劇ナビニュース
トップ > 劇ナビニュース > BENDA BILILI~もう一つのキンシャサの奇跡~
BENDA BILILI~もう一つのキンシャサの奇跡~
【2010年9月13日】

 

 

 

まだ、世界は捨てたもんじゃない.

 

 

 

 

 

member-thumb-600x112-595.jpg

 

 

 

BENDA BILILI ベンダ・ビリリ!-もう一つのキンシャサの奇跡―」

 

 

彼らのドキュメンタリー映画が、今秋公開される。

2010年、カンヌ国際映画祭<監督週間>正式出品作品の本作。

 

 

 

「俺たちは世界で一番のバンドになる!」

 

 

 

bilili1-thumb-550x250-597.jpg

 

映画の始まりは、2004年。コンゴを愛する2人のフランス人映像作家が、ある日、キンシャサの路上で、ビリリの音楽を偶然耳にしたことから始まった。戦争による混乱と貧困でカオスとなったキンシャサで、障害を持ち、家がなく動物園で眠り演奏する。そこはまるで世界のドン底。しかしその音楽は豊かに輝き、メンバーはとことん前向きだった。2人はビリリに魅了され、彼らのアルバム制作とドキュメンタリー映画の制作を決意。それから5年。数々の困難や挫折を乗り越え、2009年にアルバムが世界発売。わずか数カ月後には、何と大々的なヨーロッパツアーまでが実現。彼らの音楽、彼らのパフォーマンスは、出会った人すべてに感動を呼び起こし、それはまさしく奇跡だった。映画は2009年夏の、その成功までを描いている

 

 


 

 

9月某日。残暑が厳しいある日の夜、試写会へと出かけました。

彼らの、ドキュメンタリー映画の試写会です。

 

アフリカ、コンゴ,そこに映し出された映像は、目を疑いたくなるようなものばかりでした。

現実に、やはりこうやって貧困の国は存在しているのです。

 

当たり前のように車に乗り、当たり前のようにご飯を食べ

当たり前のようにパソコンと向き合って仕事をする。

 

時には豪華なディナーや週末の贅沢ランチで「自分へのご褒美」なんて理由で優雅に過ごす。

 

 

それが、当たり前ではない国「コンゴ民主共和国」です。

この国は、人口が6,600万人。内戦などが多く、教育を受けることができない子たちが大勢います。

その影響が色濃く残り、今でも子供たちは窃盗を繰り返します。

そして、彼らは自分の住む“家”すらない状況にもおかれているのです。

 

 

だけど、ベンダ・ビリリの彼らはそこに屈せず、ただひたすらに前だけを向いています。

その目には、嘘も偽りもありませんでした。

障害がある人が演奏しているから凄い!のではありません。貧困の国から立ち上がったから凄い!のでもありません。そんなの関係ないのです。確かに、彼らにはハンディも、数々の困難もあったでしょう。

けれど、彼らの夢を見る力。前向きなパワー。

それは、他の何にも変えられない…もの。“信じるという力”の強さについて教えてもらえた気がします。

 

 

初レコーディングの日、彼らの障害者シェルターが火事になります。

ようやく住まいを見つけたのに路上生活にまた再び戻る。一度は解散した彼ら、けれども心は変わらず前を向いていました。

おかれた状況で、最大限に生きる糧を見出し、決して音楽を捨てなかった彼ら。

 

 

夢を実現した男たち。

決して夢をあきらめなかった男たち。

 

 

これは貧困と闘った物語でも、障害と闘った物語でもないのです。

きっと、音楽で生きていきたい!家族を支えたい!そう思った彼らのただそこに

貧困と言われる国の現実、障害…さまざまな壁があっただけなのではないでしょうか。

その中で葛藤し、それでも一躍スターとなった彼らは夢も希望も与えてくれるはずです。

 

 

 

P1020433-thumb-600x450-599.jpg

 

彼らのドキュメンタリー映画は、残念ながら福岡でのロングランは未定だそうです。

(10月30日に1日のみ限定公開だとか…。)

だったら生の彼らの音を聴きにいくしかないのでしょう!!

 

 

2010.10.13 アクロス福岡に彼らがやってきます。

熱い熱い魂と共に。。

 

 

【公演情報】はこちらから

 

劇ナビ運営について
「劇ナビFUKUOKA」は、株式会社シアターネットプロジェクトが運用管理しています。
株式会社シアターネットプロジェクト
〒810-0021福岡市中央区今泉2-4-58-204
お問い合せはこちら