかされました。みんなで一丸となってやっていこう、命がけで創らないと、という気持ちです。1日1日1回1回に感謝しつつやりたい。

瀬奈・私は宝塚時代に阪神淡路大震災を経験しました。体験すると、ホント、舞台の上の世界がきれいごとのように思えます。今回はコンサートの稽古中でした。でも、

生かされている命を使って私たちだからできること、私たちにしかできないことをやるしかない。夢や希望を伝えることだと思っています。

山口・(震災については)質問に応える度に、身体が壊れそうになるような感覚があります。家、仕事、友人、家族がいなくなる。ひとり放り出される。食べ物も住む所もない…。今、私にできるのは死にものぐるいですごい稽古をすることです。なにしろ稽古場は30度を越えてますからね(苦笑)。考えたこともないこと、思いがけないことをいろいろと考えさせられました。

 

 

会見最後.jpg

 

【ミュージカル「三銃士」は…】

 

「三銃士」は1844年にアレクサンドル・デュマによって書かれた文学作品。正確には“ダルタニャン物語”の一部のお話。ダルタニャンをはじめ、歴史上の実在の人物が数多く登場する物語で、今までにも映画、アニメ、バレエ、人形劇などさまざまな形で発表されている。日本では、NHKの人形劇(三谷幸喜脚本)でご覧になっていた方も多いだろう。

このミュージカルは2003年オランダのロッテルダムで発表された作品。以後、ドイツやハンガリーでも大ヒット。日本初演は7月17日〜8月26日、帝国劇場百周年の記念公演。引き続き、博多座で9月公演となる。

 

 

三銃士1.jpg

 

・物語

 舞台は17世紀のフランス。田舎町ガスコーニュから国王守護の銃士隊に入ることを夢見てパリへとやってきたダルタニャン(井上芳雄)は3人の男と出会い決闘をすることになる。この3人こそ“銃士隊にこの人あり”と知られるアトス(橋本さとし)、アラミス(石井一孝)、ポルトス(岸祐二)で、剣の腕を認められたダルタニャンは三銃士と意気投合し、友情を誓う。

 銃士隊はリシュリュー枢機卿(山口祐一郎)配下の親衛隊とことごとく対立していた。アンヌ王妃(シルビア・グラブ)とイギリス貴族のバッキンガム公爵(伊藤明賢)との秘密の恋を嗅ぎ付けた枢機卿は、国王ルイ13世(今 拓哉)の面前でその秘密を暴こうと企む。王妃が王から贈られた首飾りを公爵へ渡したことを知ると、王妃に首飾りを身につけ、国王とともに舞踏会へ出席するよう勧める。…首飾りはいま、公爵のもと、ロンドンにある。

 王妃の窮地を救おうとダルタニャンと三銃士はロンドンに向けて旅立った。そこに枢機卿の手下、冷酷非情なロシュフォール(吉野圭吾)と謎の女ミレディ(瀬奈じゅん)の黒い影が立ちはだかり…。

劇ナビ運営について
「劇ナビFUKUOKA」は、株式会社シアターネットプロジェクトが運用管理しています。
株式会社シアターネットプロジェクト
〒810-0021福岡市中央区今泉2-4-58-204
お問い合せはこちら