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「ダンシング・チャップリン」周防正行監督・草刈民代 来福会見
【2011年4月12日】
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「Shall we ダンス?」「それでもボクはやっていない」と、独自の目線で次々と作品を発表し続ける周防正行監督。そんな周防監督の最新作は、フランスの巨匠振付家、ローラン・プティがチャップリンの映画を題材にした舞台「ダンシング・チャップリン」。2009年にバレリ―ナを引退後女優へ転身した、周防監督の妻である草刈民代が、バレエ人生の集大成ともいえるラストダンスを見せているのも話題の作品だ。
 
「ハイジ・ボニーノの舞台を初めて見たとき、驚きましたね。バレエを見て笑えるんだって。それ以来、僕の中でルイジは特別なダンサーでした」と語る周防監督。
だがルイジも還暦を過ぎ、彼が踊れなくなったら「ダンシング~」を見られる機会がなくなってしまう。そんなとき、プティ氏の妻が映像化のアイデアを思いつき、ルイジと以前から親交のあった草刈さんに相談。その理由が“夫が映画監督だから”。
「草刈民代の踊りを撮る最後のチャンスだと思ったし、プロデューサーに(映像化を)相談したら、“商業映画にしませんか”という返事をもらって。初めてバレエを見る人にでも楽しんでもらえるバレエ映画を作りたいと思いました」
これまで自分が面白いと思った世界を描いてきた周防監督。今回、映像化しようと決めた理由のひとつが「チャップリン」だ。
「チャップリンの映画をバレエとして舞台化し、それをまた映画にするというのが面白いなと。そして、なによりも大事にしたのが“舞台の世界観”を正しく伝えたいということです」
 
「もしこれが、古典バレエだったら二の足を踏んでいたと思います」と語る草刈さんは、本作で7役をこなしている。
「ひとつの役で物語を追っていくような内容だったら、私のひとつの側面しか見ていただけなかったと思いますが、7役演じることで、私がどういうダンサーであったかということも知ってもらえたのではないでしょうか」
踊りを映像化するのはとても難しく、映像でキッチリとらえた作品は少ないですねと、草刈さん。では、踊りのプロから見た監督の手腕はいかがなものか。
「『Shall we ダンス?』を見たとき、踊っている人間の臨場感が伝わってきたんです。監督は人の動きを通して物語を伝えることができる人だと感じました」
 
人の動きで物語を伝える。その最たるものが“バレエ”である。
「まず気をつけたのは、バレエの持っている本来の流れを壊さないようにしながらきちんと映像化すること。第1幕では僕自身が面白いと感じたバレエを作る過程を描き、第2幕で作品を見てもらうようにしました。そういう構成にしたことで、皆さんに楽しんでもらえるエンタテインメントになったと思います」と監督。
草刈さんも「踊りは言葉がないぶん見たものがすべてで、皆さんには自由に感じてもらいたいですね。何の予備知識がなくてもバレエが楽しめる作品になっています」と語った。
 
 
 

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「ダンシング・チャップリン」

フランスの巨匠振付家ローラン・プティがチャップリンの名作映画をバレエで表現した「ダンシング・チャップリン」の映画化。監督自身が映画化に向けて奔走する姿を追いかけた第1幕「アプローチ」と、バレエ作品「ダンシング・チャップリン」の全20幕を13演目に絞って撮影した「バレエ」の2幕構成。

 

 
 
2011年/日本
監督・構成:周防正行
出演:ルイジ・ボニーノ、草刈民代、ジャン=シャルル・ヴェルシェール 他
●4月16日(土)シネ・リーブル博多駅にて公開
(c)2011フジテレビジョン/東宝/アルタミラピクチャーズ/電通/スオズ
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