
コンドルズとは、男性のみ学ラン姿でダンス、生演奏、映像コントを展開するダンスカンパニー!ニューヨークタイムズでも絶賛を浴びたコンドルズから、夏の公演に向けて勝山康晴さんが来福されました。劇ナビFUKUOKA初登場となるコンドルズ!!熱い夏に向けて、意気込みなど・・お話を伺いました。

コンドルズってどんな集団なのでしょうか?
すごく分かりやすく言うと、NHKの「サラリーマンNEO」。あれを気に入った人は、気に入る団体です。男だけのチームで学ランを着て踊る、ダンスをやってコントをやって…人形劇をやって映像使ったりしてってチーム。根本的な価値観を言うと、すごい技術の高いバレエを見て「明日からバレエやろうか」って思うことはないと思うんです。うちの場合は、見に来た人が「自分もやっていいんじゃない?やろうかな?」って気にさせるような舞台。イケメンがいるわけでもなく、みんなが好き放題、楽しそうに舞台で踊っているじゃないですか。あんなのを見たら「なんでやりたい放題に生きてないんだろう」って思うわけです。何かをさせようという気にさせるというのはすごく重要な事で。例えば、昔はブルーハ―ツとかをみて「俺バンド始めちゃおう!」って始めたわけですよ。凄いことなんです、その影響力って。うちはそれを担当する舞台ですね。

ダンスだけじゃなくコントなども含め見ていて純粋に面白いと思える舞台ですね。
そう、だから説明が難しくなっちゃうんですよね。本当に「見れば面白いよ!」としか言えなくなっちゃう所もあるんですけど。僕は冷静に考えた時に、そんなに特殊なことをやっている気はなくて。皆さんも、生活の中で色んな事をやっているんですよ。たとえばOLさんが家に帰って自炊しているのと、昼間の仕事ってだいぶ違うと思うんです。1日の中でやっていることが。それを“詰めて短くしたのがコンドルズになる”みたいなもので。そんなに特殊ではなく、人間って色々やっていいんだなって気にさせるんです。
まずは見てください!見てみないと分からないって面白さが詰まっている?
びっくり箱を開けるみたいな面白さもありますね。損させる気は全くないんです。損させることは予測できない、どこかを好きになってくれる。さっきのあそこは眠かったけど、ここはいいっていうのが山ほど入っています。

今回の「SKY with DIAMOND」はどういった舞台になりそうですか?
青空メインのチラシなんですが、これはアジアツアーに行った時にインドネシアのジャカルタ撮影したんです。すぐに見て、見た瞬間に「今回は“SKY with DIAMOND”だよね」って題名がふっと出て決まっちゃったんです。僕らは、やりたい事やイメージがあってこういう題名にしようじゃなくて、先に言葉が出たときに“これでインスピレーションが湧く”って思ったら題名が決定するんです。だから、言葉が先なんですけどそれしかないんです。なるべく言葉の制約は少ないほうがいいので。色んな事をやりたいから、言葉で枠にはめたくなかったので。思ったのは…結構、空って見てないよねって事。舞台だ!バンドだ!ってやっているけれど、インドアじゃないですか。働いてる皆さんもインドア。じゃあ、“どんな時に見ているの?”っていったら、「仕事失敗しちゃったなぁ」とか、挫折した時。大抵。一人の時に見ていることが多いなと思って。なんでそこで空を見るのだろう?って思った時に、空って宇宙に広がっていて無限の広がりを持っている。空は何もないけど、無限とか永遠って概念が浮かんでいるんです。だから、何か落ち込んでいる時はとてつもなくデカイものに触れて、「今、自分のくよくよしたものは、ちっぽけなものにすぎない」と思いたいから空を見てしまうのかなって。今回はそういう舞台をやりたいな…と。みんなが見に来て、我々を見てそういう気持ちになったらいいなって。それでこの題名だと!

今回は福岡10回目、そして福岡からのスタートですが・・福岡の印象を教えてください。
最高ですよ。この世の楽園だと僕は思っています。ツアーの最初に福岡でやらせてもらっている意味は大きくて。イムズさんが協力してくださって、ある程度融通もきかせてくれているのもあるのですが…。準備期間にじっくり時間をかけられるとか、スタッフも勢力的に応援してくださるので。雰囲気がいいのと、練習が終わってみんな必ず銭湯に行くんです。体を癒して、出てきた団らん室でビール飲みながら作戦会議をする。インフラが最高なんです(笑)あと、福岡のお客さんを僕たちはすごく信用していて。初日をやる時は120%ぐらい出しちゃう。色んなアイデア含めて、まずは見てもらって福岡のお客さんに判断してもらっていることって結構あります。団らん室の会議で、「あそこカットしよう」みたいな。やっぱり福岡のお客さんに助けられていて。福岡は3回やるのですが、3回目でツアーに持ってく形が出来上がりますね。完成したものは、ツアー中ほぼ変わらないですから。福岡は初日と楽日は見たほうがいいと思います!
今回は本公演のほかにライブもありますが、LIVEへの意気込みなどを教えてください。
そうなんですよ。3年ぶりぐらいになるんですけど、本当はもっとやりたかったんです。また、新たなスタート位置に立っていて。今回やりたかったのは、10周年ってのもあったので我々がやっている活動を、ほぼ全て福岡の人に見てもらいたいなと。ワークショップもいっぱいやるんですよ。子供向けやヨガ教室とか。そういうのを全部見てもらいたい!これで終わりじゃなくて、こういうのもやっているからこれからもよろしくね!って感じで持ってくるんです。これも福岡が初で、これで成功したらこのパターンをほかの地に持ってけたら楽しいなと思っていますね。10周年記念感謝祭みたいな感じで。

この夏はコンドルズというのはこういうものだ!というのを見て体験できると。
そう!参加して体験できる。(近藤)良平さんのワークショップとか出て、コンドルズの振りをやると出来ると思っていたけど難しい!ってことに気づくんです。実は意外と難しいことやっていたんだ!って。これだけ間口があるので、気軽に足を運んで頂きたいです。東京だと人形劇だけの公演を始めたんですよ。人形劇だけで1時間半とか。そういうことをいっぱいやっていきたいし、いずれ人形劇だけの公演も福岡にもってきたい。
何も考えずに幅広い層の方々が幅広く楽しむことができるコンドルズですね。
(近藤)良平氏がよく言うのは、いかに早くあきらめさせるか。考えさせることを出来れば始まって10分以内諦めさせたいと。筋とかストーリーとかテーマとかない、ただ楽しく見ればいいんだって。そういうのって重要で、考えさせられる内容も重要だけど。「何かわからないけど楽しかった」って思わせたら、それはそれですごく重要。いかに早くそっちのモードに変えさせるかですね(笑)先読みしたって、先読みできない展開になっているんです!さっきまで踊っていたのに、いきなりコントが始まったりするんですから。コントやったとおもったら、パフォーマンスが始まったり。追えないようにするのが、うちのポイントです。
コンテンポラリーダンスと言うと一般的には構えてしまう印象があるんですが…
コンテンポラリーって本当はいっぱいあって、気軽に見れそうなのもいっぱいあるんです。ですから、イメージで「考えながら見なきゃいけないのかな」みたいになっちゃってるのも変な話で。なるべくそういうものの間口を広げるというか、“こういうくだらないものもあるよ”っていう係も背負っているつもりなんです。なかなかうちを経由して、コンテンポラリー見に行く人っていないんですよね(笑)でも、そういう役割を背負いたいですよね。どんな人が見ても楽しい、スタジオジブリ見たいな作品を夏はやりたい!海外で世界ツアーを始めた21世紀最初の頃は、日本から来たっていうと能とか歌舞伎とか、舞踏のイメージが強かった時代。でも、僕らみたいな衝撃的なのが行って。脈々とつながる価値観の一つがコンドルズが体現しているもの。色んな雑多なものを取り入れて、それをうまくブレンドするのが日本の特徴。その代表みたいな感じです。現代的な日本が打ち出している文化の1つがコンドルズ。古典芸能がお好きな方も、これがいずれ古典芸能になりますから、早めに見てください。たぶんですけど、わりと舞台の概念をひっくり返している自信はあるんですよ。「え、こんなの舞台にしていいの?」って。だけど、それって、何だかわからない価値観を体現しなきゃ新しい時代とはいえないですよね。昔あったものをそのままは、もっと大御所のみなさんにやっていただければ…。僕らの世代の僕らを体現する時に、上の世代に人に「え?なにこれ?」って言ってもらえるようなものじゃなきゃ面白くない。下の人や同世代には「分かる!分かる!」って、あるいは下の子たちは「こんなめちゃくちゃな人たちがいたけど、私たちはまともなことやろう!」でいいんですよ。それで脈々と続く歴史が面白いと思いますよね。
10回目の来福を前に熱い夏の予感を漂わせてくださった勝山さん。
眩しすぎる蒼空を君に!乞うご期待!とのことでした。
チケット好評発売中!良い席はお早めに!!
イムズパフォーミングアーツシリーズ10 Vol.4
コンドルズ 日本縦断大蒼天ツアー2010
「SKY with DIAMOND」
[スカイ・ウィズ・ダイヤモンド]福岡公演 マスターストーン・スペシャル
【日時】2010年8月20日(金) 開場18:30/開演19:00 ※残席わずか
2010年8月21日(土) ①開場12:30/開演13:00
②開場17:30/開演18:00 ※残席わずか
【開場】イムズホール(イムズ9階) http://www.ims-co.jp
【チケット】全席指定 前売4,000円/当日4,500円
【お問い合わせ】ピクニック 092-715-0374
http://www.picnic-net.com
■コンドルズ公式HPはこちら!!!
http://www.condors.jp